シー・J・ボックス『神の獲物』
本日の本
book-6 『神の獲物』 シー・J・ボックス著 講談社文庫
STORY:ワイオミング州の猟区管理官ジョー・ピケットは、無残に引き裂かれたへら鹿を発見する。続いて家畜に被害が及び、ついには人間の死体が・・・
☆☆☆猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ第3弾。
このシリーズ、なんといっても主人公のジョーがいいんですね。
家族思いで実直、何事にも真摯にむきあい、あくまでも正義を貫く。
それが故に、時に権力とぶつかり、敵を作ってしまう。でも応援したくなる。
今回もまた残忍な犯罪に向き合うジョー。
鷹匠ネイトや妻の助けを借りつつ(でもあいかわらず、保安官らに敵視されている)、少しずつ真相に迫る。
これって、実際にアメリカで起きた家畜が引き裂かれたという70年代の事件や、メタンガス採掘に関わる問題を盛り込んでるんですね。
結局実際の事件は解決がついたようなつかなかったような・・・だったようだが、一応小説ではちゃんとした解決をつける。これがぞっとするんですね。犯人怖い・・・
と思ったら最後に???
さらにオチが・・・
続きも是非とも読みたいと思う。
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