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2023年1月

2023/01/31

福井酒造 四海王

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先日、姫街道を歩いて、豊橋駅で買ったカップ酒。

このラベルがいいですね。
豊橋は、東海道を歩いた時にも訪れているのだけれど、市電は乗らず・・・一度乗ってみたいなあ。市電、1925年開業だそう。

で、お酒だけれど、やや酸味があるけれど、まあ飲みやすい味。

このラベルは捨てられないな。

2023/01/30

惣誉酒造 惣誉 特別純米酒 辛口

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これまたいただきもののお酒。
栃木のお酒である。

飲んでみると、まずまずの辛口でお米の味がしっかり。
いい意味でお酒くさいお酒で、がっつり系のお料理にあう。
日本酒がちょっと苦手という人にはちょっと難しいかも? 

2023/01/29

フレッド・ヴァルガス『ネプチューンの影』 

本日の本

book-1 『ネプチューンの影』 フレッド・ヴァルガス著 創元推理文庫  

STORY:ネプチューンのトリダン(三叉槍)で刺された傷のある死体が発見される。警察署長アダムスベルグは30年前、自身の弟が犯人と疑われた事件と同じ事件だった・・・

☆☆☆警察署長アダムスベルグシリーズ。
読むのははじめて。

正直、200ページちょっとのところまで、なかなか読み進められず・・・
主人公、アダムスベルグもつかみどころのない人で、なんだかなじめない・・・

ところが出張先のカナダでの事件が起き、いったんパリに戻ったアダムスベルグが再びカナダに渡ったところから一気にお話が動きはじめ、おもしろくなってくる。

とはいえ、主人公のキャラがよくわからず(実は過去の事件が影響していることがわかってくるものの)・・・
正直なかなか好きになれずにいたのだけど、部下たちがいい人たちばかりで。主人公を嫌っていたはずの女性刑事ルタンクールの活躍、そして、忠実な部下ダングラールの上司への信頼がいいなあと。
そして、なんといっても、どうやら以前の事件で知り合ったらしい老婦人とその友人が素敵。友人の老婦人はなんとハッカー!!
スカッとする活躍をみせてくれる。

今後もこのキャラ登場に期待!

2023/01/28

喜多酒造 喜楽長 出品大吟醸

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東近江市の酒蔵のお酒。
いただきもの。

出品大吟醸ってなんだ?
と思ったら、品評会への出品のために特別に醸したお酒だそう。

飲んでみると、じわーっと甘みを感じる優しいお酒。
じわーっと旨みが出てくる。
これはおいしいですねぇ。

2023/01/27

第95回アカデミー賞ノミネート

やって参りました!アカデミー賞の季節。
最近、映画から遠ざかってしまっているので、何の根拠もないけれど、またまた勝手な予想を。


〈作品賞〉
今年は10作品のノミネート。
本命は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」。本来候補に挙がらなそうな映画だけども・・・
対抗馬は、「イニシェリン島の精霊」。この映画の方がアカデミーに好まれそうではある。
穴は「フェイブルマンズ」。スピルバーグがいかにしてスピルバーグになったか。これは興味あるな。


〈監督賞〉
本命は「フェイブルマンズ」のスティーヴン・スピルバーグ。3度目も十分ありそうだ。
対抗馬は「」のダン・クワン、ダニエル・シャイナート。作品賞がいけばあるいは!
穴は「TAR ター」のトッド・フィールド。

〈主演男優賞〉
本命は「イニシェリン島の精霊」のコリン・ファレル。やんちゃだったこの人も落ち着いた演技が出来るようになったんだなあ。
対抗馬は「ザ・ホエール」のブレンダン・フレイザー。見事復活!ハムナプトラシリーズ大好きだった。
穴は「生きる LIVING」のビル・ナイ。演技が渋い!

〈主演女優賞〉
本命は「TAR ター」のケイト・ブランシェット。作品ごとの園児分けがすごい。すでに2度受賞しているけれど、3度目もありそう。
対抗馬は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のミシュエル・ヨー。アジア系初の受賞なるか?アクションやコメディのイメージが強い人ですね。
穴は「フェイブルマンズ」のミシェル・ウィリアムズ。いつかは受賞するだろうなあ。

〈助演男優賞〉
本命は「フェイブルマンズ」のキー・ホイ・クァン。グーニーズやインディ・ジョーンズの彼が復活!これはうれしい。
対抗馬は「イニシェリン島の精霊」のブレンダン・グリーソン。大ベテランだけど、クァンが圧倒的かも。
穴は「フェイブルマンズ」のジャド・ハーシュ。こちらも大ベテラン。

〈助演女優賞〉
本命は「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のアンジェラ・バセット。ゴールデン・グローブ賞を受賞して勢いに乗ってる。
対抗馬は「イニシェリン島の精霊」のケリー・コンドン。前哨戦では当初強かったようだけど・・・
穴は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のジェイミー・リー・カーティス。初ノミネートなんですね。個人的にはあげたいところ。

授賞式を楽しみに待ちましょう。

2023/01/26

渡邊佐平商店 純米吟醸 日光誉

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日光街道、今市宿の道沿いにある酒蔵のお酒。
歩いた際に購入したもの。

飲んでみると、やや甘めかな。
けれど、くどいわけではなくて、くせがなくとても飲みやすい。
お料理はさっぱりしたものでもいいし、がっつり系でもいいんじゃないかな。

街道歩きをしていて、酒造があるとうれしくなりますね。

2023/01/25

姫街道歩き(第2回) 和田辻~嵩山宿~三ヶ日宿~都筑駅4

(3より続き)

しばらくしてようやく国道脱出!

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またまた秋葉山常夜燈鞘堂が。

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鞘堂自体は明治のもののようだが、常夜燈は大正5年のもののようだ。

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みかんの流通センターやJAなどの建物が続き、みかんをのせたトラックも頻繁に行き交って、とにかくみかんの街だなあと思う。

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昔三ヶ日高校だったところにはJAがある。

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宇利山川を宇利山橋渡る。
釣橋川に合流する。

釣橋川橋との間に公園があり少々休憩。

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水仙のいい香りが漂う。

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浜松市に入ってから全然マンホールがなかったが、ようやく発見。旧三ヶ日町のマンホールである。
浜名湖に浮かぶヨット、瀬戸橋、町の花みかんの花と実が描かれている。

いよいよ三ヶ日宿に入ってきた。
本陣1、脇本陣なし、旅籠4。

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遺構は何もなく、本陣跡の説明板も見逃してしまった・・・

そろそろ帰りの電車が気になるところだが、がんばれば次の駅都筑で3時半すぎの電車にもしかして乗れるかも?とペースアップ。といいつつ、寄り道して三ヶ日製菓でみかん最中を買い求める。

大急ぎで街道に戻り先を進む。

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三ヶ日一里塚址の碑。71里目。

さらに先に進んだところで痛恨のミス!
整体院のところで左に進むべきところ、右へ行ってしまった!
国道まで行って間違いに気づいたが、元々ギリギリ間に合うかというところだったので、もう間に合わないことは確実。1時間後の電車をめざしてゆっくり行くことにする。

整体院のところに戻ってみると、ちゃんと案内板があるではないですか・・・

ゆるやかな坂道を上がっていくと高札場跡と茶屋跡の説明板があった。

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片山竹茂墓(は見つからなかったが)の方に上がっていくと、猪鼻湖が見えた。猪鼻湖は浜名湖の支湖。大崎半島で浜名湖と仕切られ、幅120メートルの瀬戸水道で浜名湖に通じている。

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今度は坂を下っていくと田んぼが広がっており・・・

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その先はまたまたミカン畑。
道は大里峠へ向かって登っていく。
この道は高速道路で分断されていて、いったん大里橋で高速を渡る。
大里峠の案内板があったが、行き止まりとのことだった。

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今度は高速の下を通ってまた南側へと戻ってくる。

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仇討説明板(嘉永5年(1852)の仇討ちのお話)を通り過ぎ、御殿道との分岐でこの日の街道歩きは終了。
家光が休憩所として、寛永3年(1626)浜名湖に面した野地城にお茶屋御殿(野地城御殿)を建てた。寛永11年(1654)の上洛の際、行きも帰りも姫街道を通り、野地城御殿で昼休みをとった。姫街道から南に分かれて野地城址まで続く一本道を、今でも御殿道と呼んでいるのだそう。家光以降、将軍があまり上洛しなくなったため、廃城となり建物は新居関所に移されている。

この御殿道を南下、都筑駅に向かう。

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駅舎があるのは南側なので、踏切を越えぐるりとまわって駅へ。4時到着。

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ここにある公衆トイレは水色の象。他の天竜浜名湖鉄道の駅にあるトイレもみかんとかうなぎと牛とかあるらしいけれど、ここが象なのは、次回歩く引佐峠への途中に象鳴き坂があるから。

パン屋さんのイートインで電車を待ちたいところだったが、混んでいたのであきらめて駅待合室で待つ。

4時31分発の一両編成の電車に乗り、新所原駅到着5時。ちょうど日が沈むところだった。
5時17分発の東海道線を待つ間が寒くて寒くてすっかり体が冷え切ってしまった・・・

浜松駅到着5時41分。
改札を出て、まずは新幹線の切符を買う。次のこだまよりその次のひかりの方が早く到着するのでそちらを。

おみやげやさんでお酒とうなぎパイのおみやげを買い、駅弁も購入(あとで、改札内のお弁当やさんを見たら残り2つだったから、やはり外で買っておいてよかった)。

改札内のコンビニでビールを買い、6時17分のひかりに乗り込む。

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この日の駅弁は、浜松三ヶ日牛&遠州しらす弁当。2種類の味が楽しめてよい。久々の静岡麦酒もおいしかった。

東京到着7時42分。
帰宅は8時半すぎだった。

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この日のおみやげ。
三ヶ日みかんはお裾分け。

次回も助っ人を加えて引佐峠を越えます。

約37000歩。

(完)


マップはこちらを使っています

2023/01/24

姫街道歩き(第2回) 和田辻~嵩山宿~三ヶ日宿~都筑駅3

(2より続き)

体がすっかり冷えないうちに出発。

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ごくごく短い距離、旧道があり、そこに弘法堂(太子堂)がある。
2体の弘法大師像。

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国道を渡って、下り坂の旧道へ。

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とにかく、みかん畑・・・である。
それほどなっていなくて、地面にたくさん落ちているので、もう収穫が終わったということだろう。

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お、なってると思ったら、いよかんか何か?だろうか。

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高札場跡に秋葉常夜燈鞘堂がある。常夜燈は文化4年(1807)のもの。
どうやら石垣の土台の上に高札場があったようだ。

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ちょっと寄り道。橘神社。
平安時代の初期三筆の一人として著名な橘逸勢を祀った神社である。
逸勢は承和9年(842)伴健岑(とものこわみね)等と皇太子恒貞親王を奉じて叛を謀ったとのことで伊豆に配流の途次遠江国板築駅に於いて病没其の地に埋葬された。随行した逸勢の娘、妙沖尼は墓畔に庵を結び父の冥福を祈った、とのことだ。

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筆塚と妙冲尼観音。

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妙冲尼の孝行を称えた旌孝碑。

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急な石段をさらに登る。

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本殿。
横にさざれ石のようなものがあったのだが、これがどうやら橘逸勢だったらしい?うーむ、撮りそびれてしまった・・・

街道に戻る。

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本所関所跡。
戦国時代から関所が置かれ、江戸時代、幕府により新居関所とともに整備されたが、寛永元年(1624)気賀関所が置かれると、ここは廃止されている。

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国道に合流するが、すぐ先の崖の上に旧道が残っており、そこにあるのが本坂一里坂である。72里目。
北側の塚は現存。南側の塚は大正4年(1915)、本坂隧道開設のため崩され復元されたもの。

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一里塚前にはずらりと馬頭観音が並ぶ。

再び国道に合流、しばらくは国道歩きだ。

板築駅跡(古東海道の駅家で、海側を通っていた猪鼻道が天長10年(833)の大地震で崩壊し、承和10年(843)に復興するまでの間の10年あまり存在)を通り過ぎ、少し進んだ先に二宮金次郎像。

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二宮金次郎があるとついつい写真を撮ってしまう。
元々小学校の分校があった場所で、戦時中に供出されてしまったため、戦後作り直されたもの。

華蔵寺に寄る。

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山門。

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植栽で作られた門と本堂。

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十王堂。

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大日堂。
板築駅の説明板の近くにあった道標が保存されているとのことだったが見つからなかった。

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長屋門が遺された家がある。
門屋と言われていたしょうや、鈴木家の屋敷跡地だそうだ。

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少し先左側に秋葉山常夜燈鞘堂。

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夜燈はちらっとしか写っていないけれど、木製だ。

(4へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/01/23

姫街道歩き(第2回) 和田辻~嵩山宿~三ヶ日宿~都筑駅2

(1より続き)

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嵩山一里塚が現れた。73里目。
両塚とも現存。唯一完全な形で遺されている。
何かの調査が行われていて、片側(西塚・豊橋市指定史跡)だけ撮影。

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すぐに旧国道に出る(この後も何度か横切ることになる)。

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渡った先の姫街道碑。

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茶旧川に架かる茶旧川橋。

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茶屋場跡・・・なのだが、茶の字が・・・

嵩山七曲がりと呼ばれるところにさしかかったのだが・・・七曲がり以上ありますね~

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水場。あまり水は流れていないが、かつては旅人が喉をうるおしたのでしょう。

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ケルンが築かれていて、我々も3つ重ねてみる。

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弘法水。
昔、弘法大師がこの地を訪れた際、喉を潤したとされる言伝えがあるそうだが、本当に通ったのかな・・・

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ほどなく、本坂峠到着。328メートル。姫街道最高地点。風が吹き抜けて寒い。
それほど大変な登りではなく、ここまではトレッキンポールなしできたが、下りは使用することとする。

静岡県に入った。

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少し下っていくと椿の原生林が現れた。樹齢200年以上のものもあるという。
1~3月に咲くというので、多少は咲いているかなと期待していたのだが・・・
確かに少し咲いてはいるのだけど、高い位置にあって、撮影しづらい・・・

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ピントをあわせるのが難しい。

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こちらの方がよく撮れてるかな?

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ベストショットはこれ。

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が、実は下に落ちている椿の方がよく撮れていたりして・・・

下りは石畳だ。原生林に入る前にも横断した旧国道をまた横切る。

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大きな松ぼっくりをたくさん見かけた。
大きな松ぽっくりができる木の種類は結構あるらしいのだけれど(30センチなんてのもあるらしい)、これはなんだろうなあ・・・10センチ近くはあったのだけど。

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鏡岩。
高さ4m、幅10m。昔は光っていて旅の女性たちがこれを鏡にして身づくろいをしたというが、鏡がわりになるものだろうか??
石畳は少々降りづらいのだが、この石畳は昭和34年、電話線を敷設する際にケーブルを押さえるために敷かれたものなのだそう。

突然視界が開けると、みかん畑が現れた。

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富士山の形をした東屋も見える。

ついに国道に出た。

上から見えたこの東屋でお昼ご飯にすることにする。

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おにぎりと、味噌汁、いちご。熱々のお湯を入れたのだけれど、あっという間に冷める。
陽は当たっているのだけれど、時折吹く強い風が冷たく、ささっと食べる。
しっかり押さえていないと、いろんなものが飛んでいってしまう・・・


(3へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/01/22

姫街道歩き(第2回) 和田辻~嵩山宿~三ヶ日宿~都筑駅1

第2回の姫街道歩き。
今回はそれほどの難所ではなさそうではあったが、峠越えということで助っ人を頼むことにした。というわけで土曜日。
翌週はかなり寒くなるので無理、でもこの土曜日ならばギリギリ大丈夫であろうということで出かけることにしたのだが・・・
予想以上に風が強く、寒い一日となった。

前回と同じ東京駅6時21分のひかりに乗る。

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豊橋到着は7時48分。
バスの時間が8時22分なので少々待ったが、やはり寒い。

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バスはちょっとだけ遅れて8時55分頃和田辻東バス停に到着。
ここから歩きスタート。
気温が低いのもあるけれど、風もあって、いつもなら歩き始めるとすぐに暖かくなるのが、なかなか暖まらない。

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少し歩くと長楽(ながら)一里塚碑があった。74里目。

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その先に、秋葉常夜燈。
手前には自然石の道標があり、「左豊橋 右豊川」と刻まれている。

この先で100メートルほど旧道を歩いてまた国道に合流。

しばらく歩いて長楽鉱山(前回ずっと見えていた削れた山は鉱山だったのだ・・・石灰石の採掘がされているそう)入り口と反対の右に入ると、大きな檜が見えてくる。

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長楽の檜(地蔵檜)である。

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鉄柱で支えられている。

幹の周囲が目通りで約5.2m、樹高は約10m、枝張りは約13m、樹齢は約300年だそう。

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落雷のため根元が空洞になっている。尖端は枯死しているそうだ。

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地蔵堂。

街道に戻り、また少し旧道を歩く。

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筆の里?
江戸時代より伝わる豊橋筆の工房らしい。

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豊橋って筆が有名だったのか・・・

この先で旧道に入る。
嵩山宿である。
明和元年(1784)に東海道と同格の宿駅に指定された。本陣1、脇本陣なし、旅籠11の小さな宿である。
宝永4(1707)の大地震と津波で東海道が通れなくなると、旅人は姫街道を通ったが、村の農作業もままならなくなり通行禁止を願い出た。

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すぐのところに、煉瓦塀で囲われた秋葉常夜燈があった。文政10年(1827)のもの。

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ん???カエルさんもいますね。

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屋号札があった。割と新しめですかね。

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これはなんと読むんでしょう?

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夏目本陣跡を通り過ぎ、進むと藤上公会堂(このあたりは近距離にいくつも公会堂があった)の前に姫街道碑があった。「東 本坂峠 西 嵩山宿」と刻まれている。

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横には嵩山七曲がり付近で詠んだという香川景樹の短歌が刻まれている。
「ましらなく 杉のむらたち 下にみて 幾重のぼりぬ すせの大さか」

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次第に山道になってきたが、まだ舗装路。

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「左ふどうさま」の道標のあたりから、土の道に。
不動滝は時間の関係でパス。

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随所にこうした道しるべがあって、迷わずに登っていける。

(2へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/01/21

神沢川酒造場 正雪 大吟醸 無量寿

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酒屋さんで日本酒を買おうと物色したいたところ、正雪のラベルが目に飛び込んできた!

この酒蔵は、東海道を歩いた際に訪れて、とても印象深かったところ。
迷わず、こちらを購入。

正雪という名前は、由井正雪にちなんだもの。
「時代に逆らってまで正直に生きた気骨の兵法家、由井正雪の名に恥じず、ただ一心に杯のすすむ酒をめざしています。」とのこと。

飲んでみると、香りがまずきて、これがなかなかいいんですね。
味はというと、わりととがった感じがあって、渋みも苦みもある。
きりりとしたお酒でありました。

2023/01/20

黄桜 ラッキーラビット LUCKY RABBIT

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毎年出る黄桜の干支ビール。
ゲットできなかった年もあるけれど、今年は首尾よくゲット!
ちゃんと年が明けてから飲みました。

注いでみると、かなり濃い色。
飲んでみると、うーん、ホップがすごく香りますね。そして、結構な苦み。一瞬、IPAかと思ったほど・・・
白ワインのようなフルーティなアロマ・・・というのはわからなかったけれど、なかなかよいです。

来年も是非飲みたいな。

2023/01/19

姫街道歩き(第1回) 御油追分~和田辻5

(4より続き)

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三明寺に寄る。
大宝2年(702)の創建。平安時代に焼失したが南北朝時代に再興された。通称豊川弁財天。

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鳥居。

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観音霊場石仏・馬頭観音・地蔵菩薩などが並ぶ。

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三重塔。重要文化財。
享禄4年(1531)の建造で、総高14.5mの柿葺。一層、二層を和様に、三層を禅宗様にしたのが全国的にも珍しいのだそう。

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弁天橋(神橋)。

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豊川弁財天堂拝殿。

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弘法堂。

先に進む。

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霞堤へ。
堤防の数か所に切れ目をつくり、豊川の水位が増すと、その切れ目から堤防内に水を入れて、広い田や畑に誘水し、一時的に水を溜め、川の水位が下がった時に減水させるようになっていたという。
っこのあたり、洪水が多かったのですね。
今でも切れ目はあるらしい。

三谷原神社を通り過ぎ、古川を渡って旧道へと入る。

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「時ハ吾人ノ生命ナリ」と刻まれた常夜燈。

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文政2年(1819)の秋葉常夜燈の奥には秋葉神社があるのだが、石積みの上にある。
洪水が多かったためらしい。

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当古の渡し場に突き当たった。
当古村はかつて渡しの船宿と豊川の船運の港として栄えたが、豊川鉄道が通ることとなり、廃れてしまった。

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豊川を当古橋で渡る。

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豊川、きれいな川だ。

ここで豊橋市に入る。

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豊橋市のマンホール。
朝日のなかを船が三河港を出港する姿から人・緑・街をデザインした・・・ものだそう。

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小倉橋で牟呂用水を渡った先の段上に馬頭観音と弁慶首塚松碑がある。
大正時代の馬頭観音とのことだが、馬がかわいい。
弁慶首塚松碑の方は、かつてここに弁慶塚があり、直径7尺の松の木が二本あったものの、一本は明治26年4月に倒れ、もう一本は明治32年9月に倒れたのだそう。
向かいの崖の上は南北朝時代の高井城址とのことである。

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消火栓は手筒花火。

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そしてこの日のゴール和田辻東バス停に到着。
もう少し先まで歩けるのだが、この先はバスがあまりないため、ここで終了。
バスで豊橋駅に出る。

駅ビルでおみやげを買い、壺屋で稲荷寿しを買う。
もう少し待ってひかりに乗った方が早く着くのだが、確実に座って帰りたいということでこだまに乗る。

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5時半すぎたところで夕食タイム。
夕食の稲荷寿しは季節の稲荷。普通のおいなりさんの他、帆立うま煮、かに、黒豆と酢蓮根、野沢菜とゆず。ビールで乾杯!

東京駅でも順調に乗り継ぎ、帰宅は8時だった。

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おみやげは、豊川稲荷門前の宝珠まんじゅう、豊橋の四海王ワンカップ、そして黄色いゼリー。このゼリーは東海道を歩いた際に買いそびれていつか買いたいと思っていたもの。井上靖のしろばんばに出てくる日向夏のゼリーだ。

約40660歩。意外と歩きました。

次回は助っ人1名を加えて本坂峠を越えます。

(完)

マップはこちらを使っています

2023/01/18

姫街道歩き(第1回) 御油追分~和田辻4

(3より続き)

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神社系とは違って赤い鳥居が続いているわけでなく、のぼり幟が並ぶ。
どのくらいあるのだろう?
数の多さから通称千本幟と呼ばれているそうだ。

万堂へ。

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七福神。

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毘沙門天。

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宇賀神様もいた。

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弘法大師も。

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おびんづるさま。

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大黒堂。

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霊狐塚にも行ってみる。

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狐が並んでいるが、よくよく見ると顔は何パターンかあるんですね。

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怖い顔のもある。

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すごい数の狐だ。

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圧巻。

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年々増えていくのだろうか。

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奥の院。文化11年(1814)建築。彫刻が素晴らしい。

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三重塔。

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池に鯉がいたが、あまりガツガツしてなかった。十分餌がもらえてるのだろうか。

いやー、豊川稲荷、見所の多い所でしたね。

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街道に戻り、姫街道踏切を渡る。

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ちょうど飯田線が通っていった。

(5へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/01/17

姫街道歩き(第1回) 御油追分~和田辻3

(2より続き)

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 せっかくなので資料館も見学。

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説明をしていただく。

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国府跡から出土した羊型硯。

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国分尼寺跡から出土した瓦がなんかかわいい。

だいぶ寄り道になったけれど行ってよかった。
全国の国分寺・国分尼寺を巡るのもおもしろそう。

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街道に戻り、しばらく歩くと本宮山遙拝所があった。
本宮山(789メートル)頂上にある砥鹿神社本宮山奥宮を遥拝するため、天保13年(1842)に建立された。

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奥の山、頂上に中継局が見えるから、これが本宮山ですね。

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諏訪神社。
かつてこのあたりには海軍工廠があり、昭和20年8月7日の空襲でこの神社も焼失してしまった。

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爆撃を受けた狛犬。

消防署、体育館、図書館、市役所等を通り過ぎ、佐奈川を金屋橋で渡る。春は桜並木がきれいなのだろう。

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纏をもったいなりんが描かれた消火栓。

豊川稲荷にももちろん?寄り道するのだが、そろそろお昼どきなので先に食事をすることにする。急に賑やかになってきた。まだまだ初詣の人がたくさんいるのだろうか。

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門前のいなりのお店、松屋に入店。

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頼んだのは、大判おきつねきしめんと、いなり寿し3個セット。
おいなりさんは白、わさび、ひじき。
意外にこぶりな稲荷寿しだが、寿司飯がとてもおいしい。
きしめんのあげの大きさにびっくり!おだしがしみて甘くておいしい。

おなかいっぱいになり、豊川稲荷へ。
稲荷というと神社かと思うが、こちらは曹洞宗の寺院で正式には「妙厳寺」と言う。

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総門。

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鎮守堂。昔の神楽殿。

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鐘楼堂。

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鳥居は戦後のものだ。

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楽殿。総檜造り銅葺。

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本殿。大きい。総欅造り、妻入二重屋根三方向拝。
豐川吒枳尼眞天が祀られている。

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左側の狛狐。怒り顔?

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右側。こちらの方が笑ってる??

(4へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/01/16

姫街道歩き(第1回) 御油追分~和田辻2

(1より続き)

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八幡宮の鳥居。

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神橋。

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さざれ石。

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拝殿。
八幡宮は天武天皇の白鳳年間(7世紀半ば)に大分県宇佐八幡から勧請された。

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拝殿内部。

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本殿は文明9年(1447)室町時代の建築。三間社流造桧皮葺で国の重要文化財。

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外宮。

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内宮。

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稲荷社と六所神社。
そのほかたくさんの境内社がある。

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八幡宮を東に出ると三河国分寺塔跡がある。

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芯礎の位置。

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三河国分寺跡。
国分寺とは聖武天皇が天平13年(741)に発した 「国分寺建立の詔」 により、国分尼寺とともに各国に建立した寺院で、僧20人を置くことが定められていた。

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銅鐘は国重要文化財。
八葉蓮花文の撞座の位置が高く、竜頭の向きが、撞座の方向と直交するなど、古い形式のものだそう。

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十三仏。6体。

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十三仏。7体。

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にある国分寺は、奈良時代のとは別のお寺で、16世紀に再興されたものだそうだ。

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三十三観音。

続いて国分尼寺に向かう。

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三河天平の里資料館の前に自販機があったのだが、これがいなりんなのか~

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国分尼寺の中門と回廊がは実物大で復元されている。

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中に入ってみる。

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金堂跡。礎石は残っていたそうだが、これは復元。

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掘立柱塀跡(寺を囲んだ塀の跡)。

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なかなかに広い。

(3へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/01/15

姫街道歩き(第1回) 御油追分~和田辻1

本年初の街道歩きは姫街道。
中山道をちょっとお休みする間、どこを歩こうかと悩んだのだが、比較的暖かく(浜名湖あたりは寒いかも??)、距離もそれほど長くはない姫街道を歩いてみることにした。使うマップは風人社さんのもの。

姫街道は浜名湖の北にある本坂峠を通って東海道見附宿(磐田)と御油宿を結ぶ街道で、本坂通、本坂道と呼ばれる。
なぜ姫街道と言われるようになったかは、女性が浜名湖の渡しをきらったり、新居関所を嫌った女性が多く通ったことによる、また古くからある道という意味の「ひね」街道が転訛した、本道を男、脇道を女と見なしたなど諸説あるそうだ。

家を出るときは氷点下で寒く、真っ暗。
早めに東京駅について、ひかり(自由席)に乗り込む。6時21分発。まだまだ暗い。

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やがて徐々に日が昇り、富士山が姿を現した。
年末に高尾山から見た富士山は真っ白だったけれど、溶けてしまったのだろうか。

豊橋駅到着7時48分。
7時58分発の名鉄に乗り換える。
国府駅着8時5分。御油まで行ってまた松並木を見ようかとも思ったけれど、御油は特急などが止まらない駅なので、時間短縮のため国府でおり、御油追分に向かう。

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豊川市のマンホール。東海道を歩いた際に多分撮っているはずだけれどもう一度。豊川をはねる魚、本宮山、豊川稲荷の狐、市の木クロマツ、サクラ、市の花サツキと盛りだくさんなデザイン。

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こちらのマンホールは前はとってなかったかな?
雨だれ、傘、テルテル坊主。

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さて、東海道と姫街道の追分に到着。懐かしい・・・
安永3年(1774)の秋葉山常夜燈(右ごゆ 左ほうらいじ道)、明治16年(1883)の秋葉山三尺坊大権現道道標、明治13年(1880)の國幣小社砥鹿神社道道標がある。
「これより姫街道」の道標もそういえばあったんでした。見附の方の道標はとてもよく覚えていたのだが、こちらにもあったんだなと。

ここから姫街道スタート。もと来た道を戻り、国道一号線を渡って、歩道橋で名鉄の線路を越える。

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西明寺の寺標が見えてきた。

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ここには芭蕉句碑もある。寛保3年(1743)、国府の俳人米林下が建てた句碑で東三河の中では一番古いとのこと。
「かげろふの 我が肩に立 紙子哉」

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お寺自体はちょっと遠いのでパス、船山古墳へ。

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登ってもよくわからないのだが、確かに上から見ると(あとで写真で見たのだが)前方後円墳である。三河地方最大級の前方後円墳だ。

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続いて久保神社へ。

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伊勢神宮遥拝所がある。

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奥には(実は道路沿いだったのだがはじめて気づかなかった)古墳がある。直径20メートルの、6~7世紀頃の円墳。

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上には横穴式石室の天井石がある。

さらに寄り道。

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三河総社へ。
国司が国内の神社を巡拝する労を省くため、祭神を一か所に合祀した神社を総社といって、平安時代、各国の国府の近くにもうけられたという。

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神門。

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拝殿。

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正面に見えるのが曹源寺だが、このあたりが三河の国府(国庁)跡である。

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街道に戻る。ちょっとだけ旧道を歩き、県道に合流したところの交差点に桜地蔵があった。

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別のマンホール発見。
いなりん??どうやら豊川市宣伝部長らしい!

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八幡宮の社標のところを左折、西古瀬川にかかる宮前橋のところに、文化8年(1811)の常夜燈がある。左に見えるのは駒嶽社と秋葉社だ。

(2へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/01/14

上野:こて吉 上野の森さくらテラス店

国立博物館に行ったあとの昼食。
結構博物館をじっくり見てしまい、そろそろランチラストオーダーの時間に近くなってしまった。

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久々にこて吉に。
滑り込みセーフ。

この日は平日だったので、はじめて平日ランチメニューに巡り会う。

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ワタクシのとんぺい焼き定食。
あ、チーズが入ってる!
と喜んでいたら、後半はお餅。

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同居人のホルモン焼き定食。
ぷりぷり!

これだとビールが欲しくなるな~

今度は変わり種のお好み焼きを食べてみようかな。

東京都台東区上野公園1-54 上野の森さくらテラス 2F

2023/01/13

【総合文化展】2

art-6【総合文化展】2 東京国立博物館

1より続き

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鍬形蕙斎の近世職人尽絵詞 下巻。全三巻にわたり、江戸の職業を紹介する。これなんだろうという職業もある。

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酒井抱一の扇面雑画 布袋。ユーモラス。

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今回の浮世絵の特集は、広重の名所江戸百景。何度見ても楽しめて新しい発見がある。

根付コレクションもいつも楽しい。

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今回、一番気になったのは、エジプト提物。石棺、壺、スカラベ。不気味。

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セミと抜け殻。
いずれも外国人の作品で目の付け所が違うんだなあ。
孵化する蛇なんてのも気持ち悪い・・・

一階に移動。
大安寺の仏像の展示があった。奈良のお寺で、国家によって造営された日本最初の国立寺院だそう。

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広目天立像。四天王の中で一番気に入ったもの。

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持国天立像。

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不空羂索観音菩薩立像。

続いての部屋でまたまた根付が。

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蛸壺!

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金工のコーナーの田子浦富士柄鏡。鏡も芸術品ですね。

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兎水滴コレクション。一羽ありえない耳が・・・

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刀剣はどうもよくわからないのだけど、こういったものは好き。

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能は見たことがなくまったくわからないのだが、能面は芸術品としてよいですね。

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なかなかにユーモラスだ。

地図のコーナー。

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伊能忠敬の日本沿海輿地図(中図)中部・近畿。
正確で驚く。歩いてきた街道を懐かしみながら見た。

最後に近代美術のコーナーへ。

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横山大観の日蓮聖人。

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森川杜園の牝牡鹿。子鹿じゃないよね?

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富岡鉄斎の二神会舞。鉄斎って漫画チックだ。

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前田青邨の都(京名所)八題。何度か見ているが、今回とてもデザイン的だなあと思ったのだった。

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大島如雲の鷺置物。右はゴイサギかな?

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東海道五十三次絵巻 巻1。これ全部見てみたいなあ。

今回は時間的制約がなかったので、結構じっくり見学できました。
いつか、全部きっちり解説を読みつつ、じっくり回ってみたいと思う。一日かかりそうだけど・・・

 

 

2023/01/12

【総合文化展】1 

art-6【総合文化展】1 東京国立博物館

博物館に初もうでを見た後は、総合文化展を見て回ります。

平成館にある考古展示室はいつもは行かないのだけれど、初もうでが平成館だったので見る。埴輪、土偶、土器は大好きなので結構な時間をとってしまった。

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埴輪 盛装女子。

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土偶、仮面いろいろ。

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顔面付壺形土器。

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石人。九州独自のものだそうだ。

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ひんべえ?!

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埴輪いろいろ。

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オウムかと思ったら陶棺なのだった。

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後ろに背負われてるのがちょっと不気味・・

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蔵王権現。

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板碑。

本館に戻る。

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鶏形埴輪ははじめて。

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伎楽面 酔胡従。

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伊藤若冲の玄圃瑤華。なんとなくヴァロットンを思い出しました。

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茶の美術のコーナーはいつもさーっとしか見ないのだけど、志野茶碗 銘 橋姫は気に入りました。ゆるい感じ。

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そして、お正月といえばこれ!松林図屛風である。

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犬張子。犬の顔が人間っぽい。

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染付吹墨月兎図皿。ここにもありました!兎のお皿。

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俵屋宗雪の龍虎図屏風。虎がかわいすぎる・・・

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狩野探信の百猿図。これ好き!!

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東東洋の漁村富士図。なんかのどかだ。

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仙厓の富嶽図。このゆるさがいいですね。

長くなったので、2へと続きます。

2023/01/11

【博物館に初もうで 兎にも角にもうさぎ年展】

art-5【博物館に初もうで 兎にも角にもうさぎ年展】東京国立博物館

恒例、トーハクの博物館に初もうでに行って参りました。
例年、カレンダーをもらうべく2日に行くのだけれど、今年は配布がないということで、5日に。5日だと混んでいなくていいですね。来年も2日はやめようかな?
そうそう、今年は予約制ではなくなっていましたね。

いつも本館2階の2つの展示室を使っての展示だったのだが、そこが改装中ということで平成館の一つの部屋を使用。なので、ちょっと規模は縮小されていました。

第1章 兎に角うさぎ

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「博物館獣譜」うーん、ちょっとうさぎじゃないような?

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「染付水葵に兎図大皿」このうさぎさんはかわいいなあ。

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「兎水滴」一つほしい!

第2章 月のうさぎ
月の中に見えるものというと、うさぎの他、蟹とかいろいろあるようだけど、やっぱり餅つきするうさぎですね。

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「十二天像(月天)」月天が持つ月輪の中にうっすら兎が見える。
イチオシは「月宮八稜鏡」中国でも月にうさぎがいいるとされていたんですね。天女とカエルもいるけれど。ついているのは餅じゃなくて不老長寿の仙薬らしい。

第3章 波に乗るうさぎ
室町時代以降、うさぎが波に乗る姿が好んで造形化されたとのこと。蛍雪には月影が白く水面に浮かぶ姿をうさぎが波の上を走る姿になぞらえたとあった。そのことから火伏せの象徴ともなったそうである。

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波兎蒔絵旅櫛笥」兎が波間をぴょんぴょん跳んでる感じ。

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「金茶糸素懸威波頭形兜」兜の形がうさぎの耳。なんかあまり強そうな感じしないけど・・・

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「染付吹墨亭兎図皿」兎はともかくとして、家がUFOに見えるのは気のせい?

第4章 うさぎはどこだ
「涅槃図」のうさぎはすぐに見つかったけれど・・・

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「広寒宮螺鈿合子」螺鈿細工が美しいのだけど、薬をつく兎にヒキガエルというのは「月宮八稜鏡」と同じですね。

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「海士玉採図石菖鉢」まさにうさぎはどこ?と思ったら四隅で支えているのがうさぎ。

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「見立行平・松風・村雨」着物の柄にうさぎいました!

第5章 うさぎと人と

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北斎の「大黒様に白兎」うさぎを助けた大黒様が描かれている。めでたい絵。

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「青花唐子文鉢」童子がうさぎと遊ぶ姿。ほのぼの系。
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「卯の春」きめだしで描かれるうさぎ。

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「吉例 兎の年礼噺」擬人化された兎と鶏。明治初期には兎が流行したそうだ。
同じ絵師蓮池堂の「玉兎黄金の酉年」ユーモラス。

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「黒釉兎毫斑碗」兎に何の関わりがあるの?と思ったら、細い模様が兎の毛のように見えるということらしい。

毎年、干支にちなんだ美術作品をたくさん集めてくるもんだなあと感心します。
是非どうぞ。

2023/01/10

【ヴァロットン 黒と白展】

art-4【ヴァロットン 黒と白展】 三菱一号館美術館

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三菱一号館美術館で開催中のヴァロットン展に行って参りました。
ヴァロットン展は2014年に同美術館で開催されており、その時はじめてこの画家の存在を知ったのだったが、今回は一号館所有の世界有数のコレクションの中から、版画に特化した展覧会なのである。

Ⅰ「外国人のナビ」ヴァロットン-木版画制作のはじまり
スイス生まれのヴァロットンがパリに出てきた当初の初期の作品。
で、自画像からスタート。
作家や画家を彫ったシリーズでは、若干デフォルメしていなくもないけれど、結構よく特徴をとらえている。
マッターホルン、モンブラン、ユングフラウなど山を描いた木版画シリーズもあったが、人物が多い中、こうして景色の版画はめずらしい?ヴァロットンにしてはオーソドックスだ。

Ⅱパリの観察者
ここからヴァロットンの特徴があらわれてくる。
息づく街パリシリーズ。

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パリをいきいきと描いている・・・とはいっても、描く対象がおもしろい。デモ、事故、ブタ箱に送られる人・・・ユーモアたっぷりを通り越して、皮肉っぽい作品もある。事故などは、ちょっと残酷・・・
群衆を描くの、ヴァロットンうまいですね。

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死を描くシリーズもシニカル。でも、「難局」は狭いところで棺桶をおろそうとして苦労するさまが、おかしみがある。

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「暗殺」はナイフを振り上げる腕と、抵抗する腕が描かれて死が暗示されるという・・・ちょっと怖い。

Ⅲナビ派と同時代 パリの芸術活動
同時代の画家の紹介。
ボナール、ヴィヤール、ドニ。彼らの作品は淡い色のリトグラフなのだが、ヴァロットンは一環して黒と白の木版画。
またもや、音楽家や作家を描いた作品があったが、若干悪意もあるような??
ワタクシとしては「版画愛好家」のような作品の方が好き。

Ⅳアンティミテ:親密さと裏側の世界
これぞヴァロットン!
貧しかったヴァロットンも大画廊のオーナーの娘と結婚することで上流階級へ仲間入りしたものの、妻とも不仲だったらしい・・・そうした私生活が作品にも影響しているように思える。
作品の皮肉っぽさ、冷たさが増し、なにより、黒の部分が多くなる。
「怠惰」は好きな作品。のびた猫と女性が横たわった姿がシンクロ。デザイン性抜群。
楽器シリーズの中では「フルート(楽器Ⅱ)」がいい。これも猫がいるのだけど、白が映える。

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アンティミテシリーズは、男女の駆け引き、親密と見えて実は・・・が描かれるのだけど、黒の使い方が効果的。「お金」などはほとんど黒じゃないですか!ぞーっとする作品揃い。

Ⅴ空想と現実のはざま
お金の心配がなくなったヴァロットンは一時期絵画へと向かうが、雑誌の挿絵などは作っていたし、第一次世界大戦をきっかけとしてまた木版画を作成するようになる。
挿絵意外といいですね。ルナールの『にんじん』の表紙、子供の頃よんだの、これだったかも?
万国博覧会シリーズは、めずらしく楽しそうな版画だ。
好きな作品は「白鳥」。そうそう、白鳥、結構凶暴(笑)。
戦争をテーマとした、これが戦争だ!シリーズは無残さが伝わる・・・

姉妹館提携を行っている、フランスのアルビにあるトゥールーズ=ロートレック美術館開館100周年を記念しての、ロートレックとの特別関連展示もありました。

是非どうぞ。

 

2023/01/09

東京:日式台湾食堂 WUMEI

東京ステーションギャラリーに行った後の昼食。
八重洲北口近くのグランスタ八重北に新しく昨年秋オープンしたエリア、多国籍ゾーンへ。ここは案外すいていました。

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台湾料理のお店に入ってみました。

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私の麺線セット。水餃子付き。
麺線ってなにかと思ったら、ソーメンを蒸した細い麺をとろみのある城でにたものだそう。胃弱メニューですね。
水餃子は赤い色をしていました。今だけなのかな?

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同居人の麺セット。麺は担仔麺。
これまた台湾の麺で、豚そぼろ肉に海老、香菜がのるものだそう。
これは香菜はのっていなかったけれど・・・

多国籍ゾーン、他の店にも入ってみたいな。

東京都千代田区丸の内1-9-1

2023/01/08

【鉄道と美術の150年展】

art-3【鉄道と美術の150年展】 東京ステーションギャラリー

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東京ステーションギャラリーで開催されている鉄道と美術の150年展に行ってまいりました。
ステーションギャラリーらしい展覧会ですね。

鉄道が描かれた絵を展示する展覧会かなと思っていたのだが、いろいろな切り口から構成されたおもしろい展覧会でした。

鉄道開業からはじまり現代まで。

広重や芳年などのカラフルな浮世絵の中で、ぱっと目を引くのは勝海舟の墨絵。単純な線で描かれた蒸気車だけれど、意外とうまいですね。絵も描いたのか!

小林清親は数点。光線画いいですね。「高輪牛町朧月景」も「新橋ステンション」も好きな作品。富士十二景ははじめて見たかも?「駿州さった峠下トンネル」。昔はあの下を鉄道が通ってたんでしょうかね。
川口月村「岩手県鉄道沿線名勝図巻」。日本初の私鉄会社が1891年に上野・青森間を開通させた。沿線の風景45枚からなる図巻のようで、これ全部見てみたいなあ。

都路華香「汽車図巻」。なんと100人以上も描かれているのだが、一等車の乗客と三等車の乗客の違いなどリアル。
赤松麟作「夜汽車」。これまたいろいろな人物が描かれる。みかんの皮まで!
川上涼花「鉄路」。大塚の陸橋からの鉄路だが、印象派のよう。
長谷川利行が数点。「田端変電所」も「汽車車庫」も荒々しいタッチだ。
松本竣介もあった。「駅の裏」。暗い絵でらしい感じ。
鈴木亜夫「ターンテーブル」。人力で動かしてたんですかね。こういう鉄道画もありだなあ。
榎倉省吾「転轍機」も似たテイスト。こういう絵好きかも。

不染鉄「山海図絵(伊豆の追憶)」。この俯瞰図はすごいなあ。不染鉄展に行きそびれたのが悔やまれる。

佐藤哲三「赤帽平山氏」。ゴッホかセザンヌかといったところ。赤帽さももういないですね。
岩佐保夫「踏切を守る母子」。こんなキツい仕事もかつてはあったのですね。

伊藤研之「家」。すれすれのところを通る電車。都電らしいけれど、リスボンか江ノ電のようだ。
木村荘八「新宿駅」。昭和10年当時らしいが、どこなんだろう。

戦後。
伊藤善「東京駅(爆撃後)」。空襲で建物がなくなった様子と通勤客。復興はまだといった感じ。
山下清「弥生軒の弁当掛け紙」。この掛け紙だったら買うな~
長野重一の写真は通勤地獄の中央線など。おそろしや・・・
富山治夫の写真も。
大野源二郎「別れのホーム」は集団就職の写真。

山本作兵衛「舟頭と陸蒸気(コロタイプ複製)」。昨年この人の展覧会を見て感心したのだった。うまへたなんだけれど、訴えかけるものがある。
中村宏「ブーツと汽車」。シュールレアリスム的。

香月康男「煙」、「バイカル」。シベリアシリーズ。抽象画のよう。とても重い絵だ。
稗田一穂「雨晴海岸」。拉致事件の現場となった場所なんだそうだ。そういう意図で描いた絵ではないと思われるが。

立石大河亞「香春岳対サント・ビクトワール山」。なんかにぎやかしい作品だが、サント・ビクトワールってこんな山だっけ?
とても気に入ったのが、柳幸典「トーキョー・ダイアグラム H'6」。地下鉄の路線が線であらわされているのだけど、平成6年当時だから、現在もまた描いてほしいな。

鉄道の歴史、風俗、戦争などいろいろな視点で集められて美術の数々。とても充実しています。

明日で終了ですが、是非どうぞ。

 

2023/01/07

上野:オイスターテーブル 上野さくらテラス店

西洋美術館に行ったあとの昼食。

上野で美術館に行ったあとはついついさくらテラスに向かってしまうのだけど、この日は2日でどこも人があふれ、飲食店も長蛇の列・・・
昼食難民になりそう・・・

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と思ったら牡蠣のお店は並んでおらずすぐに入れそうということでここに決める。
以前はパスタを食べたっけ。

牡蠣とウニのリゾットと牡蠣のグラタン、どちらにしようかと一瞬迷ったけれど、はじめに食べたいと思ったリゾットに決める。
注文はスマホでQRコードをよんでする形式。こういうの増えてるのかな。

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それほど待たずにリゾットが出てきたが、ぱっと見、それほど量はないかと思ったのだが、意外と量があった。でもはじめに同居人氏に少し輸出しておいたのでなんとか完食。

お米自体は牡蠣の味ももちろんするのだけど、ウニの味の方が勝っている。ウニ好きなのでうれしい。

今度はグラタンを食べてみようかな。


東京都台東区上野公園1-54 上野の森サクラテラス3F

2023/01/06

今年の目標

本日仕事始め。
一日行って休みだとなんだか中途半端。

今年の目標をたててみました。
1.がんばらない
2.やりたいことだけをやる
3.仕事はほどほどに
4.睡眠時間を増やす

と目標をたてばばっかりというのに、今日は仕事を相当がんばってしまいました・・・

2023/01/05

【版画で「観る」演劇展&常設展】

art-2【版画で「観る」演劇展&常設展】 国立西洋美術館

ピカソとその時代展をみたあとは、常設展へ。

ささーっと見ようと思ってもついついじっくり見てしまうのです。

今回気に入った作品を並べてみます。

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クラーナハ「ゲッセマネの祈り」

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同「ホロフェルネスの首を持つユディト」

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モロー「ピエタ」

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ドラクロワ「墓に運ばれるキリスト」

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グレコ「十字架のキリスト」

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ドルチ「悲しみの聖母」

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テニールス「聖アントニウスの誘惑」

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ルーベンス「眠る二人の子供」

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ポルト「桃、李、杏」

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ボンヴァン「静物」

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クールベ「罠にかかった狐」

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マネ「ブラン氏の肖像」

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ブーダン「トルーヴィルの浜」

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モネ「雪のアルジャントゥイユ」

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セザンヌ「ポントワーズの橋と堰」

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ゴッホ「ばら」

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ランソン「ジギタリス」

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ローラン「テラスの二人の婦人」

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デュフィ「モーツァルト」

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カッレラ「ケイテレ湖」

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ビュッフェ「鰊のある静物」

版画素描展示室では「版画で「観る」演劇展」を開催。
ドラクロワのファウスト、ハムレット、シャセリオーのオセロ。
どれもとてもドラマチックに描かれている。

是非どうぞ。

2023/01/04

【ピカソとその時代─ベルリン国立ベルクグリューン美術館展】

art-1【ピカソとその時代─ベルリン国立ベルクグリューン美術館展】 国立西洋美術館

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ベルリン国立ベルクグリューン美術館展に行って参りました。
この美術館、ベルリン国立美術館群の一つだそうなのだけど、記憶にない・・・
シャルロッテンブルク城の近くにあるらしいのだが、気づかなかった・・・
ドイツ生まれの美術商ベルクグリューンが蒐集したコレクションからなる美術館である。

今回、この美術館が改修ということで、まとまって作品が来日。初公開作品も35点。

序:ベルクグリューンと芸術家たち
ピカソの「眠る男」からスタート。
ベルクグリューンがもっとも蒐集に力を入れたのがピカソで、とても充実している。

1:セザンヌ― 近代芸術家たちの師
ピカソに影響を与えたセザンヌ。

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セザンヌの「セザンヌ夫人の肖像」の隣になんとジャコメッティが模写した作品が!
「庭師ヴァリエの肖像」これいいなあ。

2:ピカソとブラック― 新しい造形言語の創造

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青の時代のピカソ作品「ジャウメ・サバルテスの肖像」。青の時代のピカソいいんだよなあ。
「座るアルルカン」。アーティゾン美術館のサルタンバンクの絵を思い出す。
「裸婦「アビニヨンの娘たち」のための習作」。アフリカ彫刻の
影響が確かに感じられる。

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「丘の上の集落(オルタ・デ・エブロ)」。これはセザンヌの影響。
キュビズム時代の作品多数。

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一番好きなのは「グラス、花束、ギター、瓶のある静物」。「ポスターのある風景」も好き。
ブラックの作品も数点あったけれど、同じキュビズムでもやはり違いますね。

3:両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊

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「窓辺の静物、サン=ラファエル」。若干キュビズムを引きずってはいるけれど、雰囲気はマティス。明るい作品。
もっとも新古典主義的な作品は「座って足を拭く裸婦」。

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「踊るシレノス」とか「サーカスの馬」とか「ミノタウロマキア」などはカリカチュアのよう。

4:両大戦間のピカソ― 女性のイメージ
好きになる女性によって作風が変わったピカソ。
ドラ・マールの時代の絵画が何点か。

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「緑色のマニキュアをつけたドラ・マール」。結構美しく描かれている。「花の冠をつけたドラ・マール」もきれい。

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「黄色のセーター」。だいぶ崩れてきている・・・セーターの方に目がいく。
「多色の帽子を被った女の頭部」や「女の肖像」もそうだけど、なんで鼻がこんなところに!
「大きな横たわる裸婦」はもたれる人みたい。

5:クレーの宇宙
ピカソのコレクションも素晴らしいが、クレーのコレクションもすごい!いい作品がたくさん。
やっぱり、色彩がいいんですよね。

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「青の風景」、「綠の風景」、「北の地」など、風景画なのだけど、抽象的で、なんか規則性がありそうでないという。なんの風景なんだというのもあるけれど・・・

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「ネクロポリス」はピラミッドみたい。
「 暗い扉のある部屋の透視図法」。細かいなあ。なんとなく、ダヴィンチの図面を思い出す。

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「口数の少ない倹約家」は自画像らしいけれど、ずいぶんとまた単純化されている。こんな人だったんだろうか???
似たテイストの絵は「封印された女」だ。

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「子どもの遊び」「夜明けの詩」のような線がメインの作品も好き。

6:マティス―安息と活力

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「室内、エトルタ」。マティスもエトルタに行ってたんですね。ノルマンディーだから、南仏の絵と違ってブルーで涼しげな絵になっている。

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やはりマティスの室内画だったら「青いポートフォリオ」の方がらしい感じ。強烈な赤で。

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「ニースのアトリエ」は柔らかな光が感じられる。
単色作品でも「家に住まう沈黙」「オバリンの花瓶」など、線がやっぱりマティス!

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そして、切り絵作品も数点。躍動感あり。

7:空間の中の人物像―第二次大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ
ジャコメッティのコレクションもあり。

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とにかく細いのが特徴だけれど、「ヤナイハラⅠ」はそうでもないんですね。
こんなのもあるのかと思ったらピカソの彫刻でした・・・「鶴」。
最後にまたピカソが並ぶ。
「アルジェの女たち(ヴァージョンL)」はドラクロワの「アルジェの女」を基にしているそうだが、これはずいぶん崩れてるなあ。ラス・メニーナスの連作みたいだ。

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気に入ったのは「本を読む女」。

素晴らしいコレクションです。
是非どうぞ。

2023/01/03

ヤッホーブルーイング 福ビール

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毎年お正月に発売される福ビール。
毎年味が違うんですね。

今年は、シトラスセッションIPA。

注いでみると、若干薄い色。
飲んでみると、確かにふわーっとシトラスの香りが!
その後、強い苦みがきて、でもシトラスと中和して、案外最後は穏やかになるんですね。

これ、好きな味だな。

2023/01/02

チーズ福袋(2023年)

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今年もチーズ福袋を買いにいきました。
うーむ、年々値上がりしてますね・・・
でもモンドール必須なので、モンドール入りのを購入。

今回の中身は
・モンドールAOC(フランス)
・ウィスキーチェダー ラフロイグ(スコットランド)
・マンチェゴD.O.P.(スペイン)
・メンブリージョ

モンドール意外ははじめてのもの。
ウィスキーチェダーってウィスキーの香りがすごくするのかな?
そして、メンブリージョはチーズではなくて、マルメロを煮詰めたもの・・・マーマレード的なもので、マンチェゴやウィスキーチェダーにのせて食べるとおいしいらしい。
マンチェゴは山羊のハードタイプで結構濃厚なチーズなのかも??

どれも楽しみです。

保冷バックもお弁当入れに使えそう!

2023/01/01

明けましておめでとうございます

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開けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

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今年の日めくりカレンダーも猫めくり。
いろんなのを使ってみたけれど、やっぱり猫めくり!!

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初詣は3年連続で、近くの熊野神社。
もう、電車に乗って出かけなくてもいいや(笑)
結構並んでいましたが、それほど待たずに済みました。

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おみくじは同居人氏は毎年ひくのだけど、ワタクシはめったにひかず・・・でも今年は、日本の神話みくじなるものを見つけたのでひいてみました。まずまずよさそうな運勢かな。旅行は自然の多いところが吉というから、山とか行ったらいいかしら??

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恒例、元旦のお昼のファーストフードは今年もロッテリア。
背徳200%チーズ絶品チーズバーガー、フライドポテト、チキンからあげっと。

今まで2日に実家を訪ねていましたが、今年から元旦に。

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ごちそうさまでした!

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