姫街道歩き(第2回) 和田辻~嵩山宿~三ヶ日宿~都筑駅1
第2回の姫街道歩き。
今回はそれほどの難所ではなさそうではあったが、峠越えということで助っ人を頼むことにした。というわけで土曜日。
翌週はかなり寒くなるので無理、でもこの土曜日ならばギリギリ大丈夫であろうということで出かけることにしたのだが・・・
予想以上に風が強く、寒い一日となった。
前回と同じ東京駅6時21分のひかりに乗る。
豊橋到着は7時48分。
バスの時間が8時22分なので少々待ったが、やはり寒い。
バスはちょっとだけ遅れて8時55分頃和田辻東バス停に到着。
ここから歩きスタート。
気温が低いのもあるけれど、風もあって、いつもなら歩き始めるとすぐに暖かくなるのが、なかなか暖まらない。
少し歩くと長楽(ながら)一里塚碑があった。74里目。
その先に、秋葉常夜燈。
手前には自然石の道標があり、「左豊橋 右豊川」と刻まれている。
この先で100メートルほど旧道を歩いてまた国道に合流。
しばらく歩いて長楽鉱山(前回ずっと見えていた削れた山は鉱山だったのだ・・・石灰石の採掘がされているそう)入り口と反対の右に入ると、大きな檜が見えてくる。
長楽の檜(地蔵檜)である。
鉄柱で支えられている。
幹の周囲が目通りで約5.2m、樹高は約10m、枝張りは約13m、樹齢は約300年だそう。
落雷のため根元が空洞になっている。尖端は枯死しているそうだ。
地蔵堂。
街道に戻り、また少し旧道を歩く。
筆の里?
江戸時代より伝わる豊橋筆の工房らしい。
豊橋って筆が有名だったのか・・・
この先で旧道に入る。
嵩山宿である。
明和元年(1784)に東海道と同格の宿駅に指定された。本陣1、脇本陣なし、旅籠11の小さな宿である。
宝永4(1707)の大地震と津波で東海道が通れなくなると、旅人は姫街道を通ったが、村の農作業もままならなくなり通行禁止を願い出た。
すぐのところに、煉瓦塀で囲われた秋葉常夜燈があった。文政10年(1827)のもの。
ん???カエルさんもいますね。
屋号札があった。割と新しめですかね。
これはなんと読むんでしょう?
夏目本陣跡を通り過ぎ、進むと藤上公会堂(このあたりは近距離にいくつも公会堂があった)の前に姫街道碑があった。「東 本坂峠 西 嵩山宿」と刻まれている。
横には嵩山七曲がり付近で詠んだという香川景樹の短歌が刻まれている。
「ましらなく 杉のむらたち 下にみて 幾重のぼりぬ すせの大さか」
次第に山道になってきたが、まだ舗装路。
「左ふどうさま」の道標のあたりから、土の道に。
不動滝は時間の関係でパス。
随所にこうした道しるべがあって、迷わずに登っていける。
(2へ続く)
マップはこちらを使っています
« 神沢川酒造場 正雪 大吟醸 無量寿 | トップページ | 姫街道歩き(第2回) 和田辻~嵩山宿~三ヶ日宿~都筑駅2 »
「街道歩き」カテゴリの記事
- 姫街道歩き(第5回) 自動車学校前駅~市野宿~見付宿6(2023.03.10)
- 姫街道歩き(第5回) 自動車学校前駅~市野宿~見付宿5(2023.03.09)
- 姫街道歩き(第5回) 自動車学校前駅~市野宿~見付宿4(2023.03.08)
- 姫街道歩き(第5回) 自動車学校前駅~市野宿~見付宿3(2023.03.07)
- 姫街道歩き(第5回) 自動車学校前駅~市野宿~見付宿2(2023.03.06)
« 神沢川酒造場 正雪 大吟醸 無量寿 | トップページ | 姫街道歩き(第2回) 和田辻~嵩山宿~三ヶ日宿~都筑駅2 »
コメント