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2018/06/26

東海道五十三次歩き(第25回) 鳴海宿~桑名宿3

(2より続き)

七里の渡しは今はないから(あっても船は無理だ)、鉄道で桑名に向かうしかない。
名古屋で近鉄に乗り換えて30分。桑名駅に到着。再び歩き始める。

桑名宿はマンホールが楽しい。

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七里の渡し。

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蛤。

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桑名の千羽鶴。1枚の紙に切り込みをいれて最大97羽!の鶴を折るという。
桑名市博物館に展示があるとのことだったが、残念ながら博物館に到着した頃にはもうしまっていたのだった・・・

マンホールを撮影しながら通りを行くと海蔵寺がある。

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河岸工事は難事業で、外様大名だった薩摩藩が工事を命じられたが難航し、実に51名もが割腹自殺をしたという。ここには24名の墓がある。

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真ん中のお墓が工事奉行平田靭負のお墓である。
理不尽な幕府の命令に少ない予算での過酷を極めた工事で多数の犠牲者を出した責任をとってのことだという。

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ここには治水観音なるものもあった。
伊勢湾台風の犠牲者の冥福を祈るものとのことだ。

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通り井の説明板があった。桑名は木曽川の土砂が堆積してできたところで水質が悪く、住民たちは飲み水の確保に苦労した。桑名藩の4代目藩主が水路を造り、各所に井戸を設けて用水にしたという。

三崎見附跡(美濃国への出入り口)、石取蔵(蔵前祭車庫)を通り、向かったのは六華苑(ちょうど公園整備中でちょっと遠回り)。

六華苑は山林王と呼ばれた桑名の実業家二代目諸戸清六の邸宅。
洋館部分はジョサイア・コンドルの設計だ。なんと18000平方メートルもの敷地があるそう。

4月に見た「黒井戸殺し」というクリスティ原作のミステリの日本ドラマのロケ地に使われていたので是非訪れたいと思っていた場所。

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洋館は水色の壁で美しい。

中も素敵だ。
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お屋敷からの庭の眺めもすばらしい。

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洋館には和館がくっついていて、蔵や離れもあった。
いや~素晴らしいお屋敷でしたね。

六華苑を出て、川伝いに進み、住吉神社に寄る。

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そこから蟠龍櫓も見えるし、長良川の河口堰も見えた。

七里の渡しへ向かう途中、大塚本陣跡がある。今は船津屋という旅館になっており、本当は撮影したかったところだが、ちょうどバスが到着したところだったので断念。

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歌行燈句碑は撮影した。
泉鏡花の小説「歌行燈」(読んだがすっかり忘れている)を戯曲化した久保田万太郎が船津屋主人に求められて詠んだ句だそうだ。文字はほぼ読めなくなっていたが。

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お隣の山月は脇本陣跡で、そのすぐ先が七里の渡しだ。

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伊勢国一の鳥居。

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蟠龍櫓もすぐそこに見える。
広重の東海道五十三次にも描かれているが、蟠龍とは天に昇る前のうずくまった龍のことで、中国で水を司る聖獣とされており、航海の守護神としてここに造られてものと考えられているとのことだ。これは復元されたものだが。

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川の風景がよい。向こうに見える山はなんだろう?

さて、ここからは東海道復活!
桑名の東海道は道に色がついていてわかりやすい。
桑名宿の脇本陣数は小田原と並んで1位、人口は4位、旅籠の数は宮に続いて2位とのことだ。

舟会所跡、問屋場跡、通り井跡を通り過ぎる。
さすが桑名!このあたりは蛤料理やさんが多い。ちょうどお昼時にこのあたりを通ったら絶対蛤料理ですね。

ここでまた寄り道。九華公園で、桑名城跡である。
桑名城はその形から扇城と呼ばれていて、くわなと読ませた九華と中国の九華扇をかけて付けられた公園名とのことだ。

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お堀がきれいだ。

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天守台跡地には戊辰殉難招魂碑がたっているのだが、石段が崩れやすいということで登るのは禁止されていた。

ここでなんと!3匹の猫に遭遇。

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いずれもなかなかの面構え(笑)。

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柿安(ってここが本店だったんですね)の駐車場から出ると、向かいに本多忠勝の像があった。
徳川四天王の一人で、桑名に入封した際に街造りを行い、川の流れを変えたという。
大きな像だ。

(4へ続く)

マップはこちらを使っています。
 ↓ ↓ ↓
ホントに歩く東海道 第11集 岡崎(新安城)~桑名 (ウォークマップ)

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