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2020/01/08

【ルノワールとパリに恋した12人の画家たち展】

art-3【ルノワールとパリに恋した12人の画家たち展】 横浜美術館

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【横浜美術館開館30周年記念 オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち】に行って参りました。

オランジュリーがいま改修中ということで、コレクションの約半数くらいが来日。

オランジュリーは、改装前に2度、改装後に1度訪れているのだが、改修したらまた変わるのだろうか・・・また行ってみなければ・・・

オープニングは後半にも出てくるドランのコレクションを築いたギヨーム夫妻の肖像画から。
奥さん、なんか怖そう、気が強そう(笑)

ここからは画家ごとの展示。

アルフレッド・シスレー 1点
「モンビュイソンからルヴシエンヌへの道」心穏やかになれる風景画。。空が広い。

クロード・モネ 1点
「アルジャントゥイユ」船のオレンジ色が印象的。アトリエとして改造した小舟から描いたらしい。

ポール・セザンヌ 5点
「小舟と水浴する人々」横に細長いと思ったら、ドアの上の装飾だったとのこと。水浴画。
「りんごとビスケット」机の傾きもなく、割とフツーな感じだけれど、よくよく見ると、果物の配置が・・・さすがセザンヌ!
セザンヌ夫人の肖像画が2枚。いずれも未完成かと思うような、途中でやめたかのような仕上がりなのだけど・・・
やっぱりいいな~セザンヌ。

アンリ・マティス 7点
「ブドワール(女性の私室)」。マティスといえば南仏の海辺の窓!明るい色彩。
「赤いキュロットのオダリスク」「青いオダリスク」。よく出てくるモチーフのオダリスクだが、赤い方が好みかな~カラフルすぎる気もするけれど。

アンリ・ルソー 5点
オランジュリーにあるルソー作品はどれも印象的でよく覚えている。
「人形を持つ子ども」とても子どもに思えない・・・うっすら髭があるような・・・
「椅子工場」形がおかしい(けなしているわけではないです)。
「婚礼」記念写真的?犬がなんだかおかしい・・・色がちょっと寒々しいような。
「ジュニエ爺さんの二輪馬車」一番好きなのはこれ。皆さんなぜかカメラ目線(笑)馬車の下にいる犬はまあフツーだけど、手前にいる犬が小さすぎるし、車に乗ってる犬は人面犬???

パブロ・ピカソ 6点
奥さんの趣味だったのか、ほぼ新古典主義時代の作品というのがおもしろい。
「布をまとう裸婦」「白い帽子の女」いずれも腕が太くて手が大きいこと!
「泉のほとりの女たち」2点も、なんかがたいがよすぎる!

オーギュスト・ルノワール 8点
ルノワールは決して得意ではないのだけど、ここのコレクションは結構好き。
「桟敷席の花束」ドラマが感じられる1枚。
「桃」なんとおいしそうな桃!1つだけ籠に入っていないのがポイント。
「ピアノを弾く少女たち」柔らかな光。これいいなあ。オルセーのより好きかも。
「ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル」この絵のポイントは、背景にドガの踊り子と競馬の絵が描かれていること。
「花束」豪華。静物画がいいですね、ルノワール。

アメデオ・モディリアーニ 3点
「新しき水先案内人ポール・ギヨームの肖像」ギヨームの肖像画というとこちらの方が記憶にある。尊敬をこめて描いたとのことだけど、結構デフォルメされてるよね。
「アントニア」ピカソより。典型的なアーモンドの目。

キース・ヴァン・ドンゲン 1点
「ポール・ギヨームの肖像」これが一番本人に近い?

アンドレ・ドラン 13点
「アルルカンとピエロ」これはよく覚えている作品。ピエロはギヨームがモデルだったんですね。
好みとしては人物画より静物画かな。「台所のテーブル」、「メロンと静物」、「かごのある静物」など

マリー・ローランサン 5点
「女たちと犬」犬が描かれているのが多いですね。
「マドモアゼル・シャネルの肖像」シャネルはこの絵が気に入らず受け取らなかったそうだけど、なぜ気に入らなかったのか・・・犬はかわいいけど。

モーリス・ユトリロ 6点
「ノートルダム」と「大聖堂(オルレアンの大聖堂)」いずれも不思議な構図。白の時代の作品の方がいいかも・・・
「ベルリオーズの家」これもおもしろい構図。
一番らしい作品は「サン=ピエール教会」だろうか。

シャイム・スーティン 8点
「白い家」「風景」ぐにゃりと家や木々が曲がっていてびっくりする風景画。
「牛肉と仔牛の頭」「七面鳥」子どもの頃、肉屋の鳥の血抜き作業を見て以来、忘れられずによく描いたという。ちょっと不気味。
「小さな菓子職人」これはよく覚えている作品。なんかアンバランスで不思議。

この機会にオランジュリーのコレクションを是非どうぞ。

 

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