【土門拳 × 藤森武写真展 みちのくの仏像】
art-7【土門拳 × 藤森武写真展 みちのくの仏像】 八王子市夢美術館
八王子市夢美術館で開催されている仏像の写真展に行って参りました。
仏像の写真といえば土門拳だが、写真の多くは京都や奈良などで撮影したもので、東北での撮影は中尊寺などのみであまりないという。
今回、土門拳の作品は8点のみで、あとはお弟子さんの藤森武の作品となる。
はじめに土門拳の8点。すべて中尊寺を撮影したもの。
やはり中尊寺の金色堂はキンキラキンで得意ではなく・・・
もっと渋い仏像たちの写真があったらなあと。
あとは、藤森武の作品が県別に展示されている。
これが予想以上によくて、結構見入ってしまった。
まずは青森の円空仏6点。
遠くからみて、あの目は円空に違いないと思って、実際そうだったのだけど、これらは初期の頃の円空仏で、しっかりと、細かく彫られているのに驚く。後年の荒削りな仏像とは違うのだ。が、やはりほほえみをたたえたお顔は同じで、見ているとこちらも微笑んでしまう。
凜としたお顔、柔和なお顔、いろいろな表情の仏像があったが、おもしろいものも多数。
たとえば、どうみても胴長すぎるもの、妙に細すぎるもの、姿勢が悪すぎるもの、目力が強すぎる不動明王などなど・・・
今回、もっともツボにはまったのは、十二神将像。
それぞれ頭の上に十二支の動物がいるのである。ポーズも表情も違って、うーん、おもしろい。
何十年に1回しか見られない仏像などもあり、充実した展覧会でした。
仏像好きの方は是非!
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