【ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ展】
art-34 【ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ展】 パナソニック汐留ミュージアム

汐留ミュージアムといえばルオー・・・
ということでしばしばルオーの展覧会は見ているわけだが、今回は開館15周年記念特別展ということで、ヴァチカン美術館やポンピドゥーセンター所蔵の作品他、今まで見たことのない作品もきているようだったので見に行って参りました。
テーマはキリスト教で、約90点の展示。
第1章 ミセレーレ:蘇ったイコン
ミセレーレ=憐れみたまえ。58点からなる銅版画集である(今回、銅版の展示もあり)。モノクロで、どの作品も深い精神性が感じられるのだが、今回は着色したものや、結局未採用になった作品などもあった。
ミセレーレはモノクロこそだと思っていたけれど、着色したものも悪くない。
がらりと雰囲気は変わるけれど。悲しみより明るさが感じられる。
第2章 聖顔と聖なる人物:物言わぬサバルタン
こんなにたくさんの聖顔をまとめて見たのははじめてかも?
作品の大きさ、色もまちまちだけれど、見開いた目の目力がどれもすごいのだ。
ポンピドゥーセンターのだと思ったが、歯が描かれているのがあって、これはちょっと異質?
いずれにせよ、どれも迫力のある作品である。
ポンピドゥーの「ヴェロニカ」は聖顔とうって変わって穏やかな表情が印象的だ。
よく見る「マドレーヌ」も相当厚く塗られているが、「サラ」もかなりの厚塗りだった。
第3章 パッション:受肉するマチエール
三本の十字架を描いた作品が何点か。十字架だけを描いた作品はあまりないそうだが、この静かな感じも悪くない。
「聖心」のハートが真っ赤でインパクトあり。
お気に入りは、「受難(エッケ・ホモ)」と富山県立美術館所蔵の「パシオン」。
特別コーナーとして、ステンドグラス、十字架が。ステンドグラス職人の元で修行していたとのことで、その横に並んでいた油彩もステンドグラス的である。
ステンドグラス自体も美しい。
七宝なんかもあったんですね。
第4章 聖書の風景:未完のユートピア
聖書の風景だが、いわゆる風景画とは異なる。
どれも色合いが素敵なのだが、汐留ミュージアム所蔵の中では「キリストと漁夫たち」がいいかなあ。水と空のブルーが好き。
ヴァチカンの「秋またはナザレット」は逆に暖色系の色が美しい。空も太陽もオレンジ色で。
ルオーいつ見てもいいですね。
(この展覧会はすでに終了しています。)
ビルの1階で、今までのルオー展のポスターの展示がありました。


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