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2020/11/04

中山道六十九次歩き(第13回) 馬籠宿~妻籠宿~三留野宿4

(3より続き)

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高札場跡。

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枡形。

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口留番所跡(中山道を行く人々を監視したところ)を通り過ぎた先にある大きな岩が鯉岩。
鯉には見えないなあと思ったら、明治24年の濃尾大地震で形が変わってしまったらしい。

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確かにこれだったら鯉に見えますね。

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岩の前にあるのが熊谷家住宅。
この建物は、19世紀初頭に建てられた長屋の一部であるが、左右の建物が取り壊され、建て替えられたことから、長屋の間取りの右半分と左半分が残り、一軒の家として使用されたものとあった。

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内部。

妻籠宿を出て先を進む。
ここまで時間を見つつきたが、どうやら寄っても大丈夫そう・・・ということで妻籠城跡まで上ってみることにする。

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竹林を通り抜け、堀切、帯曲輪など通りつつ、頂上へ。

小牧・長久手の戦いの一環である妻籠城の戦いの舞台となった山城。
関ヶ原の戦いに間に合わなかった徳川秀忠が勝利を知らされた場所でもあるという。

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御嶽山大権現。

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妻籠宿が見えた。

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こちらは南木曽駅の方だろうか。

街道に戻る。

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蛇石。こちらから見ると蛇かな?

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道はまた上りになるが、そこにあったのが良寛歌碑。
「この暮れの もの悲しきに若草の 妻呼びたてて 小牡鹿鳴くも」
中山道を通った折に詠んだ二首の内の一首とのこと。

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やがて大きな塚が見えてきた。
上久保一里塚である。南木曽町で唯一原形をとどめているもの。57里目。

かぶと観音。
木曽義仲が平家打倒のため北陸道を京都へ向かう際、木曽谷の南の押さえとして妻籠城を築き、その鬼門に当たる神戸に祠を建てて観音像を祀ったのがはじまりとのことだ。

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兜をもった観音様だが、観音堂の中にも観音様がいらっしゃるようだ。

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木曽義仲が弓を引こうとした際に邪魔になった松を巴御前が袖を払って横倒しにしたというのが、袖振りの松だが、平成21年松食い虫によって枯れてしまい伐採したとのことだ。伐採された松の実から育った松はまだまだ小さい。

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こちらがその伐採された松で作られた水船である。

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文政8年(1825)の百万遍供養塔、西国三十三所供養塔、庚申塔、南無阿弥陀仏碑。

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木曽川が見えてきた。

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南木曽駅への道との分岐点にSLがあった。
中央西線の木曽谷沿いに走っていたのですね。

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和合の枝垂れ桜のところでこの日の街道歩きはおしまい。
駅へと向かう。

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南木曽駅。
電車がくるまでしばし待合室で休む。

きた電車はワンマンで、整理券をとったのだが塩尻で降りるのだから必要なかったな?

1時間半ほどで塩尻到着。
いったん外に出て、駅弁を買おうと思ったらなんと!売り切れ。しかももうおにぎりも1個しかないという・・・まあ薄々そんなこともあるかもとは思っていたけれど、さて困った!
ググってみると駅前に1軒飲食店があることがわかり急ぎ向かう。

おそらく蕎麦とか山賊焼がメインのお店かなとは思ったが、蕎麦は昼も食べたし、電車の時間に間に合うようすぐに出てくるものということで、かけラーメンを頼む。

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なんとラーメンになめこがのっている!
そして、きなこのかかった発芽玄米と、わけぎのぬたもある。

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ささっと食べ、駅の売店でビールとつまみと買ってあずさに乗り込む。

いやはや、やはり松本経由の方がいいのだなあ。
そして、日の入りも早くなってきたので、次回は名古屋経由で帰った方がよさそうだ。なにしろ、このあたりの中央線はとても本数が少ないので。

家到着は10時過ぎ。
約32400歩。

次回はアップダウンはなさそうです。

(完)

マップはこちらを使っています。

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