【日本絵画の隠し玉展】
art-14【日本絵画の隠し玉展】 大倉集古館
久々の大倉集古館。
リニューアル後はじめてである。
外観もすっかりきれいになりましたね。
位置も8メートルだったか動かしたらしい。なんで?
ロッカーに荷物を預け(ロッカーあいてないところも多いですが)、手指の消毒、検温をして入場。
中は床張り替えました?
英一蝶からスタート。
2点あったけれど、どちらもいいなあ。
「布袋図」袋に包まれて眠っている布袋。こういう布袋ははじめて!おもしろい。
「仔猫に蛤図」丸まって眠る仔猫がかわいいのだけど、なぜ蛤が描かれているんでしょう?
布袋といえば、松花堂昭乗の「布袋各様図巻」あらゆる布袋のポーズ。とってもユーモラス。
職人尽画帖も興味深い。できれば全部見せてほしかった・・・
山口雪渓「十六羅漢像」今までになかった十六羅漢!龍とか虎とか天狗とか・・・動物(じゃないのもあるけれど)が一緒に描かれるのがおもしろい。
「扇面散らし図屏風」なかなか扇には描かないでしょというものまで描かれている。人物は飛んじゃってるし、富士山もあれば波もある。
今回一番気に入ったのは「虫太平記絵巻」登場人物がみな頭に昆虫をつけてるのです。蛇とかとかげとか虫じゃないのもあったけれど・・・
太平記がこうなるとは!
「百鬼夜行絵巻」もおもしろい。妖怪たちが全然怖くないのだ。
「蔦之細道・墨田川図」おお、懐かしい。蔦之細道は宇津ノ谷峠を越える古道じゃないですか。伊勢物語にも出てきますね。
英一蝶「大井川富士山図」これまた東海道を思い出すけれど、実際は大井川からはこんなには見えないんですね。
塩川文鱗「瀑布之図」流れ落ちるところはかなり細かく描いているのだが、滝壺はほとんど描きこんでいない。水が流れ落ちるもやもやを表現しているのかな。
曽我二直庵「蜆子和尚龍虎図」蜆子和尚の左右になぜ龍と虎が描かれているんだろうか・・・和尚が蝦を食べる顔といったら!
最後は伝周分「寒山拾得図」で笑わせてもらいました。
楽しい展覧会でした。
(すでに終了しています)
« 新宿:クア・アイナ ルミネエスト新宿店 | トップページ | エンゲルヒェン »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 【特別展はにわ】(2024.11.25)
- 神代植物公園3(2024.11.19)
- 【カナレットとヴェネツィアの輝き展】(2024.11.04)
- 【英一蝶展】(2024.10.14)
- 【田中一村展】(2024.09.23)
コメント