姫街道歩き(第3回) 都筑駅~気賀宿2
(1より続き)
まもなく引佐峠到着。標高200メートル。
本坂峠に比べるとずいぶんと楽に登ってこられた。
南に行くと、ゆるキャン△2に出てきた奥浜名湖展望公園に行けるのだが、相当遠い寄り道なのでもちろんあきらめる。展望台は老朽化で取り壊されてしまったらしいし。
トレッキングポールを今回も持ってきてはいたのだけど、大丈夫そうということで、なしで下りはじめる。
オレンジロードを交わるところに東屋。
今までの姫街道の道標が、木風(実際はコンクリート)のものに変わった。
しばらく下っていくと、浜名湖が見えた!
そして、峠を越えてもみかん畑が続いていたのだが、大きな柑橘類が!晩白柚である。たべたいな~
ぐいぐい下っていくと姫岩の説明板があった。
ところが・・・
東屋の脇にあったらしい姫岩をスルーしてしまった・・・
地蔵が目に入ってそのまま突き進んでしまったせいである。
それがこの岩根地蔵。
赤い服が目立つ。顔はかわいいですね。
ほどなく石畳も終わり、舗装路に出る。峠越え終了!
また湖が見えてきた。
ここで街道から離れ、西気賀駅へと向かう。
目指すは駅にある洋食屋さん。
やはり冬の間は寒いので屋内で食べたいところだ。
昭和13年に建てられた西気賀駅本屋、待合所は登録有形文化財。
えんちゃんプリンス岬とあって、なんだろうと思ったら、駅の向こうは岬となっていて、天皇陛下が皇太子時代に夏に静養にきていたことから、プリンス岬と呼ばれているそうな。
駅に併設されているグリル八雲さんでいただいたのは・・・
ハヤシライス。
ケチャップ味の強いハヤシライスで懐かしい感じ。おいしくいただいて完食。
浜名湖を間近に見つつ、街道へと戻っていく。
踏切を渡ったところで、電車がきそう・・・ということで慌ててカメラを構える。きたのは、どうする家康のラッピング車両だった。
そういえば、前に女城主直虎をやっていた時に、掛川駅でそのラッピング車両を見たっけ。
街道に戻り、少し下ると薬師堂があった。
御堂の脇にある秋葉山常夜燈は文化2年(1805)のもの。
道はまた上がっていく。
石畳を上がっていくと小引佐と呼ばれるところ。
このあたりの解説版はみな切り絵なんですね。
浜名湖のいい眺め。
ズームしていくと、パルパルの大観覧車が見えた。
賽ノ神。
さらに上がっていくと、清水みのるの詩碑があった。
「尋ねようもない幾年月の流れの中で姫街道は今も静かに息づいている」
清水みのるは細江町出身の作詞家で、田端義夫の「かえり船」や「かよい船」など数々のヒット曲の作詞をしているらしい。
(3へ続く)
マップはこちらを使っています
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