中山道六十九次歩き(第11回) 大井宿~中井川宿4
(3より続き)
上用水之碑がある上宿休憩所に到着した。
ここで、先ほど買った栗きんつばを食べて少々休憩する。
すぐ先に上宿の一里塚跡。塚があるがっこれは昭和9年に復元されたもので昔の3分の1の大きさという。南側の塚はなし。
脇には明治天皇御鳳輦前駆奉仕蹟碑なるものがあった。
駒場村の青年達が懸命に馬車の先引きを行い小手ノ木坂を通したという。
さらに石仏群!
馬頭観音などもあるけれど、双頭一身道祖神を中山道ではじめて見た。
「是よ苗木道」と彫られていたようだ。
そう、ここは苗木城(是非いつか行ってみたい)へと続く苗木道との分岐点なのですね。
「こでの木坂 左ひだみち」と刻まれた道標があった。
ここで、うっかり階段を見過ごしてしまい、違う方向へ行ってしまい(東からだと間違えないと思う)、慌てて戻る。だいぶ時間が押しているというのに・・・
ぐんぐん坂を下っていくと、高札?が3枚あった。
このあたりが駒場村の高札場跡である。
3基の馬頭観音と南無阿弥陀仏碑。正直なところ文字の馬頭様はおもしろくないなあ・・・
中津川を中津川橋で渡る。
この橋が、広重の晴れの方の中津川のモデルの場所とのことだ。昔の橋は100メートル下流にあったそうだが。
橋を渡って中津川宿に入ってきた。2.2キロもある。
説明板がとてもきれいだ。
素敵な街並み。
はざま酒造。
ここの恵那山を是非買わねば!と思ったが、ちらりと中をのぞいたところ大きな瓶しか見えなかったので、駅前のにぎわいプラザでカップ酒3本セットを買うことにする。他の酒造のも入っているし・・・
枡形の角にうだつのあがる家があった。旧中川家。
白木屋(横井家)にもうだつが。ここは無料休憩所になっているようだったが、ちょうど閉まるところだった・・・ちょっと中を見てみたかったが・・・中二階に隠し部屋があるってわくわくするよね。
十八屋、天満屋と続き、川上屋。
ここの栗きんとんも気になる・・・
枡形を右に曲がり、大阪屋を通り過ぎる。
用水は火災に備えて作られたものだが、明治天皇がきたさいに、馬車が通れるように埋められてしまったという。
これは再現してるのかな?
うだつの上がる庄屋の家。
森家脇本陣跡にあるのは中山道歴史資料館。
奥には土蔵(中には展示)と・・・
上段の間の再現があった。
本当は歴史資料館をじっくり見たかったのだが、いろいろなところで時間をとってしまい、泣く泣くあきらめる。
マップをいただき、木曽五木などを見て(ここまでは無料)出る。
向かいは本陣跡だ。
四ツ目川を渡る。
ここからは恵那山がよく見える。
駆け足で桂小五郎隠れ家跡を見学。
京都に向かう藩主毛利慶親公の行列を待つ間、幕吏の目を逃れて秘かに 「やけ山」に隠れ待機した。
栗きんとんで有名なすや。
先日職場でいただいたこのお店の栗きんとんは甘みが抑えてあってとても上品だった。
というところで中山道歩きはおしまい。
駅に向かう。
途中新しいマンホール発見。恵那山と市の花サラサドウダン。
恵那山もこの日は見納め。
にぎわいプラザに寄って、予定通りワンカップ3点セットと川上屋の栗きんとんを購入。
最後は結構急ぎ足でなんとか駅到着。
4時49分発のワイドビューしなの19号に乗り松本着6時4分。
ここで駅弁を買い、結構待って、6時40分発のあずさ32号に乗った。
あずさに乗るのは相当久しぶりで、すっかりきれいになり、最新式になっていたことにビックリ!
電車が動き始める頃に夕食タイム。
安曇野釜めしと井筒ワインの赤ワインをいただく。
釜めしは、合鴨、しめじ、うずら、椎茸、いんげん、ヤマゴボウ、高野豆腐、野沢菜、栗、チェリーがのっている。
おいしい!
松本駅の駅弁、他にもおいしそうなのが結構あったからこれからが楽しみですね。
あずさがちょっと遅れたが、9時過ぎには帰宅。
約33000歩だった。
これから本格的に冬となり、木曽路は厳しいので、春になったらまた中山道歩きを再開します。
その間は別の街道を歩きます。
(完)
マップはこちらを使っています。
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