東海道五十三次歩き(第31回) 水口宿~石部宿3
(2より続き)
名残松を見て泉川を渡った先に泉の一里塚跡。114里目。

冠木門が見えてきた。

門をくぐると、でかい!
横田の常夜燈(1822年)。万人講中の寄進によって建てられてもので、10.5メートルの高さがあり、道中でも最大級のものだそうだ。

かつて東海道はここ、横田の渡しで野洲川を渡っていたが(冬は土橋をかけた)、今は国道に出て朝国交差点から横田橋を渡って進むことになる。
ここでちょっと休憩。エネルギーチャージゼリーを飲む。
あられがパラパラと降ってきた。
やんだところで出発。
ついに湖南市に入る。

横田橋を渡り、正面に三雲駅が見えたところで左折、こちら側の常夜燈を撮影。
向かい側に比べるととても小さい。
ここでちょっと寄り道。線路を渡る。

新海道(三雲から別れて伊賀に至る道、杣海道)の道標(字は水口の書家、巖谷一六によるもの。力強い字だ)の先に、天保義民之碑がある。
厳重にチェーンが巻かれているフェンスの中にあるが、はずして中に入ることができる。

大徳寺にも供養塔があったが、慰霊碑である。
街道に戻る。
微妙大師萬里小路藤房卿墓所と書かれた道標(妙感寺への道)、明治天皇聖蹟碑を通り過ぎ、荒川橋を渡ると、3つ古い道標がたっている。

「立志神社」、「萬里小路藤房卿古跡」、「田川ぶどう道」と書かれている。

三雲踏切で線路を渡ると、左の山に大きな岩が見えてきた。
これが、八丈岩。
落ちそうで落ちない大きな岩で、猿飛佐助の修行の場とも言われ、受験生が合格祈願に訪れるという。

またもや地蔵。この日はたくさん見たなあ。

おもてなし処があった。こういうのがあるとうれしいですね。プチ休憩をする。
三雲城址と八丈岩に関するパンフをもらう。

すぐ先に大沙川隧道。

天井川で、上に上がってみたが今は水は流れていない。

弘法杉がある。樹齢750年。26メートルの高さ、周囲は6メートルもあるらしい。

かつては茶店があり立て場の役割を果たしていたという夏見の里を通り過ぎ、一里塚跡を見る。115里目。説明板があるのみだ。
夏目会館のお手洗いをおかりする。
このあたりは休憩所もたくさんあるし、お手洗いにも困らないのがいいですね。

新田道の道標を過ぎて、由良谷川隧道。
2つめの天井川だが、工事中。天井川をやめて下に通すらしい。

その先の針公民館にまたまたおやすみ処。
針文五郎(天保義民)顕彰碑があった。
プチ休憩して歩き出す。

子安地蔵尊を見て、ちょっと歩いた先に北島酒造。

1つめの酒造がお休みだったのでドキドキだったけれど、あいてた!
中は立派な造り。
御代栄を購入。

3つめの隧道、家棟川隧道の扁額の説明板。
もう一つあったのですね。1979年なくなったという。

その先にうつくし松への分かれ道が。
国指定天然記念物という松(赤松の変種で傘のように開いているらしい)、見てみたかったけれど、この寄り道は相当キツいので断念。残念だ。
石部宿に近づいてきて、高木陣屋跡などもある。
(4へ続く)
マップはこちらを使っています。
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