フェルディナント・フォン・シーラッハ『禁忌』
本日の本
book-17 『禁忌』 フェルディナント・フォン・シーラッハ著 創元推理文庫
STORY:写真家として大成功をおさめたセバスティアンはある日、若い女性の誘拐殺人容疑で逮捕される。刑事に脅され自白してしまった彼の弁護にあたった敏腕弁護士ビーグラーだが・・・
☆☆初シーラッハ。
『犯罪』『コリーニ事件』で話題をさらったシーラッハ。なかなか読む機会に恵まれず、今回、五十音読書チャレンジで「き」の順番がまわってきたので思いついて読んでみたのだが・・・
うーん、これはじめてシーラッハを読む人が読む本じゃないですね。
あまりに特殊すぎる・・・
正直これ、ミステリといっていいかどうか・・・
もちろん謎はあるのだけれど、えーそんな展開かと。
はじめはこれはどうなるんだろ?
これが事件に発展するのかな?と思ってグイグイ読み進めたのだけれど、だんだんなんかおかしいなと。
唯一おもしろかったのは弁護士の人物像。
有能なんだけど、なんだかずれてる人物で、妙に人間臭い。
この弁護士登場の物語はもっと読みたいなと。
やはり読む順番を間違ったようです。
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