奥州街道歩き第1回(宇都宮宿~白沢宿~氏家宿4)
(3より続き)
続いて浮島地蔵尊へ。
内陣。
街道に戻り進む。
双体道祖神があったけれど、これは新しいものですかね。
やがて将軍地蔵があった。別名そうめん地蔵という。
意地悪な修験者がいて、おなかをすかせて食事を願う万願寺の僧侶にそうめんをご馳走するが、満腹で食べられないのに無理やり口に押し込んで食べさせる悪さをして面白がっていたところ、お地蔵様が現れてそうめんをすべて平らげてくれたという。
将軍地蔵と言われるのは、源義家が奥州に進軍したとき鬼怒川釜ヶ渕の悪蛇のため進めなかったのが宗円法師の祈りで将軍地蔵が出現して悪蛇を退散させたという由来だそうだ。
堂原のイチョウ。樹齢600年。
元禄8年(1695)の観音菩薩、延享元年(1744)の如意輪観音など。
常夜灯と地蔵菩薩。
閻魔堂の中の閻魔大王。
時間がなかったらパスしようと思っていたのだけれど、十分時間があったので、勝山城址に寄ることに。
勝山公園内には、旧手塚家板倉や
旧森家長屋門がある。
城址へと登っていく。
勝山城は建久年間(1190~)に氏家氏により築城され、後に宇都宮氏の一族の芳賀氏が城主になり、慶長2年(1597)に宇都宮氏改易に伴って廃城となった。鬼怒川にメンした段丘に築かれている。
空堀。
復元された大手口の橋を渡って本丸跡へ。
結構広い。
冬桜が咲いていた。
しだれ桜も。
縄文時代の敷石住居跡。
不動明王もあった。現存する木造座像の中で関東最大級の大きさだそうだ。
鎌倉時代の宝篋印塔。
鬼怒川橋梁の橋脚。
野口雨情の高原颪の詩。
スーパーベイシアに寄って飲み物を買い、国道4号線を渡る。
(5へ続く)
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