【畦地梅太郎 わたしの山男展】
art-36【畦地梅太郎 わたしの山男展】 町田市立国際版画美術館
夏休み9日目は久々に町田市立国際版画美術館へ。
メスキータ展を見て、版画熱にスイッチが入ってしまい・・・
ちょうど見たかった畦地梅太郎の展覧会をやっているということで車で出かけた。
1.山男があらわれるまで
山の版画家と称される畦地梅太郎。
ある時、軽井沢に出かけて浅間山に魅せられ、山を描くようになる。
畦地の作品は今までも何度か見たことはあるのだけど、山男以前の作品はなかったかも?
山男のようなインパクトはないけれど、これはこれでいいですね。
自然の厳しさを描いたような作品ではなくて、なんかこう暖かみがある。
2.山男誕生
が、やはり、畦地といえば山男!
様々な山男がいて、持っているものも、のこぎり、ピッケル、ザイル、ハーケン・・・
顔には線が・・・髭のような影のような?目はだいたいぎょろっとしていて、どれもユーモラス。ふふっと笑ってしまう。
鳥もよく描かれていて、中でも雷鳥が多い。
雷鳥が描かれている作品が、ワタクシ的にはお気に入り。
中でも一番好きなのは「水」という作品。山男と雷鳥の目があっているようなそらしているような・・・
この作品や「鳥のすむ森」なんかは、なぜ山男がまるでだるまみたいなんだろう・・・
その後、一時期、抽象的な表現方法を試みた時期もあったが、再び回帰。家族をテーマとした作品を作るように。でも家族の中心にいるのはあくまで山男!なんだけど、こころなしかやさしいまなざしの山男に描かれているような・・・ほのぼのする。
ほっこりする展覧会。
是非どうぞ。
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