松姫古道~八王子城跡~武蔵陵墓地1
前の週に八王子七福神めぐりをして、松姫(武田信玄の息女)ゆかりのお寺、信松院を訪れた。
八王子城跡をまわる計画を立てていたのだけど、どうやら松姫が出家したお寺、心源院から八王子城跡に至る山道が松姫古道と言われていると知って、ならばここを歩いてみようということになった。
登山マップによると、心源院歴史古道と書かれている松姫古道は、近年になって整備されたようだが、松姫様の師匠卜山(ぼくざん)禅師は、弟子となった八王子城主北条氏照に会いにいくのに、山道を通っていったという話もあるので、松姫ももしかして?この道を通ったのかもしれない・・・(勝手な想像)
7時過ぎの電車に乗り、高尾からバスに乗る。
予定より2本早いバスに乗ることができて、川原宿大橋停留所にて下車、心源院に到着したのは8時10分。
心源院は、松姫が剃髪し信松尼の法名を賜ったお寺である。
入り口入ってすぐのところに八王子千人同心、小谷田子寅の碑があった。天文学、医学に明るく、民衆い慕われた人物だったとのことだ。
碑の横にはお地蔵さんたち。
山門。
鐘楼と本堂。
梵鐘の鐘には地元の詩人・中村雨紅直筆の歌詞が彫られているのだそう。夕焼け小焼けの作詞者ですね。見そびれてしまった。残念。
登山口は本堂の奥にある。
入り口のベンチで装備を整えて登山開始。
男坂は倒木などで通行止めのため女坂を行く。
松姫の山越え杖も置いてあったが(最後の方に返すところがあったような?)、マイストックを組み立てる。
この日は平地では13度くらいになる予報だったが、朝は寒かったので、霜柱が長い。
ホオジロがいた。
この後も、ずっと小鳥の声が聞こえてきて、先月歩いた関東ふれあいの道・小鳥のみちよりたくさんいるのでは?というほど。
15分くらい登ると結構上がってきたことがわかる。
2018年秋の台風で、ところどころ道をふさぐように倒木がある。
すごい台風だったんだなあ。そういえば電車も止まったっけ。
向山北砦到着。
標高286メートル。
この日のためにスマホに高度計のアプリを入れてきていて、おもしろいので要所要所ではかったみたのだが、かなり正確なこともあったり、ちょっと違うこともあったり。ここではかったら、259.3とちょっと低かった。
ところどころにこうした手作りの道標があり、わかりやすい。
少しずつ気温も上がってきていて快適な歩きだ。
大六天に行ってみる。315メートル。
スマホで測定してみたら、312.5メートルだったので意外と正確だった。
ここからの眺めはよく、新宿あたりもよく見えるし、筑波山もうっすらと見える。
なぜ大六天というかの説明も書いてあった。
昔ここにお堂があり、江戸時代に流行った第六の神(世の平穏と男女のめぐりあいを担当している・・・とか)を信仰する宗教だったころからこの地名になったという。
道に戻る。
ここから道は下ってまた登る。このあたりから道標が少なくなってしまうが(大六天までで引き返す人が多いのかも)、木に白いペンキが塗ってあるので迷うことはない。
三叉峠到着。
当初の予定では、八王子城址には向かわずショートカットして北条氏照の墓に降りる予定だったのだが、わりといいペースで進んできていて、せっかくなので八王子城址もまわって行こうということになった。
(2に続く)
« ヴィーニャ・サン・エステバン クラシック カベルネ・ソーヴィニヨン | トップページ | 松姫古道~八王子城跡~武蔵陵墓地2 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 山手線一周(第9回) 上野駅~東京駅(2024.11.24)
- 神代植物公園5(2024.11.21)
- 神代植物公園4(2024.11.20)
- 神代植物公園3(2024.11.19)
- 神代植物公園2(2024.11.18)
« ヴィーニャ・サン・エステバン クラシック カベルネ・ソーヴィニヨン | トップページ | 松姫古道~八王子城跡~武蔵陵墓地2 »
コメント