【博物館に初もうで 兎にも角にもうさぎ年展】
art-5【博物館に初もうで 兎にも角にもうさぎ年展】東京国立博物館
恒例、トーハクの博物館に初もうでに行って参りました。
例年、カレンダーをもらうべく2日に行くのだけれど、今年は配布がないということで、5日に。5日だと混んでいなくていいですね。来年も2日はやめようかな?
そうそう、今年は予約制ではなくなっていましたね。
いつも本館2階の2つの展示室を使っての展示だったのだが、そこが改装中ということで平成館の一つの部屋を使用。なので、ちょっと規模は縮小されていました。
第1章 兎に角うさぎ
「博物館獣譜」うーん、ちょっとうさぎじゃないような?
「染付水葵に兎図大皿」このうさぎさんはかわいいなあ。
「兎水滴」一つほしい!
第2章 月のうさぎ
月の中に見えるものというと、うさぎの他、蟹とかいろいろあるようだけど、やっぱり餅つきするうさぎですね。
「十二天像(月天)」月天が持つ月輪の中にうっすら兎が見える。
イチオシは「月宮八稜鏡」中国でも月にうさぎがいいるとされていたんですね。天女とカエルもいるけれど。ついているのは餅じゃなくて不老長寿の仙薬らしい。
第3章 波に乗るうさぎ
室町時代以降、うさぎが波に乗る姿が好んで造形化されたとのこと。蛍雪には月影が白く水面に浮かぶ姿をうさぎが波の上を走る姿になぞらえたとあった。そのことから火伏せの象徴ともなったそうである。
波兎蒔絵旅櫛笥」兎が波間をぴょんぴょん跳んでる感じ。
「金茶糸素懸威波頭形兜」兜の形がうさぎの耳。なんかあまり強そうな感じしないけど・・・
「染付吹墨亭兎図皿」兎はともかくとして、家がUFOに見えるのは気のせい?
第4章 うさぎはどこだ
「涅槃図」のうさぎはすぐに見つかったけれど・・・
「広寒宮螺鈿合子」螺鈿細工が美しいのだけど、薬をつく兎にヒキガエルというのは「月宮八稜鏡」と同じですね。
「海士玉採図石菖鉢」まさにうさぎはどこ?と思ったら四隅で支えているのがうさぎ。
「見立行平・松風・村雨」着物の柄にうさぎいました!
第5章 うさぎと人と
北斎の「大黒様に白兎」うさぎを助けた大黒様が描かれている。めでたい絵。
「青花唐子文鉢」童子がうさぎと遊ぶ姿。ほのぼの系。
「卯の春」きめだしで描かれるうさぎ。
「吉例 兎の年礼噺」擬人化された兎と鶏。明治初期には兎が流行したそうだ。
同じ絵師蓮池堂の「玉兎黄金の酉年」ユーモラス。
「黒釉兎毫斑碗」兎に何の関わりがあるの?と思ったら、細い模様が兎の毛のように見えるということらしい。
毎年、干支にちなんだ美術作品をたくさん集めてくるもんだなあと感心します。
是非どうぞ。
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