【鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開展】
art-44【鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開展】 国立近代美術館
仕事を終えて、近代美術館へ。
1975年から所在不明となっていた鏑木清方の「築地明石町」及び、「新富町」、「浜町河岸」の3点を収蔵した記念にお披露目、他の清方作品を常設展示の一部屋で公開するもの。
翌日(日曜日)で終了ということもあってか、チケット売り場も長蛇の列・・・
中もそこそこ混雑。
常設展示もささって見つつ、3階の部屋へ。
(4階にも一点あり)
「明治風俗十二ヶ月」。
1~12月の様々な風物を添えた美人画。
清方は美人画を描く画家だけれど、風俗画的な美人画が多く、なかなか興味深いし、単なる美人画より楽しい。
このシリーズは季節感もあっていいですね。
そして、3部作。
「新富町」
新富町は花街。ということで描かれているのは芸者さん。後に描かれているのは関東大震災で消失した新富座だとのこと。
傘の明るい色調がワンポイント。
「浜町河岸」
扇子を口元にあてる仕草がかわいらしい。後に見えるのは火の見櫓。
明るい絵。
そして「築地明石町」
いやー、やっぱりこれが好きかな~
凜とした美しさ。後に帆船?が描かれていてモダンだ。
どれも、よくよく見ると着物の柄もとても細かいのがわかる。
美人画は決して得意ではないのだけれど、鏑木清方は好き。
2022年、大回顧展が開催されるとのことで、楽しみ。
※この展示はすでに終了しています。
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