中山道六十九次歩き(第18回) 奈良井宿~贄川宿3
(2より続き)

こうした旧宿場町の街並みには丸ポストが似合う。

漆器店も並ぶ。

あれ?一つ水場を飛ばしてしまったかな。
こちらは6つめの下町水場。
ここでちょっと寄り道。
線路をくぐり、向こう側に木曽の大橋を見に行く。

奈良井川にかけられた、樹齢300年以上の天然木曽檜を使って作られた太鼓橋だ。

平成3年に造られたもの。
街道に戻る。
鳥越橋をとおり(このあたりが江戸方の見附)、左側の道を上がっていく。

八幡宮の鳥居。

江戸初期の中山道杉並木が残っており、ここを上がっていくと・・・

二百地蔵があった。
聖観音、千手観音、如意輪観音他、200体近くあるという。
国道を通す際に奈良井宿の周辺から集められたそうだ。
なかなか壮観だ。

廿三夜塔や庚申塔などもある。

八幡宮。
領主であった奈良井義高が、鬼門除けのため創建したと云われる。
街道に戻り、駅を通り過ぎて先に進む。

丸山漆器店の大谷石蔵。
三階建て。登録有形文化財。
奈良井道踏切を渡り、さらに奈良井川を渡る。

その先にある木曽楢川小学校は総檜造りなのだそう。

川沿いに出ると向こう岸に橋戸一里塚がある。ここは塚が残っている。
間の宿平沢に入ってきた。
とにかく、漆器店だらけ!

なんだかお店の中が暗いなあと思ったら、漆器は光に弱いらしいのですね。
ちょっと中に入りづらいけど。

重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、なかなかに風情のある町並みだ。
歴史的建造物は実に209軒もあるそうだ。
街を出て少しのぼると平沢諏訪神社がある。
天正10年(1582)鳥居峠で木曽義昌に敗れた武田勝頼は敗走の途中で社殿に火をかけ全焼、朱塗りの本殿は享保17年(1732)の再建である。

本殿。


諏訪神社というだけあって、御柱が4本。3年前に御柱祭りがあったようだ。

舞殿。

中山道の石垣も残っている。

楢川村役場跡を通り過ぎ、少し行くと火付盗賊改所や吉良邸などが再現された建物があった。
その先で、道の駅木曽ならかわに寄り、おみやげを買う。
日本酒やすんき漬けなど。

先を進むとすっかり枯れていたけれどぶどう棚があった。
塩尻はワインの街でもあるので!

押込一里塚跡。
江戸時代には奈良井川を渡る橋に押込橋という板橋がかかっていたとのこと。その後押込という地名は明治になって桃川となった。

素箋鳴社。丸い石が見えるけれど、これは道祖神なのかな?山梨じゃないけれど。

桃川の集落が終わると草道になり登る。

登り終わり階段を降りるとグレーチングという鉄製のすのこの道が国道の歩道となっている。
(4へ続く)
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