D・M・ディヴァイン『そして医師も死す』
本日の本
book-14 『そして医師も死す』 D・M・ディヴァイン著 創元推理文庫
STORY:医師アランの診療所の共同経営者が不慮の事故で亡くなった。殺人ではないかと告げられ、死の真相を探ろうとするが・・・
☆☆☆著者の長編第2作。
ディヴァインは一時マイブームでいろいろと読んだが、まだ未読のものがいくつかある。
突如、古い感じの本格ミステリが読みたくなり、手にとった。
事故と思われていた男の死が殺人らしいと聞いて、独自に調査を開始する主人公だが、次第に不利な状況に追い込まれ・・・
地方の狭い人間関係の中で、あっという間に噂がたって、絶体絶命に・・・・
はじめのうちはちょっとイライラする展開。
少し間延びしてるかな~
しかし、最後になってこの死がそういうことだったのだということわかって、急展開。
こういうオチは、何度も読んだことがあるのだけれど、すっかり瞞されましたね。
犯人は、勝手にコイツ怪しいと思っていて、実際そうだったわけだけど(笑)、なるほど、だからこの人が犯人ということか!と納得。
やっぱり、うまいな、ディヴァイン。
1962年の作品で、ちょっと古めかしいつくりのミステリだけれど、時々こういうの読みたくなりますね。
まだ未読の作品があるから読もう。
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