【大津絵展】
art-25【大津絵展】 東京ステーションギャラリー
大津絵の展覧会に行って参りました。
大津絵といえば、東海道を歩いた際に大津で目にしたなと。
いや、たまーに見ることはあったけれど、こんなにまとめて見たのは初めてだ。
構成は次のとおり。
Ⅰ 受容のはじまり~秘蔵された大津絵~
Ⅱ 大津絵ブーム到来~芸術家のコレクション~
Ⅲ 民画としての確立~柳宗悦が提唱した民藝と大津絵~
Ⅳ 昭和戦後期の展開~知られざる大津絵コレクター~
大津絵は題材が限られており、そのテーマごとの展示かと思いきや、コレクターごとの展示というのがおもしろいですね。
大津絵というと、まずは「鬼の念仏」、「藤娘」が思い浮かぶけれども、他にもいろいろある。
定番のテーマは大津絵十首種と言われ、
外法の梯子剃り、雷公、鷹匠、藤娘、座頭、鬼の念仏、瓢箪鯰、槍持奴、釣鐘弁慶、矢の根五郎
だそう。
ああなるほどと思ったけれど、雷公と矢の根五郎は見たことあったかな?
その他で好きなのは、「猫と鼠」、「酒呑み猫」。
前者は猫がネズミを食べようと酒を飲ませ、唐辛子をつまみに出していて、後者は逆にネズミが猫に酒を飲ませている。まさか?ネズミが猫を食べないと思うけれど、こらしめようとしてるのかな?トムとジェリー的な感じ?
今まで見たことがなかった中で気に入ったのは、「青面金剛」、「鷹」。
街道歩きで青面金剛はたくさん見ているので親しみがあるんですね。
鷹は、とても鷹に見えないかわいらしくなっているのがポイント。
今回、同じ題材の画を見比べるのも楽しかったですね。
うまいねと思うのもあり、これはウマヘタと思うのもあり。
全体にこのゆるさがいいなあ。
明日でこの展覧会も終了です。
是非!
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