ロバート・ロプレスティ『休日はコーヒーショップで謎解きを』
本日の本
book-4 『休日はコーヒーショップで謎解きを』 ロバート・ロプレスティ著 創元推理文庫
STORY:殺人事件が起きたコーヒーショップ。ツケをチャラにしてもらうかわりに犯人捜しを引き受けた詩人がたどりついた真相は・・・他。
☆☆☆短編集。
この作者の短編集は以前読んでおもしろかったの読むことにした。
てっきり、『日曜の午後はミステリ作家とお茶を』の続編だと思ったのだが・・・
違いました。
今回はミステリ作家シャンクスものでなくていろいろな短編(プラス中編)集。
これがまた様々なテイストのミステリ(厳密に言うとミステリっぽくないのもあるのだが)で、いろいろな味わいの物語が楽しめる。
最初の短編「ローズヴィルのピザショップ」からひきこまれる。楽しいミステリ。
かと思いきや次の「残酷」はかなりブラック。
結構好きなのは「共犯」。読後感がよい。
最後の中編「赤い封筒」は意外にも本格推理でなかなかよろしい。
などなど、楽しめた短編集でした。
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