【"Life with ネコ"展】
art-16【"Life with ネコ"展】 港区立郷土歴史館
猫の展覧会があると聞いて行ってみることにした。
やっていたのは、港区立郷土歴史館。
この建物は、昭和13年竣工の旧公衆衛生院を平成21年港区が取得、改装し、平成30年郷土歴史館としてオープン。
安田講堂に似てると思ったら、設計者は同じ、内田祥三氏だった。
重厚な建物だ。
展覧会は、2階(入ったフロア)の特別展示室にて。
そんなに広いスペースではないのだけれど、効率的に場所を使ってうまい展示だ。
縄文時代の狩猟獣ーオオヤマネコ
Ⅰ ネコの痕跡
日本最古の猫(弥生時代)の骨が出土したのは、壱岐のカラカミ遺跡だそう。犬よりあとに出現したようだけど、案外古くから猫もいたんですね。
古墳でも猫と思われる動物の足跡が残った器なども出土されている。
Ⅱ ネコの記帳
今まで気づいていなかったけれど、なんと鳥獣戯画にも猫が!(甲、丙)
そして、枕草子、更級日記や源氏物語にも・・・
と聞くとちょっと読んでみたくなる。
Ⅲ 暮しに溶け込むネコ
猫の絵といえば、国芳!
ということで、国芳や歌川派の絵師たちの浮世絵がいろいろ。
さすが、国芳は猫好きだけあって、よく特徴をとらえていると思う。
擬人化されたねこたちも楽しい。
猫好きといえば、徳川慶喜もそうだったのだろうか?慶喜が撮影したという飼い猫ハンの写真の展示もあった。
玩具の展示もあり、猫鼠十六むさしというゲームは是非やってみたい!
招き猫はたくさん並んでいるとちょっと怖いけれど(笑)、丸〆猫(今戸焼)はかわいい。
猫の皮は三味線になるとは聞いていたけれど、あまり実際の皮は見たくなかったな・・・犬の皮より薄くてなめらからしい・・・
Ⅳ ネコの仲間たち、日本へ
虎が日本にきた時は物珍しく、全国に巡回、こぞって見に行ったらしいが、中にはヒョウを虎として見世物にしてりもしていたとか・・・
みんな知らないからな~
しかし、虎はめったに見ることができる動物ではなかったから、絵にすると、ほぼ猫だ(笑)
Ⅴ 永遠のライバル~イヌ~
日本最古の犬の骨が見つかった時代は縄文時代。
日本書紀や古事記にも登場する。
江戸時代になると洋犬も輸入されて、細い犬(ボルゾイとか?)なども描かれるようになる。
展示の点数が結構多く充実。
せっかくだからと常設展示もくまなく見てまわったら、時間がかかりました。
時間に余裕をもってお出かけを!
ネコネコクイズラリーや、ネコ写真のギャラリー投票などもあります。
« 武蔵小金井:サイゼリヤ 武蔵小金井南口店 | トップページ | 目黒:ニーハオ 目黒店 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 【特別展はにわ】(2024.11.25)
- 神代植物公園3(2024.11.19)
- 【カナレットとヴェネツィアの輝き展】(2024.11.04)
- 【英一蝶展】(2024.10.14)
- 【田中一村展】(2024.09.23)
コメント