中山道六十九次歩き(第21回) 塩尻駅~塩尻宿~下諏訪宿3
(2より続き)
どんどん道は上がっていく。
高ボッチ高原への標識が頻繁に出てくる。
半僧大権現碑やら馬頭観音やらを通り過ぎて、一里塚が見えてきた。
東山一里塚。南側のみ現存している。
さらに進むと親子地蔵があった。天明の大飢饉で行き倒れになった親子を供養したものであるという。
ここには夜通道の標柱が建っており、片丘辺のある美しい娘が岡谷の男と親しい仲になり男に会うため毎夜この道を通った、とあった。結構怖い道な気がするけど・・・
明治天皇御膳水。
その前が茶屋本陣跡である。
ほどなく塩尻峠到着。
明治天皇御野立所碑、明治天皇行幸記念碑があった。
浅間社をさらに上がっていくと・・・
展望台があったので上ってみた。
いい眺め!!
塩尻方面を見ると北アルプス。
反対側は諏訪湖が一望できる。
しかし、残念。富士山は見えなかった・・・
ここで、パーキングエリアで購入した信州産シャインマスカット生サブレを食べて休憩。
風が心地よい。
道はここから急激に下る。
足がつんのめりそうになる。これ、登りだったら結構大変だろうなあ。
ここまで、春ゼミだの、きじだの、かえるだのなかなかににぎやかだったが、このあたりから聞こえなくなっていた。
途中養蜂場があった。
結構羽音が大きい。
ちょっと先で諏訪湖が見えてきた。結局富士山は見えない。
大石。
昔、山賊がこの石の裏に隠れて旅人を襲ったのだそうだ。以前もこういうの見たことがあるような?
一気に降りてきて、諏訪湖が近くなってきた。
石船観音。
本尊馬頭観音が、船の形をした台石の上に祀られているところから石船観音と呼ばれ、とくに足腰の弱い人に対して霊験あらたかという。
わらじがかかっている。
塩尻峠を境に岡谷市に入ってきており、岡谷市のマンホール発見。
市の花、つつじである。
長野自動車道跨線橋を越えて間の宿今井に入ってきた。
「右しもすは 左しほじり峠」と刻まれた道標。
すぐ先に茶屋本陣跡がある。
皇女和宮がここで休息し、明治天皇も山梨、三重、京都方面御巡行の際に、ここで休息されている。
中に明治天皇今井御休所の碑もある。
向かいには今井番所跡の碑もあった。口留・穀留の役割を果たしたところだ。
明治天皇今井御膳水碑を通り過ぎた先に男女双体道祖神。
消防団の建物の前で、ここにベンチがあったので小休止。
天満宮と蠶玉神社の石碑プラス道祖神。
横河川を渡る。
しばらく進むと東堀一里塚跡の碑があった。
国道を渡ってさらに旧道を進むが、このあたり、生け垣が立派なお屋敷が連なる。
雀踊りも見える。
「右中山道 左いなミち」と刻まれた道標のある交差点を右折してちょっと寄り道をする。
マップはこれを使っています。
(4へ続く)
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