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2019/01/09

【ルーベンス美術館展】

art-4 【ルーベンス美術館展】 国立西洋美術館

1901091
ムンク展を見終えて、まだ時間がありそうだったので、ルーベンス展へ。
見終えて出てくるともうどっぷり日が暮れていました・・・

Ⅰ ルーベンスの世界
おなじみに絵が2点。
リヒテンシュタイン展でも見た「クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像」。なんて愛らしいんでしょう!はじめ見た時、ルーベンスとは結びつかなかったのだけど(どうしてもワタクシにとってルーベンスはルーヴルの「マリー・ド・メディシスの生涯」)、天使を描かせるとこんな感じではあるんだな。
続いて西洋美術館蔵の「眠るふたりの子供」。兄の子を描いたそうだけれど、これまたなんとも愛くるしい。
「カスパー・ショッペの肖像」。正しく威厳ある肖像画で、まだルーベンスになりきっていないような・・・

Ⅱ 過去の伝統
ルーベンスによる様々な模写など。
ティツィアーノの模写もあったけれど、よく描けている(というのも変だが)。
そのティツィアーノ(と工房)の「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」はえ?サロメってこんな感じ?もっと細身の妖しげな女性のイメージがあるのだが・・・
「セネカの死」がスゴい。ネロによって自殺に追い込まれる場面なのだが、何か強い意志を感じるのだ、そのまなざしに。

Ⅲ 英雄としての聖人たち―宗教画とバロック
ルーベンスの宗教画は結構好き。ドラマティックで。
「天使に治療される聖セバスティアヌス」。矢に射抜かれたセバスティアヌスがが天使に治療される場面が神々しいのだが、おとなりシモン・ヴーエの絵では聖イレネに治療されていて、聖書によれば確かに天使に治療されたわけではなかったのだった。
「キリスト哀悼」のうち、ボルゲーゼの方は、なんかバランスがよくない感じがして・・・リヒテンシュタインコレクションの方がいいなあ。
今回、もっとも印象に残ったのが「聖アンデレの殉教」。劇画タッチというか、構図もダイナミックで目を奪われる。

Ⅳ 神話の力 1 ―ヘラクレスと男性ヌード
「ヘスペリデスの園で龍と闘うヘラクレス」と「ヘスペリデスの園のヘラクレス」。
この肉体美を見よ!という感じだが(笑)、ちょっとマッチョすぎるような気がしないでもない・・・
前の作品は龍をスネイデルスが描いていて、確かに鱗の感じとかはっぽいなと。
「「噂」に耳を傾けるデイアネイラ」は、不穏な空気が漂う絵なのだけど、デイアネイラはヘラクレスの妻(ヘラクレスは妻の嫉妬によって命を落とす)だったのですね。

Ⅴ 神話の力 2 ―ヴィーナスと女性ヌード
ダニエル書にでてくる有名エピソード、「スザンナと長老たち」が2枚。好色な老人たちは徹底的にいやな感じに描かれていて、おびえたスザンナは美しい。
「バラの棘に傷つくヴィーナス」のヴィーナスの表情は痛そう・・・

Ⅵ 絵筆の熱狂
「パエトンの墜落」。これも好きだな。劇的かつダイナミック!光の差し方も含めて。
「ヘラクレスとネメアの獅子」。これまたムキムキなヘラクレス。マニエリスムというわけではないのだけれど。

Ⅶ 寓意と寓意的説話
「マルスとレア・シルウィア」。ドラマティックな作品。どこから風が吹いているのかな?
「ヴィーナス、マルスとキューピッド」。マルスが居心地悪そうなんだけども・・・この授乳場面、どうしても聖ベルナールを連想するのだが。
「エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち」。女性たちが美しい。

結構ヘビーな展覧会ですが、是非どうぞ。


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