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2019/11/04

【ラウル・デュフィ展】

art-41【ラウル・デュフィ展】 パナソニック汐留美術館

1911041

汐留美術館で開催中のデュフィ展に行ってきました。
今回の展覧会は絵画の他テキスタイル・デザインの展示がありました。

第1章 絵画 生きる喜びー陽光、海、そして音楽
デュフィといえば、あの明るい色彩が特徴だが、若い頃の作品(は、はじめてかも?)はデュフィと言われないとわからない。
「グラン・ブルヴァールのカーニヴァル」は印象派的な作品で、色調は暗い。
「モーツァルトに捧ぐ」は色調こそ明るいものの、キュビズム的というかセザンヌ的。
「ニースの窓辺」は好きな作品。南仏の明るい光が美しい。
「オーケストラ」や「コンサート」は、音楽好きなデュフィらしい作品だが、細部はきっちり描きこんでいるところと、サラサラッと描いているところと。楽しい音が聞こえてくるよう。
「花束」はダイナミック。

第2章 モードとの出会い
デュフィは詩人のアポリネールから依頼されて『動物詩集またはオルフェウスの行列』への挿絵を木版で制作している。黒と白なので、絵画とは印象が違うが、これはこれでいいなあ。
こうした作品等を見た、デザイナーポワレと共同で布地を開発、その後、リヨンの会社と契約して布地の図案を提供するように。
こうしたデザインを手がけていたことをはじめて知ったのが、なかなかよい。
ペガサスに象・・・ジャングルなんてのもおもしろい。

第3章 花々と昆虫
16年の間、本格的にテキスタイル・デザインに取り組んだデュフィ。
バラをはじめとしたお花、昆虫。
次第に、デュフィの絵画へと近づいていく。
「夏」など斬新なデザインだし、蚕のデザインも!!蚕とともに蛾も・・・おもしろいけれど、ちょっと気持ち悪いような気も・・・

第4章 モダニティ
さらに、絵画へと近づくデザイン。
色も鮮やかだし、デザインも大胆かつ斬新。
ヴァイオリンなどは、音楽好きのデュフィらしいデザインといえるけれど、ダンスホールなんかもいいなあ。
テニスはちょっと不思議??
うろこ模様や幾何学模様などは、今でも人気が出そうな気がしますね。

1911042

デザイナーとしてのデュフィの作品を味わえる展覧会。
是非どうぞ。

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