東海道五十三次歩き(第31回) 水口宿~石部宿2
(1より続き)
さて、ちょうどいい時間になったのでお昼にすることにした。
城跡からほど近い谷野食堂である。

いただいたのは、名物スヤキ。
ねぎ、もやしと麺をラードで炒めた焼きそばなのだけど、自分で胡椒とソースをかけていただく。
たっぷりかけた方がおいしい。
並でなんと350円。安いですねぇ。

街道に復帰、左折、右折するところに水口石。力石だ。
歌川国芳も浮世絵に描いているという。

百間長屋跡。向こうに稲荷神社も見える。
百間(約180m)の棟割長屋には、下級武士たちが隣り合って住んでいたという。

真徳寺の表門は、水口城の家臣の長屋門を移築したもの。


五十鈴神社の鳥居のしめ縄には絵馬がかかっている。
この日、たまに太陽は出ていたが、曇りベースで次第に空が暗くなってきたと思ったら、ポツポツと降ってきた!
仕方なく、マップをケースに入れ、ザックカバーをかけようとしたら、やんできてまたしまう。この後も時々ポツポツときたけれど、結局傘もささずじまい。

この神社の角に一里塚跡。113里目。
このあたりが西見附で宿を出る。
左折、右折するとまっすぐな道がはじまる。

すぐのところに美冨久酒造。
買う気満々だったのに、なんと!臨時休業・・・
気分が落ち込む・・・楽しみにしていたのだが・・・

このまっすぐな道は北脇縄手という。東海道の整備にともない、曲がりくねっていた旧伊勢大路を廃して、見通しのよい道にしたとのこと。今は松並木は残っていない。
こんなに長い縄手(畷)ははじめて!2.5キロくらいはあっただろうか。

まっすぐな道をひたすら歩く。
田んぼかと思うと、このあたりは麦畑のようだ。

ところどころに地蔵がある。
水路に飛び出しているものも。


柏木公民館の前に櫓のモニュメントがあり・・・

開けると、広重の絵のかんぴょう干しの人形が動く。

広重もいる。

祠や小社を見つつ先を進み、泉福寺に寄ってみる。

クスノキが大きい。

カヤも大きい!

そしてまたもや延命地蔵尊。さすがにこんなにあると数える気は失せる(笑)。

ご本尊は木造の地蔵菩薩(重要文化財)だそうだが、見られず・・・
これと同じ形らしいのだが。

隣り合った日吉神社の拝殿。
(3へ続く)
マップはこちらを使っています。
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