アリ・ブランドン『書店猫ハムレットのうたた寝』
本日の本
book-8 『書店猫ハムレットのうたた寝』 アリ・ブランドン著 創元推理文庫
STORY:ニューヨークの書店経営者のダーラは地域のお祭りを計画、成功をおさめたと思いきや、珈琲店の店主の妻が死体で発見され、さらには・・・
☆☆☆コージーミステリ第4弾。
久々にこのシリーズを読んだ。
前作ではニューヨークを離れたいわば番外編だったので、書店の面々や個性的なご近所さん、そしていい感じになっていたリース刑事が出てこなくて、おもしろかったけれどちょい寂しかった・・・
今回はいつもの書店が舞台で、いつものとおりのメンバーが総出演。やっぱりこうこなくっちゃ!
が、ダーラの周りには事件が今回も発生。相次いで死体を発見してしまう。
いつものとおり、天才猫?ハムレットが本を落としてヒントを出してくれるのだけれど、人間様の方はやっぱり気づかない。鈍いな(笑)
まったく推理の方は進行しないうちに事件は勝手に?解決。
唐突に犯人登場なのだった。
という具合にミステリ的にはまあご愛敬なのだけど、やっぱりハムレットがいいキャラ、楽しいシリーズである。
気になるのは、いい感じになっていたリース刑事が突然婚約者を伴って現れたこと・・・てっきりめでたしめでたしになるのかと思いきや・・・気になるなあ。
しかし、このシリーズもあと次作で完結だそうで・・・
もう?
残念だな。
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