ハーラン・コーベン『偽りの銃弾』
本日の本
book-18 『偽りの銃弾』 ハーラン・コーベン著 小学館文庫
STORY:夫を殺人事件で失った元特殊部隊パイロットのマヤは、自宅の隠しカメラに写っていた夫の姿を見て驚愕する。夫の死を調べるうちに4ヶ月前に惨殺された姉の事件とつながっていることに気づく・・・
☆☆☆☆ハードボイルドなサスペンス。
この作家ははじめてだったが、いや~おもしろかった!
ヒロインの夫が殺された事件からはじまるのだが、死んだはずの夫がカメラに写っており、調べを進めるうちに、姉の殺人事件へとつながる。
そして、さらに過去の事件へと行き着くという展開。次から次へと謎が謎をよび、読むのが止まらない!
ヒロイン、マヤの過去も次第にわかってくるのだが、戦争のPTSDに苦しんでおり(この話も最後までひっぱる・・・)、現実か幻覚なのかもわからなくなってくる。
戦友の協力を得つつ、次第に真相に近づくマヤなのだが、ラストはえええ!という展開に(言えないのがもどかしいが)。これは驚いたな。
プロローグでは、うるうるときてしまいましたね。
その前の章で終わっていたら、茫然自失・・・なところ、このプロローグがとても感動的。
マヤがまたカッコいいんですね。生き方が。
追い詰められるマヤをついつい応援してしまう。
今年一番のミステリ!(っていうほど読んではないんだけど)
これ、ジュリア・ロバーツ主演の映画が製作中とのことだけど、ちょっとイメージ違うかな・・・
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