【暁斎一門が描く イキイキ生き物たち展】
art-24 【暁斎一門が描く イキイキ生き物たち展】 河鍋暁斎記念美術館
西川口駅近くで遅い昼食をとったあと向かったのは、河鍋暁斎記念美術館。
前々から行きたいとは思っていたのだけど、なかなか行く機会がなく・・・
ようやく行くことができた。
駅からは歩いて15分くらい。
通りの街路樹がかりんっぽい?でもちょっと小さいし、形違う?と思ったが、かりん通りと書いてあったので、やはりそうなんですね。
美術館は住宅街の中になる。
河鍋暁斎の曽孫の方の自宅を改装した、こじんまりとした美術館。
が、3200点も所蔵しているという。
一回に展示されるのは40点あまり。近くにあったら、しょっちゅう通っちゃうなあ。
ちょうどやっていた展覧会は、生き物の絵の展覧会。
第一展示室
まずは、虎、豹、象、獅子。
ライオンがちょっと変な気もするが、暁斎は実際にこれらの動物を見ているらしい。
虎もかなり変?と思ったが、タイトルは虎だけど、暁斎が見たのは豹だったとのこと。
象の戯画が楽しい。
猿の絵(「二匹の猿」)は毛並みも細かく、なかなかリアルだ。暁斎は猿を飼っていたので、じっくり観察できたんでしょうね。
猫(「猫に菊図」)も筆が細かい。
「暁斎楽画」が美しい。動物画の版画集なのだけど、これ全部見てみたいですね。なんでも、セーブルの絵皿の図案にも使われたという。
一番気に入ったのは、「竹に仔犬図」。なんてかわいらしい犬!
弟子、ジョサイア・コンドルの画もあった。暁斎の絵をお手本に描いた「鯉之図」。勢いのある鯉の絵。
第二展示室
暁斎の戯画が並ぶ。
「鳥獣合戦」は暁斎的鳥獣戯画かな。
楽しい絵あり、風刺画あり。おもしろい。
暁斎は蛙が大好きだったということで、蛙の絵がずらーっと並んでいた。
さすが、よく観察しているだけあって、リアルなのだけど、とにかくどの蛙も楽しそうだ。
擬人化された蛙が生き生きと動いている。
「蛙の開化六景」や「蛙の生活」といった蛙で描く風俗画が気に入った。
また是非訪ねたい美術館でした。
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