近藤史恵『マカロンはマカロン』
本日の本
book-1 『マカロンはマカロン』 近藤史恵著 創元推理文庫
STORY:小さなフレンチのお店、ビストロ・パ・マル。謎めいた言葉を残しなぜパティシエは姿を消したのか?三舟シェフは不可解な謎をあっという間にといてみせる・・・シリーズ第3弾。
☆☆☆ビストロミステリ第3弾。
1、2作目がおもしろかったので3作目も読んでみた。
前作は、語り手が変わったりフランスでの物語もあったりしたが、今回はまた原点に戻り、ビストロが舞台かつギャルソンが語り手となる。
1つ目の「コウノトリが運ぶもの」から、読み終わったあとにじわーっときたのだけど、やはり読み心地のいいミステリで、気持ちがほんわかするのがよいですね。
「青い果実のタルト」はちょっとぞくっとくるし、「タルタルステーキな罠」も最後の最後まで不穏な空気が流れるし、「ヴィンテージワインと友情」も苦い結末だったりするけれど、基本安心して読めるミステリなのがよろしい。
好きなお話は1つ目と「ムシュ・パピヨンに伝言を」かな。
そして、またまたおいしそうなお料理のオンパレード!
よだれが垂れそう(笑い)。空腹の時には絶対読んではいけませんね。
次作も早く出ないだろうか??
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