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2019/04/30

【なぞなぞ絵解き 判じ絵展】

art-15 【なぞなぞ絵解き 判じ絵展】 八王子市夢美術館

1904301

ゴールデンウィーク二日目、八王子市夢美術館で開催されている【なぞなぞ絵解き 判じ絵展】に行って参りました。

判じ絵は浮世絵の展覧会でちらほら見ることがあるが、まとまってみるのは初めて(昔たばこと塩の博物館でやっていたのは見損なってしまった・・・)。

判じ絵はなぞなぞのような、だじゃれのような・・・
しかし、一定の法則というか、この絵が出てきたらこう読むというのがあって、それを知っているとある程度はわかるのである。

展覧会は判じ絵絵本と摺り物からスタート。
これが実に難解・・・というか、文章になっていると、全部判じ絵だと疲れる(笑)

続いて歌麿と国芳。
天保の改革時、美人画や役者絵が幕府により禁じられ、美人や役者の名前を判じ絵で表したのだった。なるほど!
これはいいアイディア。今後は注意して見てみよう。

今、ワタクシ的に一番ツボだったのは、地図地名の判じ絵の中でも東海道五十三次。もうちょっとじっくりと見たかったところだ。

わりとわかりやすいのは、食べ物や道具、動植物などの判じ絵だろうか。
コツをつかむとだんだん当たるようになるが(クイズ的おもしろさ)、ちょっと無理じゃない?というのもあったり。
絵の一部分(上半分とか下半分とか)が消えている・・・たとえば、まりの上半分なので「ま」とか、虎の下半身なので「ら」など、ん?と思ってしまう。
妻が逆立ちしてるので、松というのは笑ったけれど・・・

時事的な判じ絵とか、歌舞音曲の判じ絵なんていうのは、その時代に生きていないとわかりにくいですね。

手ぬぐいの柄、鎌○ぬなんてのはしゃれている。他の役者さんの反物の柄もいいなあ。

現代の判じ絵として、のらくろの他に、長谷川町子さんの「サザエさんうちあけ話」の展示があった。これ、何度も読んだことがあるのだけど、なるほど!これも一種の判じ絵と言えるんですね。師匠の田川水泡の影響らしい。

楽しい展覧会でした。
是非どうぞ。

 

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