中山道六十九次歩き(第26回) 横川駅~松井田宿~安中宿~安中駅2
(1より続き)
外に出ると、案内の方が「お東」の方に案内してくださる。

途中の庭園がきれいだ。

冠木門。

「お東」も「お西」とほぼ同じ造りのようだ。
こちらも中の見学が可能。

源頼朝の「高白の歌」が書かれた書。

「お東」の方は下の間の次の間が上段の間だ。

上段の間。

外にある蔵(味噌蔵)。
見学が終わると麦茶を用意してくださっていて、ありがたくいただき、出発。

街道に戻り少し進むと、庚申塔と二十三夜塔があったが、このあたりの石造物も字がくっきりで大きいようだ。
上信越自動車道をくぐり、国道を少し歩いてシュロが植わっているところを入っていく。

大きな石の上に、石仏?がのっているがツタが絡まってしまってもはやなんだかわからなくなっている・・・石に何か刻まれているような気もするがよく見えない。

旧道が消滅しているということで、第十中山道踏切を渡る。
この後は中山道は線路から離れていくので、踏切はおしまい。

新堀一里塚。
ちょっとよく見えないけれど、この後ろが塚なのかな?

少し進んだ先に天保12年(1841)の道祖神と石塔。

補陀寺に寄る。
表門に掛かる関左法窟の扁額は関東一の道場という意味だそうだ。

六地蔵(+2)。

中門の向こうに本堂。立派なお寺だ。
このお寺の北側は松井田城址である。
松井田城主大道寺政繁の墓があるというが寄らず。小田原攻めの際、前田利家等の攻撃の前に落城し、のちに政繁は切腹。加賀前田家が参勤交代で門前を通ると、墓は悔し汗をかいたという。
街道に戻り先を進む。

安中市松井田商工会。昭和13年建築の旧松井田警察署跡である。
洋風建築に和風屋根をのせた帝冠様式。

松井田八幡宮。
太子堂や本殿を見てみかったが、若干時間が押していたので行くのはあきらめる。
さて、松井田宿に入ってきた。
この宿は、信州諸藩の年貢米が集積され、江戸廻米の中継地になっていた。本陣2、脇本陣2、旅籠14。

高札場跡という看板がかかっているお店がアメリカンベーカリー。
上州名物うまかんべえ(トースターでちょっと焼くとパイ皮がパリッとしておいしい)と関所通行手形煎餅をおみやげに購入。

静かな宿の風景。
残念ながら遺稿は残っていない。

東屋があったのでちょっと休憩。広場になっていて冠木門があった。
小田原ういろう家の分家があるとのことだったが、わからず・・・(酒屋のところだったらしい)

で、ここ、崇徳寺にはういろう家の墓があるそうだ。

徳右衛門脇本陣。

向かいのかんべやの看板のある家に「妙義山登山口」と書かれた看板もあった。ここから南に向かうのも妙義道だそう。

残念ながら霧雨はなかなかやまず、妙義山はまったく見えず・・・
このところ、山があまり見えずにがっかりだが、思いがけず涼しくて快適であった(歩きはじめは19度でその後もそれほど上がらず)。
松井田宿を出る。
(3へ続く)
マップはこちらを使っています
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