【江戸の凸凹-高低差を歩く展】
art-26【江戸の凸凹-高低差を歩く展】 太田記念美術館
一昨日、仕事を終えて行った展覧会。
このタイトル、まるでブラタモリ!
ということで、ブラタモリファンのワタクシとしてはいかざるをえません・・・
この美術館はものすごく混んでいるということはいつもないのに、意外と人がいっぱい・・・
月刊『東京人 7月号』とコラボしてるのかな?
是非ともこちらも読まねば!
今回はA3「東京の地形と江戸の名所map」(裏は出品リスト)が置いてあり、展示の横にもこのマップが掲示されているわけだが、東京もこうしてみると意外に高低差があるものですね。
作品は圧倒的に広重が多く、続いて広重の弟子、広景(戯画が楽しい)の作品ほか。
まあでもほとんど広重で、今まで何度も見たことのある作品もあるが、高低差という視点では見たことがなかったらとても新鮮。
実際に歩いたところもあって、確かに坂だったな~とか思ったり・・・
現在の写真が展示されている風景を見ると、もちろん、ビルだらけだったりするのだが、しっかり坂が残っている場所もある。ただ、絵の方がかなりデフォルメされている場合が多いのだが。
広重の名所江戸百景の他、東都名所シリーズ、江戸名所シリーズは見たことがあるが、江都名所シリーズはあまり見たことがなかったかも?
また、東都名所坂つくしシリーズなんてのもあったんですねぇ。まさにこの展覧会向け!
驚いたのは、昔、東京には人工の滝があったということ。
北斎の諸国瀧廻りシリーズの1つ、「東都葵ケ岡の滝」は赤坂の溜池から落ちる滝だったようで・・・
今まで、この絵が東京だとは気づいていませんでした。
二代広重の「江戸名所一覧双六」、楽しそうだけれど、どうやって遊ぶのかしら??
実際、歩いてみたいなあと思った展覧会でした。
是非どうぞ。26日で終了です。
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