【トライアローグ展】
art-4【トライアローグ展】 横浜美術館
お正月4つ目の展覧会はトライアローグ展。
ってなんだろうと思ったらば、3つの公立美術館、横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館の3つの美術館の持ち寄り展覧会なんですね。
このうち愛知県美術館は行ったことがなく・・・いつか行きたいな。
SectionⅠ 1900sー アートの地殻変動
はじめから引き込まれましたよ。
ピカソからスタート。
愛知のは青の時代「青い肩かけの女」。寒々しい絵。
富山のは新古典時代の「肘かけ椅子の女」。これはわりと好きかも。
横浜のはシュルレアリスム「肘かけ椅子で眠る女」。主題は同じなのに崩れるという・・・
続いてレジェ。久々にレジェは見たけれど、いいなあ、力強いし明るいし。
マティス、デュフィも明るい。今見るとなんかうれしい。
マティスは窓がポイント。
シャガールも楽しい。
クレーが5点。はじめて油彩転写という技法を知りました。知るといっそうおもしろいなあと思う。
アルプ。鳥の骨格とか森とか。なんかわかるようなわからないような・・・
SectionⅡ 1930sー アートの磁場転換
エルンスト。不思議ですよねぇ。なんかいつもSF映画の世界だなと思う。
ミロ3点。初期の頃のミロなので結構好き。晩年のばしゃって作品はあまり好きではないので・・・
おおっ、オッペンハイムのりすが2点!!2つが出会ったのは初めて?ビアジョッキと毛皮からできてるのだけれど、確かにりすに見えるんですね。
ダリ2点。「ガラの測地学的肖像」はわりと普通なんだな。
マグリット。横浜美術館の「王様の美術館」は好きな作品。
デルヴォーはいつみても不思議。幻想的なんだけど、裸婦はリアルで。なんともいえない感じだけど、結構好き。
そしてバルテュス。愛知なのですね。。「白馬の上の女性曲馬師」。これまた不思議すぎる。
おおっ、ジャコメッティ。これはまた細すぎ、小さすぎ。
コーネルといえば箱だ。
ポロックの作品は富山のもの。「無題」。これはまだわかる方かも?
ルーチョ・フォンタナの「空間概念」は切り裂いただけという・・・
SectionⅢ 1960sー アートの多元化
ベーコンが2点。奇妙だなあ。決して好きな画家ではないのだけれど、なんかじーっと見てしまう。
ビストレット「エトルリア人」は鏡を含めて作品なんですね。
この人物もインパクトあったけれど、もっとインパクトがあったのが、イヴ・クライン「肖像レリーフアルマン」。青が強烈。
アルバース「正方形のオマージュ」は愛知と富山に。これは2つ並べてみるとおもしろい。
アルマンの「バイオリンの怒り」。よく壊したな(笑)。
好きなリキテンスタインが2点。このポップさがいい。ウォーホルより好きかも・・・スタローンの写真が見られたのはうれしいが。
ラストの方にリヒター「オランジェリー」。この色の組み合わせいいなあ。
コロナで海外から作品がこない状況が続く中、3館で持ち寄るというアイディアがいいですね。
この展覧会を最後に改装のため長期にわたって休館となる横浜美術館。再会する日を楽しみに待ちましょう!
この後、常設展示に移動。
気に入った作品たち。
美術館でいただいた立体グリーティングカード(ペーパースカルプチャー)。
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