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2022年1月

2022/01/31

府中市郷土の森博物館2

(1より続き)

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マンホールはやはり?梅の花。

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ロウバイの小径が見えてきた。全体的な見頃は過ぎたと書いてあったのだけど、まだ結構咲いていそうだ。

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小径に入ってみると見頃のロウバイも意外とある。

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マンゲツロウバイ。

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ソシンロウバイ。

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ロウバイ。

小径の西側はもう枯れ始めていたけれど、十分見応えがありました。

梅園に戻る。

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八重寒紅。

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しだれ梅が少し咲き始めている。
白加賀枝垂という品種。

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続いて玉牡丹。
確かに牡丹っぽい。
梅はまだまだだったけれど、4種類見られたのでよし。

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水仙も少しだけ咲いていた。

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庚申塔。正徳3年(1713)造立。
いろいろなところから集められているんですね。

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旧越智家住宅(ハケの下の農家)。江戸後期の稲作農家だそう。

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石橋供養塔。享保19年(1734)造立。
文字は読めず。こうした供養塔にも三猿がいるんですかね?

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水車小屋。

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旧河内家住宅(ハケ上の農家)。江戸後期の人見街道沿いの畑作農家。

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養蚕が盛んだった明治後期の姿に復元してある。

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ここでハケ上団子と梅こぶ茶で休憩。
この日はそれほど寒くなかったので、外でもOKだ。
香ばしく焼けたお醤油の団子でおいしい。飛騨高山直送だそうだ。


(3へ続く)

2022/01/30

府中市郷土の森博物館1

金曜日。
午前中だけテレワークをし、午後は有休をとって郷土の森博物館に行くことに。

府中本町で降り、歩いて向かう。
このあたり、遊歩道や緑道が整備されていていいですね。

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電車ごっこという像があった。
下河原線の跡地なんですね。

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先を進むと、三千人塚なるものがあった。
分倍河原の合戦で亡くなった3千人の戦死者を埋葬したところという伝承があったが、学術調査によると江戸時代に建てられたものだそう。
エノキは樹高13.8メートル、幹周は2.5メートル。

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ここにある板碑は孝元元年(1256)のもの。
何が書いてあるかは読めない。

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武蔵府中郷土かるためぐりの標識もあった。
これをめぐるのもおもしろそうだ。

20分ほどで郷土の森に到着。

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けやき並木を進む。
ぽかぽかと暖かい。

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このあたりはあじさいがたくさん植えられている。その季節は素敵でしょうね。

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ハケ下の流れ、水が澄んでいる。

今日の重大な?ミッションは福寿草を見つけること。
事前にHPで3カ所咲いていることを見ていたので、全部見つけなければと!

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早速、平右衛門広場で発見。

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あ、あそこにも!と思ったらたんぽぽでした(笑)こんなに早く咲いているんですね。

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こちらが川崎平右衛門の像。
この地の名主として新田開発や多摩川の治水に取り組んだ人物。小金井の桜を植えたのもこの人だったんですね。
その後、幕府の代官として岐阜の治水事業や石見銀山の採鉱事業を行ったという。知らなかったな。

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お地蔵様。寛文10年(1670)造立。

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平右衛門広場にも梅の木があり、ほんの少しだけ咲き始めている。

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唐梅という種類だ。

梅園へ。

まず、梅をそっちのけで福寿草探し(笑)。

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早速見つかった。

梅園はまだまだ寂しい限りだが、それでも早咲きの梅がちょっとだけ咲いている。

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八重寒紅(野梅系・八重)。

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北村西望作の彫刻があった。
「無限」である。題名の意味は???

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こちらは白い梅、八重野梅(野梅系・八重)。

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そして、三カ所目の福寿草発見!コンプリートしました。

(2へ続く)

2022/01/29

シャトー・レイノー・ラコスト

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ボルドーの赤。
ラベルが金色なのはなんだかね・・・

メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン。
度数は低めの12.5%。

飲んでみると、それなりに濃いけれど、ミディアムに近いかな。どちらかというとメルロー優勢な感じ。

肉料理にいい感じではありますが。

2022/01/28

石本酒造 越乃寒梅 純米大吟醸 無垢

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越乃寒梅、超有名日本酒だけど、そんなに飲んだことないんですね。
いつでも飲めるよねと思うとあまり飲まないものだったりする。
ま、これも実家からもらってきたものだったりするのだ・・・

飲んでみると、新潟のお酒がよく言われるように淡麗辛口といえるけど、さらりとしているのではなく、ほんのりとした甘みがじわっと広がっておいしいお酒でした。

2022/01/27

「若き日のリンカン」

本日の映画


movie-2 「若き日のリンカン」 YOUNG MR. LINCOLN  1939年米


DIR:ジョン・フォード
CAST:ヘンリー・フォンダ、アリス・ブラディ、ドナルド・ミーク、ウォード・ボンド
STORY:独学で法律を学んだエイブラハム・リンカーンは、殺人事件の犯人として逮捕された兄弟の弁護を買って出るが、圧倒的に不利な状況だった・・・

☆☆☆若き日のリンカーン大統領を描いたドラマ。

雑貨屋だったリンカーンが、独学で法律を学び、恋人の死をきっかけに町に出て弁護士となる。
これは史実に基づいたお話だが、ここからはどうやらフィクションらしい。

殺しの犯人として逮捕された兄弟をリンチにかけて殺そうとする群衆を巧みな演説によってなんとか沈静化するリンカーン。そうそう、リンカーンってうまい演説で有名だったんだっけ。

そして後半は法廷ドラマへ。
舞台が法廷に移ってからは、ミステリードラマに。
圧倒的に不利な状況をいかにくつがえし、被告人を無罪とするか・・・しかも真犯人を追い詰めるという。迫力があってなかなかおもしろかった。

だんだん見ているうちにヘンリー・フォンダがリンカーンに見えてきたぞ!長い足を組んだところなんぞ、あの銅像に似てるじゃないですか(笑)髭はないけども。
そして、のちに奥さんとなるメアリーも登場しているのだけど、悪妻だったんですかね・・・

祭りの場面、リンチにしようと群衆が集まってくるところなど、フォード監督らしい場面もたくさんあって、ニヤニヤしちゃいました。

2022/01/26

今西清兵衛商店 春鹿 超辛口

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春鹿は時々お店で飲むが、家飲みは多分はじめて。
鹿さんの絵が蓋に描かれてる!

超辛口・・・日本酒度がなんと+12とか!
そりゃ相当辛いのでは???

飲んでみると、確かに辛口でキレッキレではあるけれど、すごーくちょっとだけ甘さがあるんですね。これがいい感じ。
お料理はなんでもあいそう。

やはり今まで飲んだ日本酒の中で一番辛かったのは、秋田の白瀑・ど辛だな。

2022/01/25

湯川酒造店 木曽路 特別純米酒

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木祖村にある酒造のお酒。
中山道薮原宿はまだ歩いていないのだけど、奈良井から贄川まで歩いた際に、フライングして道の駅で購入。
薮原宿を歩いた際にはまた買いたいものだ。いや、鳥居峠越えるのに、ムリか・・・

さてこのお酒だが、かどのないマイルドなお酒ですね。
ほんのり甘みがあって、じわじわとうまみを感じるお酒でした。

2022/01/24

松島ブリューイングカンパニー 伊達政宗 麦酒

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同居人の仙台出張みやげのビール。
なんでも、伊達政宗の他、支倉常長、片倉小十郎があるらしい・・・
いずれも仙台藩、伊達政宗に関係する人物ですね。
ちなみに、もう一つのおみやげは、支倉焼というお菓子でした・・・

で、伊達政宗はヴァイツェンである(支倉はピルスナー、片倉はケルシュ)。

注いでみると、やや濁りのある薄めの色。
飲んでみると、フルーツっぽい味は控えめだが、クセがなくさっぱりしていてするすると入っていく。これだと料理を選ばないですね。

他のも飲んでみたいたなあ。

2022/01/23

「ナイト&デイ」

本日の映画

movie-1 「ナイト&デイ」 KNIGHT AND DAY  2010年米


DIR:ジェームズ・マンゴールド
CAST:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ヴィオラ・デイヴィス、ポール・ダノ
STORY:空港で出会ったロイのハンサムな笑顔に惹かれたジューンは機内でも近くの席となるが、彼女が化粧室にたった間に、ロイは機内の敵一味をやっつける。やがてロイはCIAに追われる身と知るが・・・

☆☆☆アクションコメディ。

トムとキャメロンの映画とくればおもしろそう!
しかも当時、予告編を見てこれは絶対おもしろい!と思ったものの、もうあれから10年以上がたってしまった・・・その間にキャメロンは女優業から離れてしまいましたね。ワインの会社をやってるんだっけ??

見終わって素直な感想は・・・
そこそこおもしろい、でもすぐ忘れそう・・・

ストーリーは何度も見たような・・・いろいろつぎはぎした感じだし、突っ込みどころもたくさんあるし・・・

いやでも、キャメロンのコメディセンスはさすがだし、トムもミッション・インポッシブルをパロディ化してるのか?というほどに寄せてきてるし、深刻なスパイものじゃなくて、コミカルなのが気楽に見られてよい。

忘れた頃にまた見てもいいなというところ。

2022/01/22

八王子:ガスト 八王子松木店&コストコ

昨年9月以来のコストコへの買い出し。

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その前に昼食をとなったが、やはり最近はチェーン店の方が安心なので、ガストへ。

メニューがたくさんあるのでいつも迷うのだが・・・
から好しメニューがあるのを発見。そうか、から好しもすかいらーくグループなんですね。
まだから好しの唐揚げは食べたことがなかったので、この機会に食べてみよう!ということでコラボメニューにすることに。

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頼んだのは、チーズINハンバーグ&から好しから揚げ+Aセット(ライス、日替わりスープ)。

から揚げ大きい!どちらかというと飲み屋系のから揚げですね。おいしい。

そして、ハンバーグを箸で切ろうとしたら、中からチーズがぶしゅっ。
とろとろ!
ついつい、ハンバーグもチーズの入ったのを頼んじゃうんですよね。
今度は違うハンバーグを!

東京都八王子市松木32-10

コストコは、結構人がいました。
皆さん、巣ごもりに備えてる??

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今回はじめて買ったのは、熊本味千拉麺、ブリーチーズ、米久のちまき、サンゲタンなどでした。

2022/01/21

七笑酒造 辛口純米酒 七笑

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木曽福島で購入した七笑第二弾。
今回は辛口純米酒。

生酒は甘みを少し感じたけれど、こちらはさすが辛口、ほとんど甘みは感じない。
じわじわと旨みを感じるお酒でおいしい。

こちらは
濃いめの料理にあいそうです。 

2022/01/20

水口酒造 道後ビール ヴァイツェン

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先日、愛媛のアンテナショップに行った際に購入したビール。

道後ビール、昔、道後温泉に行った際、お風呂帰りに近くの店で飲んでおいしかった記憶・・・
それ以来飲んだことがなかったけれど、懐かしくなって買ってみた。
いやでもヴァイツェンなんてその当時あったかな?
覚えていない・・・

注いでみると薄めの色。
飲んでみるとかなりフルーティですね。ヴァイツェンらしいフルーツの香りでなかなかよろしいです。

ケルシュとかアルト、スタウトも飲んでみたいですね。
こんなに種類あったっけな・・・

 

 

 

2022/01/19

日光街道歩き(第9回) 小山宿~新田宿~小金井宿~石橋宿4

(3より続き)

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国道352号線の高架手前になにやら石造物が。これ裏か。

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まわってみるとこちらが正面ですね。旧道側が正面ということか。

一面六臂の青面金剛の庚申塔・宝永7年(1710)の地蔵菩薩・享保3年(1718)の地蔵菩薩・地蔵菩薩・延享4年(1717)の如意輪観音の十九夜塔享保元年(1716)の地蔵菩薩・如意輪観音・地蔵菩薩2基。

如意輪観音が刻まれた十九夜塔もあった。

石橋地区に入ってきた。

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マンホールは旧石橋町のもので、赤ずきんと狼。なんで?と思ったら、旧石橋町はグリムの故里ドイツのディーツヘルッタ―ル町(旧 シュタインブリュッケン)とシュタインブリュッケンがドイツ語で「石橋」と言う事 から姉妹都市になった、ということらしい。

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石橋愛宕神社に寄る。元石橋愛宕塚古墳の上にあったものが遷座した。
この参道口あたりが石橋宿の江戸口だ。
石橋宿は本陣1、脇本陣1、旅籠30。

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拝殿。

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脇にある石はなんだ?と思ったら、元石橋愛宕塚古墳の石室だそうだ。

石橋宿は残念ながら遺構は残っていなくて・・・

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でもどうやらこの伊澤茶舗のところが本陣跡のようだ(脇本陣跡は伊澤写真館のところとあったが、見当たらなかった)。

最後に開雲寺に寄る。

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土塀は城郭様式で、銃眼や矢狭間がある。

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山門。仁王像も左右にある。

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弘法堂の中にはたくさんの弘法様が!

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本堂。
徳川将軍より寺領七石を下賜され、日光社参の際の休憩所となったことから葵のご紋が使われている。

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羅漢像。

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思わず笑ってしまいますね。

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立派な松。

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不動堂の中には不動明王がいる。

これにて街道歩き終了。駅に向かう。

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駅前にはからくり時計台があった。

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グリムにちなんだものなんですね。一番上はシンデレラ、その下は狼と7匹の子ヤギ?そして赤ずきんちゃん。
上から遠くを眺めると山がみえてきれいな景色。

駅に向かう歩道橋にもグリム!

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ハーメルンの笛吹き男かな。

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これはヘンゼルとグレーテルでしょう。

予定より早い電車に乗れたのが、途中京浜東北線も遅れ、武蔵野線も強風でビニール袋がとんできたということで20分くらい遅れ・・・
ということで地元駅には5時40分着。

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まだ早い時間だったが食事(+飲み)。
奈良漬けクリームチーズ、栃尾揚げねぎ味噌焼き、はたはた一夜干し、鉄火巻・かっぱ巻。お酒は瓶ビールと、日本酒飲み比べセット(澤乃井、八海山、五橋)。

帰宅は7時だった。

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おみやげは小山の蛸屋總本店のたこ壺もなかと大開運。

約39300歩。
風が冷たかったですが、まずまず歩けました。

(完)

2022/01/18

日光街道歩き(第9回) 小山宿~新田宿~小金井宿~石橋宿3

(2より続き)

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お隣の金井神社にも寄る。ここも元は星宮神社だったらしい。

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拝殿。

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本殿の壁面には彫刻が施されている。
江戸末期、磯部氏系統の彫刻師によって施されたという。

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街道に戻って進むとほどなく大越本陣跡があった。
ここまた本陣門(四脚門)を残している。
小金井宿は本陣1、脇本陣1、旅籠43。

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斜め前には旧家があったが、いまにも崩れそうだ。呉服商を営んでいた幕末の建築だという。

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蓮行寺に寄る。
将軍が日光社参の際には、宇都宮城主が、ここで出迎えを行ったという。

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ここの見所は枯山水。
鶴がいますね~(もちろん本物じゃありません)

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先を進むと薬師堂が。
本尊は今は慈眼寺にあるという。

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境内には天保10年(1839)の十九夜塔や地蔵などがあった。

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このあと歩くと山々が見えてきた。雪をかぶった山もある。
山が見えるとテンションがあがりますね。

本来はここで旧道に入るはずだが、下野市役所があって途切れているので国道を行く。

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市役所きれいですね。新しそうだ。
ここで少々休憩。

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自治医大駅を通過。

このあと旧道に入る。

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自治医大も見える。

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なかなかにのどかな道だ。
山がいいなあ。

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国道を見ると松並木があるが、これは農林省試験所の名残という。

国道に合流してまもなく、下石橋一里塚の標識が。

入ってみると、うーんどこだ??

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あった!これですね。ちょっとわかりづらいなあ。

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先を進むと丸大の工場があったのだが、なぜか?慈母観音があった。

(4へ続く)

2022/01/17

日光街道歩き(第9回) 小山宿~新田宿~小金井宿~石橋宿2

(1より続き)

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代官陣屋跡。

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ここを入っていくと、羽川薬師堂がある。
小金井宿にある慈眼寺の権大僧都覧清師が、衆生を病苦から救うため薬師如来を祀る御堂を建立したもの。

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横の覆屋には十九夜塔、雨引観世音がある。

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橿原神社に寄る。
江戸時代までの新田宿の氏神は星宮神社であり、明治5年、九州の宮崎神宮より勧請し、橿原神社となったそうだ。

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桜の季節はきれいだろうなあ。

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拝殿。
明治39年、東北線の蒸気機関車の飛び火で社殿が焼失し、その後再建された。

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脇にある小さな社が星宮神社だ。

国道を少し進んで、銅市金属工業のところから左の旧道に入ったところに、石仏石造物群があった。

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寛政12年(1800)の馬頭観世音。

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左から、宝暦2年(1752)の大乗妙典六十六部供養塔、文政の馬頭観音、寛政12年(1800)の青面金剛庚申塔、元禄3年(1690)の庚申塔、享保元年(1716)の一面六臂青面金剛庚申塔。

ここから右の道に入らねばならなかったのだが、うっかり左に行ってしまい、慌てて戻る。

やがて旧道は通行止めになってしまい、国道へ迂回。

ほどなく下野市に入った。

ここで超早い昼食。
幸楽苑である。まだ11時前だが、朝が早かったのでまあいいのだ。

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頼んだのは、塩たんめんプレミアム。チャーシューが長いなあ。

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おなかいっぱいになって出発したところで、マンホール発見。
南河内町、国分寺町で運営されていた自治医大周辺下水道組合のもので、両方の町の花が菊だったことから、菊を幾何学的にデザインしたという。

小金井一里塚が見えてきた。

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手前は東塚。くぬぎとえのき。
奥は西塚でえのきが植えられている。
今まで日光街道で見た一里塚では一番立派かも?
国道の左右には別れてはいないのは、ここが元々街道だったということですね。

慈眼寺に寄る。建久7年(1196)新田義兼の開基で新田一族の祈願所として建立されたお寺である。日光社参の将軍はここで昼食をとったそうだ。

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入るとそこには布袋様が微笑んでいる。

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石造物がたくさん!


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よくよくみると、いくつかある二十三夜塔の他に二十六夜塔。これはあまり見ないかも?

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十九夜塔もあった。

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山門。

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十三重塔。

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塀は筋塀だ。天皇とは関係ないように思うけれど・・・徳川将軍が寄る場所だったから??

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観音堂。弘法大師作の千手観世音が祀られているそうだが、見られない。

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鐘楼。

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弘法大師。

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本堂。屋根瓦や灯籠に葵の御紋が見える。


(3へ続く)

2022/01/16

日光街道歩き(第9回) 小山宿~新田宿~小金井宿~石橋宿1

冬の中山道(長野)は雪と寒くて歩けない・・・
甲州街道もそろそろ寒い地域に入ってきてなかなか機会がない・・・
ということで、2020年10月以来の日光街道歩きをすることにした。

うちからは比較的行きやすい地域に入ってきていて、今まではゆっくり目に家を出ていたのだが、ラッシュは避けたいと思い、早めに出ることに。

6時少し前に出発、中央線、武蔵野線、京浜東北線、東北本線を乗り継ぎ、7時52分小山着。8時に歩き始める。
小山宿は前回全部見終えていたので、サクサク進む。
まだまだ寒く、完全防備だ(風が強い予報だったので、しっかり着込んできた)。

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第一奥州街道踏切で両毛線を横断する。
両毛線は今まで乗ったことないなあ・・・

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薬師堂に寄る。
この日は西風ということで、西に向かう道に入ると向かい風が強く寒い。

右が観音堂、左が薬師堂だ。

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薬師如来。

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観音様は小さかった・・・

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右にはお地蔵様。

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脇に十九夜塔などが4つ並んでいるのだが、右端は念仏供養地蔵尊で、道標をかねており、「右へ奥州海道 左へ日光海道」と書かれている。かつては喜沢追分にあったという。
1716年、幕府が中仙道は中山道、日光海道は日光道中と表記する旨のお触書を出したものの、2年後たてられたこのお地蔵様はまだ日光海道という・・・

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日枝神社。

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3本の大きなけやきがあるが、推定樹齢400年以上だそうだ。

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太い!

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長い参道を歩いて行くと、国道で遮られている。渡ってお詣り。

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社殿の裏の土塁は、かつて祇園城の北の守りの役目を果たしていた喜沢の砦があった場所だそうだ。
上に上がってはみなかったが、「男體山」碑があり、道標をかねた石碑だったとのこと。

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上が切られた幹にも屋根が。

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じょうびたきも撮ってみました。意外と逃げません。

街道に戻って進むと喜沢追分に出る。

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大きな男体山碑が見えてきた。これは日枝神社の土塁の上にあったものの復元なのですね(平成31年百数年ぶりに元の位置に復元したとのこと)。

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明治27年(1894)の馬頭観世音碑、日清日露日支出征馬碑もある。

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ここから細い道へと入っていく。

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東北本線と東北新幹線のすぐそばを道を通っていくのだけれど、ふと高架の向こうを見ると、筑波山が見えた!

やがて雑木林が見えてきた。

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ここが喜沢の一里塚だ。

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東側のこれも塚の痕跡かな?

道はしばらく新幹線の高架下を進み、やがて国道4号線に合流する。

新田(しんでん)宿のはじまりだ。
新田宿は日光街道でもっと小さな宿で本陣1、脇本陣1、旅籠11。
新田義貞とは関係ないのか・・・

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こうした行灯が随所におかれていていいですね。新しそうな感じ?

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青木本陣跡。
本陣門(四脚門)が残っている。

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いくつか屋号札があった。
中の兵庫屋ってなんだろう?

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小さい宿だけれど、がんばってますね。

(2へ続く)

2022/01/15

サントリー TOKYO CRAFT フルーティーエール

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TOKYO CRAFTの新製品、もう一つ見つけたので購入。

注いでみると、まあフツーの色。
飲んでみると、ん?桃の香り?
いや、別にそういう香りをつけたわけではないだろうから、おそらく、この缶の色に引きずられたんでしょうね(笑)
まあでもフルーティな香りには違いない!
苦みは抑え気味だけど、なんか華やかな感じのビールでこれはこれでありかと。

2022/01/14

サントリー TOKYO CRAFT 香ばしI.P.A.

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TOKYO CRAFTの限定品の新しいのを見つけたのでゲット。
近所にはなかなか売っていなくていつも買うのに苦労してます・・・

注いでみると、焦げ茶色。
飲んでみると、香ばし・・・というネーミング通り、ローストっぽい香りがする。そして、思ったより苦みがある。
度数も7度と高めだけれど、これは少しずつじるじると飲む方が味わえてよい。

今後もこのシリーズはがんばってゲットしなければ!

 

 

 

2022/01/13

ピーター・スワンソン『ケイトが恐れるすべて』 

本日の本

book-1 『ケイトが恐れるすべて』 ピーター・スワンソン著 創元推理文庫 

STORY:ロンドン住まいのケイトはボストン在住の又従兄コービンと半年間住まいを交換することに。ボストンに着いた翌日、隣の部屋で女性の死体が発見される。向かいの棟の男性からコービンとその女性が恋人同士だが周囲には秘密にしていたと聞くが、コービンは否定して・・・
☆☆☆強烈サスペンス。

前作『ミランダを殺す』は傑作だった。
ということで期待をもって読み始める。

やっぱりこの作者うまいですね。
はじめからグイグイひきこまれる。

読み進めていくうちにどんどん不安が募っていき・・・
語り手が変わるごとにサスペンス度はましていくけれど、なんとまあそういう話だったのか!!
半ばくらいで結末は見えてくるのだけれど、それでもどうなるのかと早くページをめくりたくなるのだ。

いやしかし、気持ちの悪いお話で、これ、映画にしたら恐いだろうな~ホラーすれすれ。

過去のトラウマから常に不安を抱えて生活しているケイトについつい感情移入していまい、ハラハラドキドキ。
読み終えてほっとするという・・・

この作者、次はどんな手を繰り出してくるのか、楽しみ。でも恐いんだろうな~

 

2022/01/12

黄桜 LUCKY TIGER

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毎年出る干支もののビール。
丑は買いそびれてしまったが、寅は無事ゲット!なぜか大阪で(笑)

なんか寅がかわいいですね~

このシリーズ大好きで、京都駅でもよく買ったりする。

今回は旨味ペールエール、だそう。

注いでみると、やや濃いめの色。
飲んでみると、甘めの柑橘系の香り。
そして、ホップが強いというか、結構な苦み・・・最後まで!

いいですねー今回も。
うさぎさんも是非手に入れたい。

2022/01/11

中野:中華食堂 一番館 中野サンモール店

国立近代美術館に行った後の昼食。
休みの日は新聞社の地下のレストラン街が休業なので、食べるところに困るのです・・・
で、中野まで戻ってきての昼食。

突如、サンマー麺が食べたくなり(去年のお正月も食べたくなり、横浜美術館に行ったあとに探したけれど、食べられずじまいだった)、でも東京じゃサンマー麺出してるとこってあまりないんですね。
まあでも中華やさんだったら似たようなのが食べられるに違いない!とふんで入る。

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で、選んだのは広東麺(五目あんかけ麺)。
同居人は大盛り。
まああんかけだし、もやしは入ってるしということで。

汁がちょい甘めだったのでたっぷり胡椒をかけていただきました。
暖まります。

はよ、サンマー麺食べたい・・・


東京都中野区中野5-65-11 筑紫ビル 2F・3F

2022/01/10

【民藝の100年展】

art-5【民藝の100年展】 国立近代美術館

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民藝運動を提唱した柳宗悦没後60年ということで、日本民藝館所蔵品を中心とした400点を超える作品・資料から構成される展覧会に行って参りました。

だいぶ前に静岡の芹沢銈介美術館に行って以来、民藝に興味を持ち、関連する展覧会にはいろいろと行っていたのだが、ようやく日本民藝館に行ったのは去年のことだった。

日本民藝館はそれほど大きなところではないので、今回一挙400点以上の公開ということで楽しみにしていた。
いやーすごいボリュームでしたね。

Ⅰ章 「民藝」前夜―あつめる、つなぐ
柳が結婚後の住まいとしたのが、当時白樺同人の志賀直哉、武者小路実篤などが住み、バーナード・リーチが窯を築いた我孫子。
「白樺」同人がロダンから送られたという三体の彫刻の展示があった。小さいものだけど。
友人リーチが描いた柳の肖像画、似てる!
リーチの軽井沢を描いたお皿、いいなあ。

Ⅱ章 移動する身体―「民藝」の発見
李朝陶磁器展覧会に出展されたという3つの壺、どれもいいのだけど、一番のお気に入りは虎の絵が描かれているもの。猫というかなんというか、不思議な生き物になっている・・・
柳が朝鮮を旅行した際、朝鮮陶磁器を気に入り、蒐集、展覧会を催したとのこと。
日本国内各地も旅行し、民藝の発掘蒐集にあたった柳だが、そのきっかけとなったのは山梨で出会った木喰仏だったという。木喰仏、あのほほえみがいいですね。
ヨーロッパでの蒐集品はなんといっても、スリップウェア。リーチや、河井寬次郎、濱田庄司にも影響を与えていると思われる。

Ⅲ章 「民」なる趣味―都市/郷土
「民俗」「民家」「民具」「民芸」など地方の伝統的な生活文化を再評価する動き。
大津絵。ゆるい感じがいいんですよね。大津絵の展覧会も一昨年行きました。
芹沢銈介が蒐集していたという小さい絵馬とか、三春人形もいい味だ。

Ⅳ章 民藝は「編集」する
柳は単に民藝を蒐集するだけでなく、広める事にも尽力。いかに広めるか、すぐれた編集の能力のあった人だった。
1931年に創刊した雑誌「工藝」。これがすごい!雑誌そのものが工芸なのである。表紙に和紙を使用したり、布だったり。表紙を見ているだけでも楽しめる。
そして、民藝運動に携わった人たちは、服装や持ち物もアート。帽子、スーツ、ネクタイ。どれをとってもおしゃれだ。
吉田璋也のデザインしたニニグリ糸を使ったネクタイ、いいなあ。

Ⅴ章 ローカル/ナショナル/インターナショナル
芹沢銈介デザインの、日本全国の工芸品の産地が記載された日本民藝地図が圧巻。13メートルにも及ぶ地図で500件以上の産地が書かれており、よくまあ調査したものだなあと思う。意外と知らない工芸品もあるのだった。
沖縄、アイヌ、朝鮮、中国、台湾などのコレクションもあり、実にバラエティに富んでいる。

Ⅵ章 戦後をデザインする―衣食住から景観保存まで
意外にも戦後になってプリミティブな・・・縄文土器、岩偶などのコレクションが追加される。一方フィンランド・デンマークのデザイン展なども開催し、幅を広げた民藝運動。
1950年代、国立近代美術館は、柳から批判を受けているのだけど、その美術館がこうして大々的に民藝展をやるというおもしろさ。
ラスト、芹沢の飲食店のポスターや看板、アサヒビールの包装紙のデザインがやっぱりいいなあと思ったのでした。

すごいボリュームで、2時間以上かけての鑑賞。
時間に余裕を持って是非どうぞ。

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2022/01/09

ヤッホーブルーイング 福ビール

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よなよなクラフト定期便で12月半ばに届いてはいたのだけれど、やはり新年になってから!ということで、元旦に飲んだビール。

福ビールは毎年スタイルを変えるそうで、2022年はホワイトIPA。ホワイトビールとIPAをかけあわせた感じ??
度数は6.5とちょい高め。

注いでみると、それほど濁りはなし。
飲んでみると、柑橘系の香り。苦みはしっかりあるけれど、すごくはない。
意外とすっきり飲めるかも!

2022/01/08

用賀:すし三崎丸 用賀東急店

世田谷美術館に行った後の昼食。
駅近くまで戻ってきて、さあどうするか?

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今回はすし三崎丸にすることにした。実は、割引き券を持っていたから(笑)

ワタクシは握りと決めていたのだが、10個じゃ多いかな~と一瞬悩んだが、10貫盛に。同居人は彩ちらし。

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いやー、お皿が長いね(笑)。

結果的にいうと、シャリが小さめだったので10貫でも問題なし!
そして、おいしい!!
大好きなあなごといくらを最後に残し、玉子をデザートととして終了。

もう少しお高い「百合」というのの1本穴子も気になるな~

東京都世田谷区用賀4丁目10番地1号 

 

2022/01/07

【グランマ・モーゼス展】

art-4【グランマ・モーゼス展】 世田谷美術館

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世田谷美術館で開催中の、生誕160年記念グランマモーゼス展に行って参りました。
日本で回顧展が開催されるのは16年ぶりとのこと。
SOMPO美術館で所蔵品をいつも見ているけれど、まとまって見られるのはうれしい。

第1章 アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス
農家の主婦として生きてきたグランマ・モーゼスが絵筆をとったのは70代になってから。それまでしていた刺繍絵がリュウマチの悪化で針が持てなくなり絵筆に替えたのがはじまり。
近くのドラッグストアにお手製のジャムとともに絵を並べていたところ、78歳の時に偶然立ち寄ったアマチュアコレクターが、10点を購入、美術関係者に売り込んで、80歳の時に初の個展が開かれた・・・
絵筆をとる前の刺繍絵の見事なこと!これが絵になるとこういう絵になるのねと思う。
決して上手い絵とは言いがたいのだけど、暖かみのある絵で、見ていてほっとするというか、なごむんですね。
今まで見たことがなかった構図の絵が「窓ごしに見たフージック谷」。窓枠とカーテンごしの風景で、こんなのもあったんですね。
はじめに買われたうちの1枚、「初めての自動車」は、アンリ・ルソーみたいだ。
グランマが絵を描いた机の展示もあったが、脚の部分に絵を描いてて、いや楽しいこと!

第2章 仕事と幸せと
グランマの絵をみると当時の農家の仕事の多さがわかる干し草つくり、
動物の世話、作物の収穫、石けん、ろうそく造り、キルト作り・・・
その当時の女性は、炊事洗濯もすべてやらねばならず、大変だったことでしょう。でもグランマの言葉によれば「どんな仕事でも、幸せを増やしてくれるものです」なのだそうだ。肝に銘じたい・・・
そうしてみると、いろいろな仕事を描いた絵(大変そうな絵や、ハプニングも描かれているけれど)はとても幸せそう、楽しそうだ。
「キルティング・ビー」はわいわいがやがや楽しそうだし、突然の雨に「洗濯物をとり込む」絵は、なんだかのんびりとしている(全然動じていない!)。
パッチワークの展示もあったけれど、グランマの絵もパッチワークのようだとも言えますね。
お気に入りは、グランマも気に入っていたという古い格子縞の家を書いた何枚かの絵で、マグネットを購入。

第3章 季節ごとのお祝い
グランマは農場の暮らしは「毎日ほとんど変化はないけれど、季節だけは移ろう」と言っている。だからこそ、季節の行事を大切にし、楽しんでいたのですね。
「シュガリング・オフ」はメープルシロップ作り。雪の上にシロップをたらしてかためて食べてみたいな~
この絵を見て、大草原の少女ローラを思い出しました・・・同じ時代を生きてますしね。
「アップル・バター作り」。これも大変な作業のようだが、楽しそうだ。
そして「ハロウィーン」。なんかカボチャが変だけど(笑)
感謝祭には「七面鳥」。丸々太った七面鳥、つかまえるの大変そう。
クリスマスの絵はどれも幸せに満ちている。

第4章 美しき世界
グランマは美しい自然を描き続けてたが、一方自然の厳しさも描いてもいる。
「暴風」、「雷雨」、「森の火事」。それでも決して暗くは描かないんですね。
ラストは、100歳の時に描いた絶筆「虹」。
なんて幸せな絵なんでしょう!
辛いことも悲しいこともたくさんあっただろうけれど、幸せな人生だったのだろうなあということがわかる絵でした。

是非どうぞ。

 

2022/01/06

【イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜展】

art-3【イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜展】 三菱一号館美術館

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楽しみにしていた【イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜― モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン展】に行って参りました。

イスラエル博物館というのはあまりなじみがなく・・・
今回きている69点のうち、実に59点が初来日だそう。

この展覧会は一部撮影が可能です。

Ⅰ 水の風景と反映
水辺の風景・・・ということでコローからスタート。一気にひきこまれる。
釣り人を描いた3作品。のんびりとした雰囲気がよい。
みな、赤い帽子の男性が描かれているのだけど、モデルは同じかな?
ドービニーはあのアトリエ船から見た風景。
クールベ「海景色」。荒々しい海はクールベならでは。
大好きなブーダンは5点。「川辺の洗濯女たち」のような庶民のみを描いた作品より、「ベルクの浜辺」のように行楽にきた上流階級の人々を描いた作品の方がブーダンらしいかな。「潮、海辺の日没」のような赤い色の絵はあまり見たことがないかも?
モネ「エトルタ、アヴァルの崖」。おなじみのモチーフ。
シスレーもいいですね。「サン=マメス、ロワン川のはしけ」は水面が美しい。
ポール・セザンヌ「川の湾曲部」は初期の作品で、色調も暗く、セザンヌっぽくないが、「川のそばのカントリーハウス」はキュビズムが垣間見えるセザンヌらしい作品。
話題となったレッサー・ユリィ。
この画家さんははじめて聞いたのだけど、分離派に参加したドイツ出身の画家だそう。

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「風景」はちょっと暗めだけれど、少し光が差し込んでいる。幻想的だ。

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モネ「睡蓮の池」。池にうつった木々や雲、空が美しい。
このあとのコーナーでは、DIC川村記念美術館所蔵、和泉市久保惣記念美術館所蔵、東京富士美術館所蔵の同じ構図の作品が集結!好みではDICのかな~それぞれ違いがあってよいけれど。

Ⅱ 自然と人のいる風景

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ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「モルトフォンテーヌ、小さな柵へ続く道」。いいなあ。穏やかな風景。

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「樹々の間に差す陽光」には、なんと!ここにも赤い帽子の男性が!
ピサロ「豊作」。点描ではないですね。明るい色調がよい。「朝、陽光の効果、エラニー」も。

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「エラニーの日没」はちょっと神秘的。

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ポール・セザンヌ「陽光を浴びたエスタックの朝の眺め」。ちょっと未完成な感じもするけれど、建物の感じがいかにも。
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「湾曲した道にある樹」は色ののせかたがいいですね。

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ゴッホ「麦畑とポピー」。強烈な色彩。

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好みなのは「プロヴァンスの収穫期」の方かな。黄色がまぶしい。

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積みわらならばモネ「ジヴェルニーの娘たち、陽光を浴びて」。といってもいつもの積みわらの積み方でなく・・・確かに積みわらが女性に見える。
ポール・ゴーガン「ヴォージラールの家」はセザンヌのような家々だ。
ポール・ゴーガン「犬のいる風景」。犬が鶏と喧嘩しているのだが、これ犬??色遣いはゴーガンですね。

Ⅲ 都市の情景
ゴッホ「アニエールのヴォワイエ=ダルジャンソン公園の入り口」はパリ時代の絵で、印象派の影響がみてとれる。
ギヨマン「セーヌ川の情景」。力強い筆致。
そして、レッサー・ユリィ「夜のポツダム広場」。マグネットも購入したが、反射する光の美しいこと!幻想的。
「冬のベルリン」はちょっと寒々しい感じがする。ポツダム広場の方がすきかな。

Ⅳ 人物と静物
ルノワール「レストランゲの肖像」。ルノワールの結婚の証人にもなっている親友を描いた作品で、なんかこう見ていて微笑んでしまう作品。
「マダム・ポーランの肖像」はルノワールにしてはかなりオーソドックス。背景の色がおもしろい。
ルノワールらしいのは「花で飾られた帽子の女」かな。
ピサロ「ジャンヌの肖像」。ピサロの肖像画はあまり見たことがないかも?これは娘の絵だそう。
ヴュイヤール「窓辺の女」。平面的ならしい絵。
ボナール「食堂」。この構図は前にもあったな・・・犬がポイントですね。
レッサー・ユリィ「赤い絨毯」。これも光の描き方がよい。
クールベにも静物画があった!「リンゴの静物」。いやしかし、すごく大きなリンゴなんだろうか?なんか変・・・ゆがんでるし。
変といえばルノワールの「花瓶にいけられた薔薇」の花瓶も・・・
「静物」は暖かみのある色彩でいいですね。

すばらしいコレクションでした。
是非どうぞ。

2022/01/05

上野:東京純豆腐 上野の森さくらテラス店

トーハクに行ったあとの昼食。
昨年は人が少なくて全然苦労しなかったけれど、フツーは上野はお昼を食べるのが大変・・・

ラーメン屋さん、つけ麺屋さんなどは長蛇の列・・・
ということで、やはりさくらテラスへ。
もうどこでもいいや!あいてるところに入ろう!と思ったら、ありました!!

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スンドゥブのお店。
前はここにはうどん屋さんがあったような?

東京純豆腐は、だいぶ前に、スンドゥブがブームになった時に並んで入ったことがあったっけ・・・

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私の殻付きあさりスンドゥブ。オーソドックスなスープ、1辛、ご飯少なめ。ランチセットはナムル3種とデザートがつく。

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同居人の豚きのこスンドゥブ。オースドックスなスープ、2辛、ご飯普通。

1辛だとやや辛いかなという程度。
白飯があうな~


東京都台東区上野公園1-54上野の森さくらテラス3階

 

2022/01/04

【総合文化展】

art-2【総合文化展】 東京国立博物館

【博物館に初もうで】を見終わったあとは、総合文化展を見ます。
以下、お気に入りの作品を少々。

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おなじみの面々。

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この屏風も見ないと始まらないですね。

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雪村の「鷹山水図屏風」
ごつごつとした岩や、手のような波と。ダイナミック。

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酒井鶯蒲「富士山草華図扇面散屏風」
華やかな屏風。

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「紅白梅図屏風」
きらびやか。

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狩野永敬「十二ヶ月花鳥図屏風」
これは好きな作品。

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貝桶。中には貝合わせが入っているんですね。
お雛様を思い出しました。

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円山応挙「雪中老松図」
あの雪松図の部分と見えなくもない。

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英一蝶「富士山図」
ゆるやかなさった峠だな・・・

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立林何帠「松竹梅図屏風」
なんか松が変?

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白隠「布袋図」
ユーモラスでいいなあ。

浮世絵はこの時期、お正月に関係するものが多いですね。
以下、お気に入り。

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窪俊満「柳と梅に鴬」

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鳥文斎栄之「隅田川図巻」

1階へ移動。

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仁阿弥道八「色絵寿老置物」
めでたい感じ。

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「染付雪景山水図大皿」
美しいお皿。

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「白磁観音像」
マリア様のよう・・・と思ったら、実際聖母マリア像として日本にもたらされたものらしい。

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「高麗橋」
先日到達した高麗橋、昔はこんな感じだったんですね。

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柴田是真「雪中の鷲」
獲物を落とした鷲なのだろうか??

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四代龍文堂安之助「座馬置物」
この影がまたいいんですね。

トーハク、いつきても楽しめます。

 

2022/01/03

【博物館に初もうで展】

art-1【博物館に初もうで展】 東京国立博物館

毎年恒例の【博物館に初もうで】に行ってきました。
9時半~12時半の枠の予約で、10時45分入場。

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トーハクくんとユリノキちゃんもちゃんとマスクしてますね。

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今年はトーハク150周年!めでタイガー!だそう。だじゃれか笑
虎だと結構いろいろとありそうですね。

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瓦、鏡などに続いて、気に入ったのは「白釉鉄絵虎形枕」
こういう枕欲しい!

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「虎香炉」
口の開き具合がいいけど、虎にはあまり見えないかも?

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岩佐又兵衛「老子龍虎図」
虎も龍もかわいい。

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曽我直庵「龍虎図屏風」
躍動感のある虎。

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「火事羽織 紺木綿地 刺子龍虎模様」
威勢のいい感じ。

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橋本雅邦「龍虎図下絵」
ちょっとマンガチック?

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「十二神将図像」
虎はいいけど、兎がかわいすぎるのではないか・・・

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こちらは顔自体が干支になっている。

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虎にのってるパターン。

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柿右衛門様式の「色絵梅竹虎文皿」
虎の柄が若干変?

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「染付竹虎文大鉢」
うーん、これはヒョウ柄ではないだろうか。

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「陣羽織 白呉絽服連 地虎模様 描絵」
これいいですね。迫力あり。

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円山応挙「虎図」
目力がなかなか。

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柴田是真「漆絵画帖」
今年のカレンダーはこれ。

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「青花虎文皿」
どうみても猫だけど、このお皿欲しい!

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「博物館写生図(虎皮)」
これはなかなかリアル。

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ラストは「諸獣図」
いや、これは猫でしょ!(笑)

毎年楽しみな展覧会です。

2022/01/02

チーズ福袋(2022年)

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今年もチーズ福袋を入手。
もちろん?モンドールが入っている福袋だ。この時期、モンドールが楽しみなんですよね~

今回の中身は・・・
・フレッシュクリームチーズ・プレーン(日本)
このところカルヴァドスが続いたけれど、シンプルなものきた~
・フロマジェダフィノワトリュフ(フランス)
黒トリュフが入ってるんだ!
・モンドールA.O.C(フランス)
やっぱりこれでしょ!
・グリュイエールドゥサヴォワ(フランス)
お料理にも使えそう。

今年はスタンダードなものが多かったです。
でも楽しみ!!

2022/01/01

明けましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

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今年の日めくりカレンダーも猫めくり。

今年も去年に引き続き、近場で初詣をすませました。

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熊野神社。

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去年よりは人出が多く、少し並びました。いやー寒かった・・・

そして恒例!元旦はファーストフード。
ロッテリアで買って帰宅。

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ワタクシは絶品チーズバーガー、同居人は半熟タマてりバーガー。
フレンチフライポテトとチキンからあげっと。

夜は毎年楽しみにしているウィーンフィルハーモニーのニューイヤーコンサートを聴きたいと思います。

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