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2019/05/09

【キスリング展】

art-18 【キスリング展】 東京都庭園美術館

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エコール・ド・パリの画家、キスリングの展覧会に行って参りました。
エコール・ド・パリといえば、藤田嗣治、モディリアーニ、パスキンその他有名な画家がたくさんいるけれど、キスリングは日本ではそれほどメジャーではないかもしれない。
ということで、2007年以来の個展となるそう。

構成は以下の通り。
序:キスリングとアール・デコの時代
第1部   1910-1940:キスリング、エコール・ド・パリの主役
・セザンヌへの傾倒とキュビスムの影響
・独自のスタイルの確立
第2部   1941-1946:アメリカ亡命時代
第3部   1946-1953:フランスへの帰還と南仏時代

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そもそも、庭園美術館にキスリング?と思ったのだけど・・・
このお屋敷にキスリングはキスリングの色彩ってあうのか???
という疑問があったわけですが、これが意外にもしっくりきてたのが驚き。全然違和感ない。

キスリングと言えば、花の絵と女性の絵だけれど、特に花の絵がこの美術館にぴったり。
花瓶に挿した花(あふれ出んばかり)が、美しいこと!
ミモザを描いた絵も2枚あったけれど、これがまた黄色がきれいで感動もの。

静物画もいい。
セザンヌの影響が大で、若干キュビズムの感じもある。
「カサゴ」、これお気に入り。

人物画は親しい間柄であったモディリアーニの影響が大きいかな。
アーモンド型(でも黒目ではない)の目が特徴。

ポスターになっている「ベル=ガズー(コレット・ド・ジュヴネル)」は衣装が伊勢丹の包み柄。
キスリング自身を描いた「アトリエの画家とモデル」は部屋がゆがんでいて、これまたセザンヌを連想する。
超ツボにはまったのは友人を描いた「レオポルド・ズボルフスキーの肖像」。なんで横から板が倒れかかってる??

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庭園もぐるりとまわって終了。

この展覧会を見て、キスリングが好きになりました。
是非どうぞ。

 

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