日光街道歩き(第10回) 石橋宿~雀宮宿~宇都宮宿~上戸祭1
今年1月以来の日光街道歩きである。
中山道は碓氷峠越えをのぞいて、風人社さんのマップが出ているところまで歩いたので、次のマップが出るまでお休み。ならば、日光街道を進めよう!ということである。
5時に家を出て、西国分寺、南浦和、浦和で乗り換え、石橋駅まで。
大宮での車内トラブル?だかで電車が10分以上遅れ、歩きはじめは8時半。
またまたグリムのからくり時計を見てのスタート。
このからくり時計は午前8時、正午、5時に動くらしい。見てみたかったな~
駅を出て直進、街道に出る。
稲が収穫間近のようだ。
すっかり風化した石仏石塔群があると聞いていたのだが・・・
古いのは如意輪観音のみで、十九夜塔と馬頭観音は新しくなっていた。
石橋宿は下野市で、次は宇都宮市に入るのだとばっかり思っていたのだけれど、上三川町に少し入る箇所があるのだった。
鞘地蔵尊に到着。
小山義政が領地争いで宇都宮基綱を滅ぼした。その際、村人たちが戦死者の鞘を拾い集めて埋めたところに御堂を建てたことから、鞘堂という地名になったのだという。
お堂の中の地蔵と観音菩薩。
地蔵堂の中には小さなお地蔵様。
お堂のまわりにぐるりと干支の扁額が飾られていた。
よくよく見ると、三猿には「見よう 聞こう 話そう」と書かれている。
その先に星宮神社。前回からこの名の神社をいくつも見てきた。
ここは鞘堂新田村の鎮守である。
石祠が並んでいる。
ほどなく再び下野市に入り、北関東自動車道をくぐる。
そして宇都宮市に入る。
自衛隊の車をいやに見るなあと思ったら、自衛隊宇都宮駐屯地があるのだった。
正徳5年(1715)開基の正光寺。
如意輪観音と庚申塔。
なんかかわいいほとけの子。
雀宮宿に入ってきた。日光街道の整備に伴い、雀宮村ができ宿場となった。
本陣1、脇本陣1、旅籠38。
本陣は駐車場に跡の石柱が残るのみ。
向かいにあるのが、ガイドブックによれば脇本陣・・・と思いきや、説明には仮本陣芦谷家とあった。脇本陣とは違うのだろうか。
芦谷家は名主で問屋を兼ねていた。明治天皇の休息場所ともなった。
門が残っている。
少し進むと馬頭観音(安政5年(1858))があった。
横には馬力神や生駒神があった。
馬力神は栃木県や宮城県で見られるそうで、多くは愛馬の供養のために建立されたもの。生駒神も同じようなものだろうか。
長徳3年(997)創建の雀宮村の鎮守、雀宮神社。
東山天皇より金文字で書かれた勅額が下賜され、この額が社頭にあったため将軍家を始め諸大名は、下乗して参拝したと云われているそうだ。
ついに!東京から100キロの地点にきた。
3分の2は過ぎたかな?
(2へ続く)
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