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2020/07/27

【日本絵画の隠し玉展】

art-14【日本絵画の隠し玉展】 大倉集古館

2007271

久々の大倉集古館。
リニューアル後はじめてである。

外観もすっかりきれいになりましたね。
位置も8メートルだったか動かしたらしい。なんで?

ロッカーに荷物を預け(ロッカーあいてないところも多いですが)、手指の消毒、検温をして入場。
中は床張り替えました?

英一蝶からスタート。
2点あったけれど、どちらもいいなあ。
「布袋図」袋に包まれて眠っている布袋。こういう布袋ははじめて!おもしろい。
「仔猫に蛤図」丸まって眠る仔猫がかわいいのだけど、なぜ蛤が描かれているんでしょう?
布袋といえば、松花堂昭乗の「布袋各様図巻」あらゆる布袋のポーズ。とってもユーモラス。

職人尽画帖も興味深い。できれば全部見せてほしかった・・・

山口雪渓「十六羅漢像」今までになかった十六羅漢!龍とか虎とか天狗とか・・・動物(じゃないのもあるけれど)が一緒に描かれるのがおもしろい。

「扇面散らし図屏風」なかなか扇には描かないでしょというものまで描かれている。人物は飛んじゃってるし、富士山もあれば波もある。

今回一番気に入ったのは「虫太平記絵巻」登場人物がみな頭に昆虫をつけてるのです。蛇とかとかげとか虫じゃないのもあったけれど・・・
太平記がこうなるとは!

「百鬼夜行絵巻」もおもしろい。妖怪たちが全然怖くないのだ。

「蔦之細道・墨田川図」おお、懐かしい。蔦之細道は宇津ノ谷峠を越える古道じゃないですか。伊勢物語にも出てきますね。

英一蝶「大井川富士山図」これまた東海道を思い出すけれど、実際は大井川からはこんなには見えないんですね。

塩川文鱗「瀑布之図」流れ落ちるところはかなり細かく描いているのだが、滝壺はほとんど描きこんでいない。水が流れ落ちるもやもやを表現しているのかな。

曽我二直庵「蜆子和尚龍虎図」蜆子和尚の左右になぜ龍と虎が描かれているんだろうか・・・和尚が蝦を食べる顔といったら!

最後は伝周分「寒山拾得図」で笑わせてもらいました。

楽しい展覧会でした。
(すでに終了しています)

2007272

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