五日市街道歩き(第2回) 小平桜橋~牛浜4
(3より続き)
街道に戻るとやがて玉川上水を渡るのだが、その前に八雲神社へ。とても小さい神社だ。
享保4年(1719)の念佛講と刻まれた地蔵菩薩と享保20年(1735)の馬頭観音。
文化3年(1806)の秋葉大権現常夜燈。
多摩流域下水道のマンホールがあった。空から見た多摩川と戻ってきたアユが描かれている。
「多摩川へ3.89㎞」とあるが、これは処理場までの距離だそうだ。
玉川上水を渡って左の道に入る。ほどなく西武拝島線の線路をくぐる。
と、右側に茶畑が広がっていた・・・
前方を見ると大岳が見えてきた。
馬頭観音をいくつか通り過ぎ、玉林寺にて少々休憩。
十三重の塔があった。
六地蔵。
このあとほどなく旧五日市街道に入る。途端に静かな道になる(現五日市街道の県道七号線は左へ行く)。
この日、二つめの阿豆佐味天神社があらわれた。
一つめのより規模はだいぶ小さい。同じく村山郷殿ヶ谷(現瑞穂町)の延喜式内社阿豆佐味天神社より勧請されたもの。
殿ヶ谷分水跡碑なるものもあった。
殿ヶ谷分水は享保5年(1720)玉川上水より分水し、中里・殿ヶ谷・宮沢の三新田の開拓農民の生活を支えたとのことだ。
脇には文化元年(1804)の馬頭観世音碑と明和元年(1764)の青面金剛の庚申塔がある。
林泉寺に寄る。
入り口の六地蔵はダブル!
本堂。
カラス天狗がいると思ったら、鷹尾山林泉禅寺なのだそうだ。
おもしろい小僧さんがいると思ったら、干支小僧さんだ!
一応十二支全部撮りました~
ここではいくつかだけ紹介。
進んでいくと横田基地が見えてきた。
そして、道は突き当たってカーブしているのだが、本来はここをまっすぐ街道が通っていたのですね。相当迂回しなければならないのだ。
県道七号線に出て少し進むと福東トモダチ公園があって少々休憩。
誰でも仲良く遊んで交流し、みんなが友達になれる施設として作られた公園で、アメリカハナミズキが植えられているとのこと。咲いていないのでちょっとわからなかったが・・・
ちょうど休憩している時に見た飛行機。
先に進み、玉川上水に架かる日光橋を渡って・・・
日光橋公園の遊歩道を行く予定だったのだが、残念ながら工事中のためわらつけ街道を経由して第五ゲート前へ。
本来なら、ここまでまっすぐ街道が通っていたのである。
八高線の踏切を渡り、福生市民会館の坂を下った先にある福生公園の中に道標があった。
ちょっと読みづらいが、「右江戸 左きよ戸」と書かれている。きよ戸は清瀬市の清戸とのこと。
ほどなく牛浜駅に到着(駅前にあったLunaというオブジェ)。
駅前のスーパーでお酒を買い、電車に乗る。
立川で乗り換え、地元到着は5時少し過ぎ。
一杯やって帰宅したのは、7時前だった。
約38700歩。
前回よりほんの少しだけ多く歩きました。
次回が最終回です。
(完)
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