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2021/12/05

中山道六十九次歩き(第18回) 奈良井宿~贄川宿1

本来なら、今回は宮ノ越~薮原~奈良井を歩くはずだったのだが、途中に鳥居峠があり、この寒さ、雪などを考えると冬は難しいと判断、とばして奈良井宿から歩くこととした。季節がよくなったら峠を越えよう!

奈良井は行くまでに時間がかかる。
一番早いあずさで塩尻まで行き、バスに乗っていくという手もあったが、立川8時24分のあずさに乗り、塩尻で普通電車に乗り換えて行ってもそんなに到着時間は変わらない・・・
ということで遅く出て行くことにした。

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この日は天気がよく、富士山をはじめとしてたくさんの山が見えた。

塩尻着10時27分。

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10時54分の電車に乗り、奈良井着は11時26分。
途中の洗馬駅あたりでは雪が残っているのが見えたので、奈良井はどうだろう?と思ったが、到着してみると雪はなし。前日は雪が舞ったそうなのだが、たいした雪ではなかったのだろう。

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いやしかし、寒いのは寒い。
標高934メートル。JR東海の中で最も標高が高い駅らしい。

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駅を出るとすぐのところに木曽五木が植えられていた。
やっぱり何度聞いてもまともに5つ答えられた試しがない・・・

奈良井宿は漆器、塗櫛等の木工業が盛んで鳥居峠を控えて木曽路一番の賑わいだった。約1キロにわたって町並みが形成されており、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている。本陣1、脇本陣1、旅籠5。

街道歩きは西のはずれ(京方の見附)まで行ってスタートするつもりだが、とりあえずまずは食事をということで蕎麦やさんに向かう。

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がしかし、素敵な風景についつい写真をたくさん撮ってしまう。

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マンホールは旧楢川村のデザインで、村の魚イワナと村の木のナラが描かれている。

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奈良井宿にはたくさん蕎麦やさんがあってどこにしようかと迷ったのだけど、続膝栗毛にも書かれている旧旅籠の越後屋さんに入ることに。

なかなか中もいい感じだ。

そして頼んだのは、ようやくこの季節がやってきた!というすんきそば。

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まず、お漬け物をいただく。
野沢菜を漬けたものはまだ浅い段階らしい。

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すんきそばは、すんきの酸味がいい感じである。
赤カブの葉を乳酸菌発酵された漬け物で、冬の時期しか食べられない。ようやく食べられて満足だ。

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杉の森酒造。
1793年創業の酒蔵だが、2012年閉じたものの、今年再生してオープンしたらしい。まだ買えないのかな?

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さすが木曽!自販機も木なんですね。

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ずんずん進んで・・・

ようやく西のはずれに到着。

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向こうに、鳥居峠への登山口が見える。早く歩きたいなあ。

鎮神社より街道歩きスタート。

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鳥居の向こうに見えるのは神楽殿。

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拝殿。

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境内から見る宿の様子もなかなかよい。

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入り口にあったのは、蠶魂大神の石碑。
このあたりも養蚕業がさかんだったのかな?

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高札場の復元。ここが京方の見附である。

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隣に水場があった。
この宿には6カ所の水場があり、それぞれに組合があって管理されている。生活用水、火災が発生した場合に延焼を防ぐ目的に作られたもの。ここは宮の沢。

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後ろにいろいろな石造物がある。

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南無阿弥陀仏碑、庚申塔など。

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12時半まで閉まっていた中村邸がちょうどあくところだったので、見学する。
卯建ではなく、袖壁が見える。
小屋根には、猿の頭の形状に加工した木製の猿頭が使われている。
屋根板を並べて、下から釘を打つやり方は、泥棒が乗りかかった時に壊れやすくするというものらしい。戸はとても小さい。

中村邸は櫛問屋中村利兵衛の屋敷で、奈良井宿の典型的な町屋の様式。昨年主屋と土蔵が重要文化財に指定されている。

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2階建てだが、真ん中が吹き抜けになっていて、表2階と裏2階は別々の階段でのぼる。間口は6メートルだが奥行きは17.1メートルありうなぎの寝床状になっている。

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まずは表2階へ、箱階段で上がる。

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上には茶室があった。

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奥の部屋。

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一階より二階が張り出した出梁造りになっていて、よくよく見てはみなかったけれど、櫛の漆塗りの作業が行われていた痕跡があるらしい。

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2階から外を見下ろしてみる。

1階に降りる。

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お座敷。

(2へ続く)

マップはこちらを使っています。

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