羽村・福生ウォーキング1
夏の間は暑くてウォーキングも難しいけれど、そろそろ気温も下がってきたことだし、ウォーキング再開。
ただし、まだまだ緊急事態宣言下なので、近場を歩くことにした。
散歩の達人を参考に、羽村~福生を歩くコースである。
仕事に行く時とほぼ同じ時間に出発、青梅行きの電車に乗り、約30分ほどで羽村駅に到着。9時半前に歩き始める。
はじめの目的地は駅近くのまいまいず井戸である。
五ノ井神社の境内にある。
まいまいず井戸のまいまいとはカタツムリのこと。井戸がカタツムリの殻に似ていることからこう呼ばれる。
地層が、砂礫層の上に火山灰層があるため地表面から地下水脈までが深く、いったん粘土層まで掘り下げ、そこから井戸を掘った。地層が脆くて地下水脈まで垂直に掘っていくのが難しかったが故にこのような形になったらしい。
こちらの井戸は鎌倉時代のものとされていて、とても立派(もちろん修復されている)。直径16マートル、深さ4メートルとのことだ。
らせん状の小径を降りていくことができる。
彼岸花が満開だ。
駅を東口から西口へと移動、次に向かうのは禅林寺。
お寺坂を下る途中に馬の水飲み場跡があった。
坂の下に住む農家の人たちが、坂の上にある畑に行く際、荷物を運ぶのに馬の力を借りたので、途中に水飲み場を作ったのだという。
さらに坂を下ろうとしたら、中里介山の墓の標識があり、お寺より先に墓地に行くことにする。
ここもまた彼岸花が満開。ボロボロのアゲハがとまっていた。
ありました!中里介山のお墓。
五輪塔の前に、大菩薩峠から運ばれたという石が積み重ねられている。
『大菩薩峠』を読む日はくるだろうか・・・
大菩薩峠に行って見たい気はする・・・
この墓地は崖上にあって、眺めがよい。
少し雲はかかっているが、山並みも見える。
お寺に下って行く階段を発見。
下って行くと、石仏が。
萩が咲いている。
本堂。
六地蔵。
山門は文久2年(1862)のものだそう。
多摩川沿いにでて少し歩くと、玉川水神社がある。
玉川上水の守護神だ。
隣に幕府が設置した上水管理を行う役所=陣屋が置かれたが、現在は茅葺き屋根の陣屋門が残るのみである。
羽村堰に出た。
水が豊富だ。
牛枠。
水の勢いを弱め堤防が壊れるのを防ぐ川倉の一種である。
木材を組み立て、川床の玉石を詰めた蛇籠で固定している。
玉川兄弟の像。
多摩川の水を玉川上水に取り入れるために堰を築いた玉川兄弟。上水はここから四谷大木戸まで約43キロ続く。
そういえば、甲州街道歩きの際、四谷大木戸で碑の写真を撮ったっけ。
羽村堰下橋を渡り、向こう岸へ。次の目的地は羽村市郷土博物館である。
水辺は涼しくてよい。
(2へ続く)
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