キャサリン・ライアン・ハワード『遭難信号』
本日の本
book-2 『遭難信号』 キャサリン・ライアン・ハワード著 創元推理文庫
STORY:アダムの恋人サラが海外出張に出かけ、失踪する。数日後、サラのパスポートがごめんなさいというメモとともに郵送されてきたが、その筆跡はサラのものではなかった・・・
☆☆☆作者のデビュー作。
冒頭、いきなり船から落ちた人物の話から始まり・・・
ちょっとだけ過去に戻って物語ははじまる。
主人公は恋人が失踪してしまった脚本家の卵アダム。
アダム、めそめそいじいじと、ホントにいらっとするタイプ(笑)
これじゃあどうなるの?と思ったのだけど、恋人の行方を追うべく、独自に調査を進めるうちに、鍵となるのが豪華客船であることを突き止める。
が、ここから予想もしない展開に・・・
手がかりをつかんで、犯人を追い詰めたかと思いきや・・・
そうくるか!
ちょっと無理がある気もするけれど・・・
この展開は全然予想していなかった。
この事件と同時に、船の乗務員の話、闇を抱えた少年の話も並行して語られて、これはまた悲しい物語なのだけど、本筋と完璧にからまなかったのは残念だったかな。
いやでも、読ませるミステリーでした。
次回作も期待できますね。
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