【リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展】
art-45【リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展】 Bunkamuraザ・ミュージアム
続いて渋谷へ。
渋谷は恐ろしいくらいの人出で、なかなか進めない・・・
リヒテンシュタインの展覧会には2012年も行っていて、ルーベンスの子どもの絵が印象的だった。今回はどんな作品がきているか・・・
第1章:リヒテンシュタイン侯爵家の歴史と貴族の生活
侯爵家の肖像画から。
肖像画というのは、その人を知らないとふーんなるほどと思うだけなのだが・・・
この章でおもしろかったのは、侯爵家が馬の繁殖に力を入れていたということでの馬の絵。妙につるんとしていたり、柄が牛っぽかったり、馬っぽくない感じというのもツボだったが、たてがみが編まれている!昔は編んでいたんだろうか・・・
第2章:宗教画
フォラボスコ「ゴリアテの首を持つダヴィデ」。ダヴィデの首おおきすぎない?
ヤン・ブリューゲル(子)とヘンドリク・ファン・バーレンの「風景の中の聖母子」。当然、風景をブリューゲルが描いてんでしょうね。風景画に限りなく近い。
ルーカス・クラナーハ(父)「イサクの犠牲」。近景に違う人物が描かれているところがおもしろい。
レーニが2枚。この色調が好き。
第3章:神話画・歴史画
ペーテル・パウル・ルーベンスと工房「ペルセウスとアンドロメダ」。ルーベンスらしい劇的な絵。
ヘンドリク・ファン・バーレン「エウロパの略奪」。めずらしく略奪の前の場面を描いているが、後の方にちっちゃく略奪の場面も。よくよく見ないとわからないなあ。
レーニ、ルーベンスなどの原画のカップ、絵皿などもあったが、上品な感じ。
第4章:磁器ー西洋と東洋の出会い
中国、日本の磁器、そして、デルフト、マイセン、ウィーンの窯のもの。
すごいコレクションですね。
中国のもの、日本の有田焼なども、金属装飾の装飾をつけると絢爛豪華になる。ちょっと不思議な感じではあるけれど。
第5章:ウィーンの磁器製作所
さらに磁器は続く・・・
トカゲがちょいグロテスクだったり・・・
ホットチョコレートを飲むために作られたというカップと受け皿はおもしろい。朝ベッドで飲む際にこぼさないようにとのことだけど、カップには穴があいていて???となった。
気に入ったのは、トランプ柄のカップ&ソーサー。これ、欲しい。
第6章:風景画
ヤン・ブリューゲル(父)「市場への道」。小さな作品だが、よくぞ細かく描いたなと。
フェルディナンド・ゲオルグ・ヴァルトミュラー「イシュル近くのヒュッテンエック高原からのハルシュタット湖の眺望」。この人も細かい・・・というよりは緻密で、写実的。
ロイスダール「オランダの河川風景」。好きだなあ。
ここにもまた磁器が並んでいた。
第7章:花の静物画
この章は撮影可。
いや~華やかだな~
フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラーが2点。これまた細密な描写。
ベターの作品はいずれも鳥が描かれていて、花だけより楽しい。
アントン・デーリング イグナーツ・ヴィルトマンの金地花文ティーセットがまたきらびやかなこと!スフィンクスが怖かったけれど・・・
ゴージャスな展覧会。是非どうぞ。
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