「リリィ、はちみつ色の秘密」
本日の映画
movie-9 「リリィ、はちみつ色の秘密」 THE SECRET LIFE OF BEES 2008年米
DIR:ジーナ・プリンス=バイスウッド
CAST:クイーン・ラティファ、ダコタ・ファニング、ジェニファー・ハドソン、アリシア・キーズ、ソフィー・オコネドー、ポール・ベタニー
STORY:1964年アメリカ南部。幼い時に誤って母親を死亡させてしまった少女リリィは、黒人家政婦ロザリンが白人たちから暴力を受けたのをきっかけに、ロザリンを連れて、母の遺品をたよりに旅に出る。養蜂家の黒人さん姉妹と出会ったリリィは・・・
☆☆☆全米ベストセラーの映画化。
まだまだ差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部。
幼少期の悲劇的な出来事で、心に傷を負った少女は、冷たい父親とも心を通わせることができず、辛い日々を送っていた。
選挙に行こうとした黒人家政婦が白人たちから暴力をふるわれたことをきっかけに、父親から逃げ、母が自分を愛していてくれたか(父親の言葉から愛されていなかったのではないかと苦しんでいる)を確かめる旅に出て・・・
遺品の中にあった蜂蜜のラベルをたよりに、養蜂場に厄介になることに。
この養蜂場には黒人三姉妹がおり、世話になりながらいろいろなことを経験することで、リリィは成長し、心の傷も癒やしていく・・・
のだけれど、他の登場人物にも悩みや苦しみがあり、物語の中でも様々な出来事があり・・・
それでも最後には、それぞれが癒やされていく。
冷酷に思えた父親にも心の傷はあったわけで、わずかにリリィと心を通わせることが出来たのがよかったと思う。ちょっとわかりづらいキャラクターだったところが残念だが・・・深い深い悩みを抱えていたのだろう。
この頃のダコタ・ファニング、ホントにうまくて、この子じゃないと成立しない映画と言えるけど、なんといっても、Q・ラティファの包容力が素晴らしい。コメディ演技が楽しいラティファだけれど、ストレートなドラマでもOK。
いい映画だった。
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