シー・J・ボックス『凍れる森』
本日の本
book-11 『凍れる森』 シー・J・ボックス著 講談社文庫
STORY:ワイオミング州の猟区管理官ジョー・ピケットは、違法ハンターを追いかけるが、死体で発見する。森林局から派遣されてきた女性キャリアは森でキャンプを張る反政府グループに目をつけるのだが・・・
☆☆☆猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ第二弾。
アメリカでは本作が3冊目だそうだ。なぜ2冊目は出版されなかったのかな?
第一弾での悲しみを克服し、新しい家族も得たピケットは、またしても巨悪に立ち向かわざるを得なくなる。
ほとんど味方のない状況で己の信じるところに従い、正義を貫こうとするピケットだが、今回は、さらに悲しい出来事に遭遇し、道を踏み外しそうにもなる。
が、ここで登場するのが鷹匠のネイトという男。
いろいろと謎めいた男だが、ピケットに恩義を感じ、助太刀してくれる。そのおかげで、すんでのところでピケットは道を踏み外さずに済むのだ。
ピケットが全力を尽くしたのにもかかわらず、またもや悲しい結末が・・・
結末もあれでよかったのかどうか・・・
最後まで緊張感漂うミステリだった。
次作も是非読みたい。
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