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2023年5月

2023/05/31

中山道六十九次歩き(第31回) 籠原駅~熊谷宿~北鴻巣駅4

(3より続き)

ここで市役所の方に向かい、田舎っぺといううどんやさんで昼食タイム。

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頼んだのは基本の、肉ネギつけうどん。普通盛りだけれど結構量がありおなかがいっぱいになった。武蔵野うどんに似た感じだが、ゆで湯を持ってきてくれるので、最後につけ汁も飲む。

近くのたねにというお店で五家宝を、街道に戻った角の中家堂で軍配瓦煎餅をおみやげに買い、先を進む。

銀座一丁目交差点で、街道は右に折れるが、ここが熊谷宿の江戸方見附である。

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手前から高崎線の踏切(第六中山道踏切)、新幹線高架、秩父鉄道の踏切(持田No25踏切)。3つの鉄道を通り過ぎる。

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持田No23踏切のところで、秩父鉄道を撮影。
高崎線はわりと頻繁に通るのだけれど、秩父鉄道はあまり本数がないから見かけたのはラッキーだったかも?

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そのすぐ先、曙公園のところが八丁一里塚跡。16里目。
渓斎英泉の熊谷宿の画は八丁堤の景である。

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だいぶ行ったところで道は右折、熊久橋という橋で元荒川を渡る。熊谷直実と久下直光の所領争いの地ということでこの名前がついたということだろうか。

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ここから、カルタを頻繁に見るようになる。

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その先の「元荒川ムサシトミヨ生息地」の説明板があるところはとても水がきれい(能久橋のところはあまりきれいではなかった)。ここなら、確かにいそう!と思って見てみたが、さすがにいない。

東竹院に寄る。

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門前の、庚申塔、馬頭観音など。

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本堂。
門にもあったが、屋根などに久下家の家紋「一番文字」があしらわれている。久下重光が頼朝の挙兵に一番にはせ参じた功により賜った家紋という。

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久下直光(熊谷直実の叔父、重光の父)と重光の墓。

達磨石なるものがあった。

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確かに達磨だ!

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横から見ても。

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みかりや跡の説明板があった。
立場のあったところで、忍藩の殿様が鷹狩りに来るとここで休んだことから御狩屋(みかりや)と言われたそうだ。

名物はゆべし、鮎うるか、しがらき牛蒡だったらしい(カルタにもあり)。

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土手を上がっていく。

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ふと見ると、富士山が見えている!!
この日は曇りだったので見られないと思っていたのだが、うっすらとでも見ることができて満足。

 

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土手の上を進む。

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久下の渡し・冠水橋跡の碑。
ここに荒川の対岸への久下の渡しがあった。その後昭和30年に木橋(思いやり橋と呼ばれた)が架けられている。

(5へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/05/30

中山道六十九次歩き(第31回) 籠原駅~熊谷宿~北鴻巣駅3

(2より続き)

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続いてお隣にある石上寺へ。

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本堂。

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モース博士の像がある。
明治12年、ここで博士がダーウィンの進化論について講演を行ったのだそう。

このお寺には熊谷桜(八重)が約60本あるそうで、3月上旬~中旬が見頃という。

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左は顔が3つあるけれど、阿修羅?

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庚申塔など。

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星川沿いを少し歩いてみる。

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北村西望の彫刻「戦災者慰霊の女神」。

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風車などの飾り、そしてお花が植えられている。

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とても整備されている。

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さて、八木橋百貨店へと戻る。

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デパートの中にも中山道と書いてある。

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地下でお酒を購入、逆側の出口から出る。
この交差点あたりが熊谷宿の京方見附だ。
熊谷宿は日本一の規模の本陣を持ち、宿の規模としては本庄についで大きかったが、飯盛女は置かれなかった。本陣2、脇本陣1、旅籠19。

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そこを左折すると熊谷寺(ゆうこくじ)がある。中は入ることができない。
寿永3年(1184)熊谷直実が、一の谷の戦いに於て、平敦盛を討ち、世のはかなさを悟り、法然上人の弟子となって名を蓮生と改め、自分の誕生の地に小さな庵を建てた。その後幡随意上人が寺として再建した。

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お隣の伊奈利神社は元久2年(1205)、直実が創建。

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街道に戻るとちょうどバス停があり、立派な屋根がついていた。
向い側のあたりが本陣跡。星川のところまで奥があったらしい。
竹井本陣には和宮が宿泊している。

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千形神社。
熊谷直実の父である直貞が熊退治をし、頭を埋め、血が流れたところに熊野権現を勧請したところから血形神社とも呼ばれた。忍藩の陣屋跡。

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札の辻跡を通り過ぎ、高城神社に寄る。

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高さ275センチの青銅製の常夜灯がある。天保12年(1841)建立。

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台座には県内のみならず、江戸、川崎、高崎、桐生、京都などの150名もの紺屋の名前が奉納者として刻まれている。このあたりでは藍染業が盛んだったのですね。星川沿いに今も何軒か残るらしい。

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樹齢800年のケヤキ。

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拝殿。なぜか手前に亀が・・・

(4へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/05/29

中山道六十九次歩き(第31回) 籠原駅~熊谷宿~北鴻巣駅2

(1より続き)

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東武鉄道熊谷線(妻沼線)の跡は遊歩道となっている。

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なぜか亀が??
と思ったら、戦時中、熊谷と中島飛行機工場を結ぶ鉄道計画があり、妻沼までが開通したが、終戦となり中止。妻沼線も昭和58年廃止となったのだが、当初走ったイギリスの蒸気機関車とてもゆっくりで、亀の愛称がついた・・・なるほどそれで!

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秩父道の道標が3つある。
室町時代に始まった秩父札所の観音信仰は江戸時代になると盛んになり、最盛期には秩父盆地を訪れる人の数は数万人に達した。ここ石原村で中山道から分かれる秩父道があり、分岐点を示す道しるべ。当時は東に50mのところにあったがここに移築されたのだそう。
「ちちぶ道」「観音巡礼道」「寶登山道」とあるが、ここからは結構遠そうだ。
明和3年(1766)建立。

やがて旧道へと入り静かな道を進む。
そろそろ熊谷宿だが、昭和20年8月14日の空襲により、昔からもものはほとんど残っていない。

さて、街道は八木橋百貨店というデパートの中を通るのだけど、まだ開店前だったので、先に別のところを回ることにする。

まず向かったのは星渓園。
元和9年(1623)、荒川の洪水により土手(北条堤)が決壊、池ができ(玉の池)、それが星川の源流となった。江戸時代のおわり、本陣の当主であった竹井澹如が別邸として造られたもの。庭園は池泉回遊式である。

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正門。

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星渓寮。

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入口入ったところ(中には入れない)。

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十王供養塔。十人いないと思う・・・

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山口青邨句碑。
「夕紅葉 鯉は浮くまま 人去りぬ」

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芭蕉句碑。
「春もやや 気色ととのふ 月と梅」

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池。

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東屋をのぞむ。

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静かな庭だ。

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積翠閣。

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ここにも十王供養塔が。こちらは11人いるような??

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松風庵。

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中に瓢箪を彫ったランプがあった。

(3へ続く)

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2023/05/28

中山道六十九次歩き(第31回) 籠原駅~熊谷宿~北鴻巣駅1

2週間前に続いての中山道歩き。
先週歩くはずだったのだが、あまりに暑くて断念。
この日は25度くらいということで出かけることにした。

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乗り継ぎがとてもうまくいって、予定より早い電車に乗ることができ、籠原駅到着7時23分。籠原より先は電車が切り離されてしまうので後ろ側に乗っていないといけないが、籠原までだったら、先頭の方に乗れて、すいていてよい。

身支度をととのえ歩き始める。

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駅から700メートルほどで街道に出て、わりとすぐに奈良用水を市右衛門橋で渡る。奈良村の名主吉田市右衛門が私財を投じて荒川から用水を引いたということで、橋はこの人の名前がついている。

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玉井観音堂到着。

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入口には庚申塔がある。

お堂の中は見ることが出来ない。

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巳待供養塔など。

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観世音菩薩。

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少し進むと、玉井団地のモニュメントがある。
玉と下が井桁?=玉井??
なんかピンク色で桃に見える。

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お地蔵様を通り過ぎると、麦畑が広がっていた!
先々週はまだ青かったが、すっかり熟したようだ。麦秋ですね。

その先で国道17号のバイパスを渡り、また細い道に入っていく。

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不動尊。かわいらしいサイズの不動明王だ。

国道17号を歩道橋で渡り、道は続く。

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玉井堰幹線用水路(代堀)。

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玉井堰幹線用水路(柿沼掘)。荒川の六堰頭首工から分水する用水路である。

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新照寺手前のあじさい。季節ですね。

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お寺の門前の午頭天王、青面金剛塔、馬頭観世音、庚申塔。

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新島新田を拓いた新島右近が菩提寺として建立したお寺だそうだ。

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「従是南忍領」と彫られた石碑は、忍領石標。
忍藩が安永9年(1780)に16ヶ所に建てた藩境のひとつで、明治以降、行方不明だったが、昭和14年に発見され、元の地に再建されたものだそうだ。

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一里塚跡があった。新島一里塚跡で17里目。
樹齢300年のケヤキがあったそうだが、平成22年の落雷及び平成30年の豪雨により折れて伐採されてしまっている。昔の写真があったが、大きな木だったようだ。

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向かいにあるのは摩多利神社。
インド由来の神様で厄除けのの神様として信仰されているらしい・・・

(2へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/05/27

笹目宗兵衛商店 二波山 松緑 特別純米酒

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先日、笠間に行った際、笠間稲荷近くの酒造で買い求めた日本酒。
二波山とは筑波山と加波山のこと。
笠間藩主牧野家の醸造元で、明治になり藩主より”二波山松の緑の色たけくよろずかけてなお榮ゆらん”の歌と共に経営を譲られ「二波山松緑」の銘柄を賜った・・・のだそう。

飲んでみると、ほんの少し辛口。
酸味はそれほどでなく、柔らかい感じだけけれど、コクはありますね。

笠間稲荷神社の御神酒でありました。

2023/05/26

花の舞 山田錦純米吟醸

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ついつい、出生大名家康くんのラベルがかわいくて買ってしまったお酒。
この純米吟醸は飲んだことはあるんですけどね。

飲んでみると、フルーティ。よい香り。
ほんのり甘いのだけど、米の甘みかな。
フツーにおいしいです。

2023/05/25

静岡平喜酒造 喜平 純米酒

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静岡で買ってきたお酒。

明治初期、掛川で創業した蔵元が岡山に移り、新しく平成24年にまた静岡で純米酒の醸造をはじめた・・・ということらしい。
岡山の酒造は平喜酒造なんですね。

飲んでみると、じわっと甘みを感じる。とともに、酸味もあって、いいバランスお酒。クセはそれほどなく、するすると飲めますね。

2023/05/24

榛名富士~水沢観音~敷島公園門倉テクノばら園3

(2より続き)

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出発して今度はしんとうワイナリーへ。
運転手さんいは悪いけれど、3種類甘いワインを試飲、でも購入したのは辛口の赤白笑

続いて向かったのは、今年3月にオープンしたばかりの道の駅まえばし赤城。
結構賑わっている。

農畜産物直売所に入ると、野菜が安い!
ということで、何種類か野菜と(ホントはキャベツが欲しかったけれどなかった・・・)、日本酒・船尾瀧(水澤観世音のところから行ける滝で、なんとなく欲しくなった)を購入、最後の目的地、敷島公園門倉テクノばら園へ。

ばら園近くの第1駐車場は満車だったので、第3駐車場に車をとめる。といっても、すごく遠いわけではない。

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このばら園は入場無料。
平年より10日ほど見頃のピークを迎えたのが17日ということで、この日はややピークを越えたかなというところだったが(訪れたのは20日)、まだまだきれい。咲き終わったのもあったけれど、今からのもあった。

イギリス・ニュージーランド、フランス他欧米、日本、ドイツ、アメリカ、オールドローズ、モダンローズなどのコーナーにわかれていて、結構広い。約600種7000株あるそう。
女優さんの名前とか、皇室とかのテーマでのコーナーもある。

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全体にフランス庭園的な造りである。

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松林(アカマツ)が向こうに見えるのもおもしろい。

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バラのマンホール。前橋市の花なんですね。

以下気に入ったバラたちの写真。

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レオナルド・ダヴィンチ。

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イングリッド・バーグマン。

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プリンセス・アイコ。

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プリンセス・ミチコ。

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ヘンリー・フォンダ。

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これはまえばしのばら、あかぎの輝き。
はじめは黄色でその後オレンジ、赤へと変化していくおもしろいばらだ。

たっぷり2時間見学し、晴れて暑くなったのでソフトクリームを食べてこの日の観光は終了。

高速道路は渋滞なく順調で、高坂サービスエリアでポテチを買い、降りてからのろのろだったものの、6時過ぎには地元に戻ることができ、ココスで夕食。

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包み焼きハンバーグ+真鯛のこまだれ小丼。小鉢は揚げ出し生麩の冷製和風あん。

帰宅は7時半頃だった。

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おみやげ数々。

運転手さん、ありがとう!

(完)

 

2023/05/23

榛名富士~水沢観音~敷島公園門倉テクノばら園2

(1より続き)

伊香保温泉の方へと向かう。

湯ノ花饅頭のお店で買ったところ、おまけに1個くださって、おなかもすいていたので食べる。ちょうどいい甘さでおいしい。

水沢へ向かい、水沢うどん、さあどのお店に入ろう?とキョロキョロしたけれど、結局また同じお店に入ってしまうという笑

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丹次亭というお店である。

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頼んだのは、山菜つきうどん。
水沢うどん、コシが結構あっておいしいですね。山菜はこごみの辛子味噌和えと、きのこはなんだろう?食べたことのある味なんだけど・・・

食べ終わって、少し道を戻り、水沢観音へ。
何度も通ってはいるがいくのははじめて。
あ、水澤観世音が正しい名称なんですね。坂東三十三観音霊場。

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駐車場に車をとめ、急な階段をあがっていく。

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仁王門が立派だ。

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仁王。

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風神。

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雷神。

楼門の上に登ると釈迦三尊があるとのことだったけれど、急なはしごなのでやめておく。上がっている人もいたけれど・・・

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本堂(観音堂)。

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彫刻が素晴らしい。彫り抜きだそう。

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おびんづる様。

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ご本尊は十一面千手観世音菩薩。

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六角堂(六角二十塔)。元禄年間建立で、銅板瓦棒葺造り。
地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間界、天人界の六道を守る地蔵尊が祀られている。

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左に3回まわして供養せよとのことだったのでやってみる。意外と重い。

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十二支の守り本尊。

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鐘楼。

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龍王辨財天。

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水沢の観音杉。

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さらに登ると上に飯綱大権現があるのだが、今回はパス。

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駐車場に戻る道にあったマンホールは、旧伊香保町のもの。
町の木のもみじ、町の花つつじ、町の鳥ホトトギス。

(3へ続く)

2023/05/22

榛名富士~水沢観音~敷島公園門倉テクノばら園1

昨年の中山道歩きで、高崎近辺から榛名山がとてもよく見え、榛名富士に登ってみたいねという話になった。

榛名湖は何回か行ったことがあるが、榛名富士には登ったことがなく、ロープウェイではなく、足で登ろうということで、お出かけ。
ギリギリまで天気はわからなかったのだけど、前日の時点で、てんきとくらす(山の天気予報)でAになったし、雨は明け方までにはやみそうだということで決行。

朝6時に家を出る。まだ雨が少し降っていた。
その後も雨・・・といっても小雨だが、降ったりやんだり。前橋インターを降りた頃ようやくやんだ。

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前に行ったことがある八幡塚古墳を通って、榛名湖へと向かう。
標高が上がるにつれ、天気が怪しくなり、駐車場に着いた頃には少し霧雨が降っている状態だった。

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それでもまだこの時は、榛名富士の上の方まで見えていた。

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榛名湖。

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駐車上のそばの登山口から登山開始。
ほどなく急登がはじまり、トレッキングポールを出す。

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前日雨だったせいか、ところどころ滑るので慎重に登っていく。

途中から霧雨が濃くなってザックカバーをかける。むむう、朝にはやんでるはずだったのだが・・・まあ山の天気はわからないものだから仕方ない。

最後は道がなだらかになり、1時間ほどでロープウェイの駅に到着。霧に包まれ、何も見えない。

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富士山神社遙拝所。
ここが頂上かと思ってしまうが、この神社の本殿があるところが山頂である。

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絵馬は、榛名富士と木花咲耶姫命。富士山に似ているため榛名富士と呼ばれ、浅間神社と同じ木花咲耶姫命が祀られているのである。

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階段を上っていく。

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鳥居は低いような???

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石長姫大神、保食大神、饒速日大神、榛名富士大神の石碑がある。

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本殿に到着。
榛名富士登頂である。1391メートル。
登山口は約1100メートルだから300メートルくらいを上がってきたことになる。

当初の予定では登ってきた道を下ろうと思っていたが、天気は回復しそうになく、下りはかなり滑りそうなのでロープウェイに乗ることにした。
天気がよければ富士山やスカイツリーなども見えるようだが残念である。

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こんな景色らしい。

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ロープウェイの榛名富士山頂駅に戻ってきてみると、あと7分で発車ということで、切符を買う。片道500円。

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このロープウェイは昭和33年に営業開始だが、平成8年より日本で初めて、15人乗り2両連結式で営業している、そうである。確かにこういうのあまり見たことないですね。

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KOMADORI号らしく、こまどりの絵が描かれている。

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3分弱で榛名高原駅到着。
駐車場へと戻る。

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ちょうどヤマツツジが満開だ。

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八重桜もまだ咲いている。

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頂上付近、まだまだ雲がかかっている。

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駐車場にはお馬さんが。これ乗れるのかな?
向こうには馬車も見える。

(2へ続く)

2023/05/21

横内酒造店 榊正宗 純米酒

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山梨みやげにいただいたお酒。
南アルプス市の酒造。創業明治5年の酒蔵である。

飲んでみると、わりとすっきりですね。
米の甘みはちょっとあるけれど、まあ基本はすっきり。
なんにでもあいそう。
いいですね。

2023/05/20

虎屋商店 七水 純米酒

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先月、奥州街道を歩いた際に、宇都宮駅の駅ビルで購入した日本酒。
この酒造さんは結構宇都宮の中心地にあるんですね。

注いでみると、若干色がある感じ。
飲んでみると、米の甘さをかなり感じる感じ。けれど飲んだあとはすっきり。
どちらかというとお魚にあうのかな。

2023/05/19

中山道六十九次歩き(第30回) 本庄宿~深谷宿~籠原駅6

(5より続き)

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一里塚跡はまたまた何もなく、利根川に合流する唐沢川を行人橋で渡る。元々は土橋だったのが、行人という僧が洪水でたびたび橋が流されるのを嘆き、もらい集めた浄財で橋を架けたのだそうだ。

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深谷市に入ったら、ねぎ畑がいっぱいあるのかなと思っていたのだけど、見ることがなく・・・ねぎの苗を撮影しただけだった。街道沿いにもねぎ畑があると聞いていたのだけど・・・

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大谷邸。昭和6年、昭和恐慌の最中、時の深谷町の町長大谷藤豊が人々に仕事を与えるべく、建てた和洋折衷の洋館。手前が洋、奥が和かな。

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程なく常夜燈が見えてきて(こちらも大きい)、ここで深谷宿はおしまい。

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横に遊歩道があるが、これは深谷駅と日本煉瓦製造を結ぶ引き込み線の跡。昭和50年廃線となった。

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薔薇が美しい家をいくつも通過。

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見返り松が見えてきた。平成18年に枯れてしまい、2代目の松だそう。
深谷宿に泊まった旅人が江戸に向かう時、飯盛り女との別れを惜しんだ場所という。

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ここから先、並木道が続く。
江戸末期には、松・杉合わせて400本ほどがあったそうだが、現在の並木は中山道の拡張工事の際、イチョウ・クロマツ・ケヤキを植栽して復元したものとのこと。

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ここでまたマンホール。
旧深谷市のもので、旧市章のまわりに市の花つばきと、煉瓦のデザイン。

このあたりで、ポツポツと雨が降ってきて、ここから雨が結構降りそうな予報だったので、ザックカバーをかけ、傘を出す(実際はほとんど降らなかったのだが)。

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熊野神社。遠そうなのでパス。

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鬼林稲荷。

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馬頭観音。

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向かいにあるのが、東方一里塚跡(18里)。

この先は、道をはさんで北側が深谷市、南側が熊谷市で、早速熊谷市のマンホール発見。

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熊谷にしか生息していないムサシトミヨの親子、荒川のさくら祭りと花火大会がデザインされている。

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明治天皇小休所跡。熊谷本陣に宿泊した明治天皇はここ籠原立場で休憩された。佐渡奉行、川路聖謨や和宮も休憩している。
志がらき茶屋では白飯に牛蒡が添えられていて、とてもおいしかったそうだ。

ここで街道歩きは終了。籠原駅へと向かう。

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10分弱で籠原駅到着。
駆け込みで始発の電車に乗ることができ、順調に乗り継いで、6時過ぎに国分寺到着。

いつものお店で乾杯!

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お通しは牡蠣のうま煮とうるい・筍皮のあえもの。
さよりの刺身、穴子の白焼き、焼きヤングコーン、たたみいわしのグリーンサラダ、海老丸ごと蒸し餃子。
お酒は瓶ビールと日本酒の笑四季。笑四季酒造は東海道水口宿にある酒蔵だ。

8時前帰宅。

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おみやげは日本酒×2、最中×2と深谷ねぎしば漬け。

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ふっかちゃんの後ろ姿、はじめて見た!

約43500歩。
暑くならないうちに続きを歩きたいものです。

(完)

マップはこちらを使っています

2023/05/18

中山道六十九次歩き(第30回) 本庄宿~深谷宿~籠原駅5

(4より続き)

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街道に戻ると、消火栓には市の花チューリップがデザインされていた。

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呑龍院の鐘楼が見えてきた。枡形になっている。

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この前には大きな常夜燈があり、ここが深谷宿の京方見附である。常夜燈は1840年(天保11)、富士講の人々が建造したもので高さ4m。中山道の中でも最大級の常夜燈とのこと。
深谷宿は中山道最大規模の宿場で、江戸を出立して2番目に泊まるところとして栄え、飯盛女もたくさんいた。本陣1、脇本陣4、旅籠80。

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呑龍院の境内には石仏と南無阿弥陀仏碑の祠。

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そして、4体の子育て地蔵尊がある。

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文久3年(1863)創業の滝沢酒造の煙突が見えてきた。
菊泉というお酒を醸している酒造で、ふっかちゃんのワンカップも出しており、当然?購入。

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その先の糸屋製菓店では翁最中を購入。能の翁面をかたどった最中だ。

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七つ梅酒造はすでに廃業しているが、今はいろいろなお店が入っている。

本陣跡の印刷会社は見落としてしまい・・・

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深谷駅を見にいく。大きな駅だ。

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そして、確かに東京駅に似ている!

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駅前の自販機にはふっかちゃんと渋沢栄一が描かれていた。

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渋沢栄一像。来年から1万円札はこの人なんだな。

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からくり時計もある。下にふっかちゃんが回っているのだけれど、定時になると上に渋沢栄一が出てくるそうなのだが、ちょうどその時間ではなく残念である。

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コンビニでアイスを買って休憩。
赤城乳業のフルーツ牛乳アイスだが、赤城乳業って深谷の会社だったんですね。群馬県の会社じゃなかった!

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ここでまた新しいマンホール発見。
しげただくん=畠山重忠がデザインされているが、刀が深谷ねぎ(笑)。
なんの関係があるのかなと思ったら、現在の深谷市畠山の出身とのことだ。

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これまた別のマンホール。真ん中に深谷市の市章、人が大勢ジャンプする姿で市民の強調と飛躍、輪を表現したデザインとのことだ。

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街道に戻り、藤橋藤三郎商店に寄って東白菊をゲット。
かなり荷物は重くなったがお酒ならなんのその笑

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塚本商店。天保元年創業の燃料やさん(日本煉瓦製造に燃料の石炭をおさめていた)で建物は大正元年に建てられたもの。煉瓦のうだつはめずらしい。
深谷宿は趣のある建物が多いですね。

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ふっかちゃんデザインの消火栓。

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こちらもふっかちゃん。あちこちにふっかちゃんがいる!

(6へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/05/17

中山道六十九次歩き(第30回) 本庄宿~深谷宿~籠原駅4

(3より続き)

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芭蕉句碑があった。
「原中や 物にもつかず 鳴雲雀」。

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蛇喰古墳。

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普済寺に寄る。岡部六弥太忠澄の創建。

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参道の庚申塔など。

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馬頭観音、二十二夜塔など。

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岡部六弥太忠澄は、一ノ谷の戦いで平清盛の弟平忠度を討ち取っており、このお寺に忠度の辞世の句の歌碑がある。
「行き暮れて 木の下陰を宿とせば 花や今宵の主ならまし」

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かやの木が大きい。

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2本とも市の天然記念物。

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寺から少し行った畑の向こうに岡部六弥太忠澄のお墓がある。

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左が岡部六弥太忠澄の墓(右は父親の墓、左には夫人の墓もある)。
忠澄の墓石を削って飲むと子を授かり乳が出るとの迷信から、削り取られてしまっている・・・

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源勝院。
康の関東入国に伴い初代安部弥一郎信勝に岡部領が与えられ、人見村(現深谷市)の昌福寺の和尚を招き、開祖した。

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ここには岡部藩主歴代の墓(2代信盛から13代信賓)が並んでいる。壮観だ。

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ふっかちゃんのマンホール発見。
胸には市の花チューリップのボタンがついている。

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バス停にもふっかちゃん。

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よろしくおねぎしまぁす笑

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瀧宮神社。
明応5年(1496)の大干ばつの時、貯水池を掘ったところ、滝のごとく水が湧き出てきたので、歓喜した領民たちが社殿を建て瀧宮神社と奉称して祀ったという。

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裏に池があったが、水はなかった。

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ちょっと寄り道。清心寺前踏切を渡る。ちょうど高崎線が通っていった。

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清心寺。

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ここには平忠度の公墓がある。

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岡部六弥太忠澄が平氏きっての知勇に優れた平忠度の菩提を弔うため、忠澄の領地の中で一番景色のよいこの地に五輪塔を建てたもの。

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本堂。

(5へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/05/16

中山道六十九次歩き(第30回) 本庄宿~深谷宿~籠原駅3

(2より続き)

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このあたりは鉄塔が多い。

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そして、麦畑!
埼玉県は全国第二位のうどんの生産量だけのことはある。

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市の花月見草のマンホール。

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小山川にかかる滝岡橋が見えてきた(先ほど渡った元小山川も合流)。

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江戸時代には、仮橋を架けたり、渡し船だったりしたが、その後木橋が架けられ、昭和3年、鋼製8連桁橋が完成。側面を曲線状につくり、イギリス積みレンガが施されている。レンガは深谷の日本煉瓦製造。国の有形文化財にして日本の近代土木遺産。

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歩道がなくてちょっと怖い。

橋を渡る。深谷市に入った。

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渡った先に殉烈祈念碑がある。
大正4年、軍事演習で溺れかけた少尉を助けようとして濁流に飲み込まれた稲垣一等兵の行為を称えるために建立されたそうだ。

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岡(西)交差点で国道17号を渡り、旧道に入ると百庚申がある。
幕末、万延元年庚申の年(1860)岡の有志13人によって計画され、翌年完成した。万延元年は黒船来航などで国情騒然となり、この不安と庚申年が重なったところから、多数の庚申塔が造られたのだという。

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いやそれにしてもすごい数だ。

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二十二夜塔や馬頭観世音なども。

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段上には八坂神社がある。

豊見坂を上り先に進む。

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深谷市(旧岡部町)のマンホールがあった。
中宿古代倉庫に米俵を運ぶ人と検査役人がデザインされている。

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中山道古道の碑と馬頭観音。

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しばらく行くと全昌寺がある。
岡部陣屋敷の長屋門が移築されているということだったが見つけられず(入って左にあったらしい)。

ここで街道から少し離れるが道の駅おかべに寄って昼食とする。

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そば蔵にて、煮ぼうとう。
深谷ねぎのかき揚げつき。
煮ぼうとうは、醤油ベースなので、山梨のほうとうとは違う。幅広の生麺で、深谷ねぎや根菜類、豚肉などが入っている。
深谷ねぎって甘いですね。特にかき揚げは甘くておいしい。おなかがいっぱいになった。

漬物などおみやげを買い、出発。

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マンホールにあった中宿古代倉庫群跡を見学。
平成3年の発掘調査によって発見された16棟の建物跡のうち、最も規模の大きい1号棟、2号棟を復元したもの。1号棟(右)は校倉造り、変形六角形の木材を積み重ねたもので、2号棟(左)は板倉造り。
手前は倉庫の柱根跡である。

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深谷市中宿歴史公園。
季節が違えば、蓮の花が咲いているそうである。

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深谷市に入ってからバラを植えているお宅が多い。ちょうど今が見頃だ。
あとからわかったのだが(あるお宅にポスターが貼ってあった)、深谷市ではばらの庭、初夏の庭オープンガーデンという催しがあり、お庭づくりが盛んなようなのだった。

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島護産泰神社。
安産の神様が祀られ、底が抜けた柄杓を奉納する。和宮も参拝したという。

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さすが深谷市!
自販機にもふっかちゃんがついている。

その先が岡部一里塚跡(20里)らしいのだが、何もなし。

(4へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/05/15

中山道六十九次歩き(第30回) 本庄宿~深谷宿~籠原駅2

(1より続き)

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榜示堂一里塚跡(碑などは何もない)を通り過ぎ、元小山川を渡る。

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このあたりから麦畑やビニールハウスが多くなる(何かの瓜とかきゅうりとか)。

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集落センターの脇に榜示堂がある。
榜示とは境界を示すことを意味し、境界に御堂を建て傍示堂と呼んだ。このあたりには茶屋が4軒ほどあったという。

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少し進むと榜示堂村の名主であった内野家の長屋門がある。以前はもっと長かったそうだ。

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麦畑の間を進む。
秩父の山が見える。
榛名山や赤城山なども見えていた。

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子育地蔵尊。

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脇には賽の神と・・・

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庚申塔など。

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浅間大神石を通り過ぎ、宝珠寺に寄る。

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またまた赤い山門。

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仁王様まで真っ赤だ。

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本堂。文政2年(1819)再興。

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六地蔵。このあたりは舟形に彫られたタイプが多いのかな?

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向かいにある神社は八幡大神社。

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御嶽山、武尊山、三笠山の碑があるが、ここを登ると三山を参拝したことになるらしい(が登ってはみなかった)。

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藤田小学校の前、鎌倉街道上道の分岐のところに双体道祖神があった。だいぶ風化してしまっている。埼玉県にあるんですね。

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庚申塔。よく読めないが、左中山道と書いてあるらしい。ここから旧道は右へ。

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無縁供養塔のところの細い道を入っていくと・・・

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地下道があって、県道の向こうに出ることができる。

(3へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/05/14

中山道六十九次歩き(第30回) 本庄宿~深谷宿~籠原駅1

昨年12月8日以来の中山道歩き。
中山道も前回から新幹線や特急の利用をしなくなって気楽に出かけることができる。

 

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武蔵野線から南浦和で京浜東北線に乗り換え、浦和で高崎線(湘南新宿ライン)に乗り換え、前回ゴールの本庄駅到着は8時31分。

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はにぽんが出迎えてくれる。

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ほんじょうかるたの石碑もあった。
昭和59年、図に小中学生や市民の協力により作られ、観光名所、史跡などに置かれているらしい(その後もいくつかみた)。

駅から北上、街道と出る。

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まずは円心寺に寄る。
慶長8年(1603)に本庄2代目城主の小笠原左衛門佐信之がその帰依僧円心坊を三河国から招いて開基したお寺。

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途中の庚申塔。

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山門は赤く立派だ。天明年間の建築。

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仁王様。

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彫刻がきれいなのだが、扇子や軍配、うちわなどが埋め込まれている。

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本堂。

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無縁塔。右手前には六地蔵がある。

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本庄七福神の福禄寿も祀られていた。

続いて本庄城址へ寄り道。

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猫さんたち。

本庄城は、弘治2年(1556)本庄実忠が築城。本庄氏は山内上杉氏に属していたが、後北条氏に攻められ配下となったが、子の隼人正の代、天正18年(1590)の秀吉による小田原の役の際に落城、家康の関東入封で、信濃松尾の小笠原信嶺が1万石で城主になったものの、慶長17年(1612)に小笠原氏が古河に移封されて本庄城は廃城となった。

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現在の城山稲荷神社のあたりにお城があったようだ。

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この神社には、築城時の大欅が残っている。

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目通り63メートルの大木だ。

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ヤブツバキもある。実忠が西本荘から椿稲荷を移したことにちなんで植えられたいう。

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大正院にも寄る。
不動堂には不動剣が納められているらしい(見られない)。

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本庄七福神の弁財天が祀られていた。

さて、本格的な街道歩きのスタート。
しばらくすると、御堂坂をゆるく下っていき、このあたりで本庄宿は終わりだ。

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国道17号線を歩道橋で渡ったところにある不二ドライブイン。なんでも日本最古(昭和39年開業)のドライブインだそうだ。

(2へ続く)

マップはこちらを使っています

2023/05/13

サントリー TOKYO CRAFT I.P.A.

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またまた緑の缶。
やっぱりこの季節っぽいですね。

注いでみると、オレンジ色。
飲んでみると、これまた結構な苦み。
柑橘系の香り・・・オレンジではないけれど。
わりと強めだなと思ったら度数は7%。
おいしいです。

2023/05/12

サッポロ ビアサプライズ 至福の香り

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ファミマ限定ビール。
おととしにも発売されてたんですね。
缶のデザインは、新緑の季節にぴったりな感じ。

注いでみると、やや薄めの色。
飲んでみると、結構強烈な苦みがくる。ホップの香りもすごい。後味には甘みもくるけれど、苦みの方が勝ってるかな。
なんでも、フレーバーホップ・アロマホップ・ビターホップを三段階に分けてブレンドしたとのことで、ホップにこだわりがあるみたい。
なかなかいいんじゃないでしょうか。

2023/05/11

コエドブルワリー コープみらい10周年記念アニバーサリービール

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生協で購入したビール。
コエドブルワリーとのコラボビールである。

注いでみると、オレンジがかった色。やや濁り系。
飲んでみると、ぎゅっとした強い苦みがまずくる。そして、パインとか果物の香りもする。
が、不思議なことに、飲み終わりはマイルドに・・・
小麦(埼玉県産)麦芽が使用されているからかな?
度数は6度と少し高めなので、じっくり飲む方がよいビールですね。

2023/05/10

八王子:餃子の王将 南大沢店&コストコ

コストコに行く前の昼食。
この間から餃子が食べたくて・・・

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餃子の王将へ。

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もちろん餃子!
1人前×2皿を頼んだところ、一つのお皿に盛られてきた。
意外とにんにくが効いている。
最近は酢胡椒で食べるのがはやりのようだけど、やっぱり醤油(餃子のタレって書いてあったけれど、単なる醤油とは違う?

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炒飯(ジャストサイズ)。
一人前の炒飯じゃ多いなと思ったけれど、このサイズならOK。お店で食べる炒飯はパラパラでいいね。

東京都八王子市松木73-7

コストコ、混んでるかなと思っていたけれど、それほどでもなくてほっ。

この日のお買い物。

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はじめて購入したものは
・チキンステーキ・レモンソース
・ふじっこの塩昆布
・マフィン バラエティパック
・プチッとうどん
・杏仁豆腐
・チキンケサディーヤ
・でん六 味のこだわり&おつまみ彩々
・花畑牧場 カマンブルー

2023/05/09

新宿:朝霞 刀削麺 新宿野村ビル店

SOMPO美術館に行った後の昼食。

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昨年刀削麺のお店がオープンしたと聞いていってみた。
お隣のビルの地下にある。
前々日、前日と混み混みだったのでどうかなと思っていたけれど、ビジネス街なので人はまばらで余裕で入ることができた。

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ワタクシが頼んだのは五目刀削麺。杏仁豆腐つき。
キャベツ、人参他野菜、パクチー(たっぷり)、キノコ類、厚揚げ。ヘルシー。
スープは牛っぽい感じ?
思ったより麺がたくさん入っていておなかいっぱい。

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同居人のネギチャーシュー刀削麵。
唐辛子マーク1つ。
チャーシューが赤いのが見えるが、スープもあとからぴりっとくる。

刀削麺、久々でした。また来よう。

東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビルB2F

2023/05/08

【ブルターニュの光と風展】

art-13【ブルターニュの光と風展】SOMMPO美術館

前日に続いてブルターニュをテーマとした展覧会へ。
SOMPO美術館のブルターニュの光と風展である。
同時期にブルターニュの展覧会が開催されているのはまったくの偶然だそうだが、まとめて見られるのはありがたいし、より理解が深まってよいですね。

西洋美術館の展覧会がほぼ国内にある作品で構成されていたのに対し、こちらはブルターニュの西端にあるカンペール美術館のコレクションで構成される。

第1章:ブルターニュの風景 ― 豊饒な海と大地
サロンで活躍した画家たちの絵の紹介。異国情緒と郷愁に誘われて多くの画家がブルターニュを旅行した。
知らない画家ばかりだったが、とても充実している。

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テオドール・ギュダン「ベル=イル沿岸の暴風雨」。荒々しい海の上に神々しい光が。神秘的。

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ギュ「さらば!」。ポスターにもなっている絵。はじめ、抱きかかえられているのは女性かと思ったのだが男性で、船の転覆で息絶えた息子を父親が抱えている絵なのだそう。この後、息子は海へと帰っていくのだろうか。

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デイロール「鯖漁」。お仕事絵ということになろうが、こういう絵好きだな。

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ギユ「コンカルノーの鰯加⼯場で働く娘たち」。加工場で働く若い女性たちに鰯を差し出す若者。色調も明るく若さが感じられる絵。このあたりも木靴履いてたんですね。

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ヴェルニエ「コンカルノーのブルターニュの引き馬」。ゴツゴツした岩と波以上に黒い雲が印象的。

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ランシェ「干潮のドゥアルヌネ湾」。おもしろい岩。空が美しい。

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セジェ「プルケルムール渓谷、アレー山地」。このあたり花崗岩が広がってるんですね(ブラタモリ的興味)。

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ヴィラール「ブルターニュの室内風景」。ブルターニュを描いた絵で、農家の内部を描いた風俗画は珍しいそう。

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ルルー「ブルターニュの婚礼」。風俗画を描いた画家とのこと。結婚式の楽しさが伝わってくる。

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フィシェ「ブルターニュの理髪師」。当時理髪師はあまりいなくて、農夫が日曜やお祭りの日に腕をふるったとのこと。ひげそりより後ろでシードルを飲む人が気になる・・・

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レヴィ=デュルメール「パンマールの聖母」。イコン的ではあるけれど、なんかこう顔はめみたいに見えてしまう。不思議な絵だ。

第2章:ブルターニュに集う芸術家たち ― 印象派からナビ派へ
この賞は前日見た展覧会とかぶるかな。でも、いい作品がいろいろある。
ブーダン。前日もそうだったが、いわゆるブーダンと聞いて想像するような絵ではない。

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「ノルマンディーの風景」は美しい田園風景。こういうのもいいなあ。

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びっくりしたのは、モネ「ルエルの眺め」がこの作品と同じところを描いたのではないかと思うくらいそっくりなこと(ちょっと木が違う?)。印象派になる前のモネだ。

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ゴーギャン(この展覧会ではゴーガンでなくゴーギャン)「ブルターニュの子供」。アルル後の作品かな。鮮やかな色調と黒い輪郭線へとなっていく途中という感じだ。

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ベルナール「水瓶を持つブルターニュの女性」「りんごの採り入れ」。挿絵のような感じもあって好き。ジンコグラフって普通のリトグラフとちょっと味わいが違いますね。
セリュジェも何点か。赤が特徴的。

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「水瓶を持つブルターニュの若い女性」。ポスター的。浮世絵の影響とか。
気に入った作品は「青い背景のりんご」。どちらかというとセザンヌに近い?カラフルだけど。

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「さようなら、ゴーギャン」。ゴーギャンは意気揚々とタヒチへ、セリュジェは落ち込んでいるように見える・・・

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モレ「ポン=タヴァンの風景」。のんびりした風景。

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「ブルターニュの風景」はピンクの道がきれい。

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ドニが2点。「小舟の中のブルターニュ女性」はのちの親子像につながる絵だ。

第3章:新たな眼差し ― 多様な表現の探求
印象派以降の絵。

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リュス「岩の多い海岸」。色が鮮やか。この色の配列はいいなあ。

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マルタン「ブルターニュの海」。モネにも近いが、大きな点描か。

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ビュイゴドー「藁ぶき屋根の家のある風景」。いいなあこの色合い。

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ジュールダン「嵐の後」の色彩もなかなかだけど、ビュイゴドーの方が好き。

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スレヴィンスキーの静物画2点。黒い輪郭線がアクセント。
前日覚えたばかりのバンド・ノワールの画家たちの作品もある。

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コッテ「嵐から逃げる漁師たち」「海」。バンド・ノワールの中では一番くらい色調。テーマがテーマだからか、寒々しい感じだ。
シモンの方が明るい絵を描きますね。

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「じゃがいもの収穫」は働く人々の力強さが感じられる。

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ドーシェはやはり!松の木の絵だった。「ラニュロンの松の木」。リヴィエールの作品に関心があったとのことだが、たしかに!版画作品でこういう感じのあった・・・
レオナールの「ビグダンの祭り」「ブルターニュの市場」は俯瞰図的に描かれているけれど、女性たちの描き方が独特。

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ブレ「コンカルノーの港」2点は、厚塗りで力強く港で働く人々が描かれ、エネルギギッシュな絵となっている。

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同じくブレの「ブルターニュの少女」「ブルターニュの女性」はトレイスム(格子状技法)というめずらしい技法で描かれている。おもしろいけれど、描くのは結構大変だったそうで、すぐにこの技法はやめてしまったとか・・・

2つのブルターニュの展覧会、堪能しました。
こちらも是非どうぞ。

2023/05/07

上野:じゅらく 上野駅前店

西洋美術館に行ったあとの昼食。
5月1日にビアホールで飲んでいたところ、向こうの席に座っていた人が海老フライを食べていて、なんとなく食べたくなり・・・
とすると洋食やかな?と思っていたのだけど、精養軒も、さくらテラスにある洋食やさんも混み混み。
というか、どこのお店も長い列で、とても無理・・・

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ダメもとで、じゅらくに行ってみたところ、2組待ちでほとんど待たずに入ることができた。ラッキー!
上野には数え切れないほど行っているけれど、じゅらくに入ったのははじめて。
メニューをながめてみると、洋食から、中華麺から、パンケーキまで幅広いラインナップ。

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が、ここは初志貫徹、頼んだのは海老フライ定食。
海老が3本。タルタルが基本の模様だけど、ソースもある。
タルタルはたっぷりあったので、2本はタルタル、あと1本はソースでいただいた。サクサク、海老はプリプリ、タルタルはゴロゴロでおいしい~
久々に海老フライ堪能。

次回は麺にしてみようかな?


東京都台東区上野6-11-11

2023/05/06

【常設展 新収蔵作品&初展示】

art-12【常設展 新収蔵作品&初展示】国立西洋美術館

西洋美術館の企画展を見た後は、もちろん常設展示を見ます。

新収蔵作品と初展示作品がいくつかあったのでご紹介。

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セザンヌ「散歩」
初期作品とのこと。
べた塗りで、ちょっと画面が全体に暗いですかね。

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カリエール「モデルによる習作」または「彫刻」
カリエールはちょっと苦手なのだけど・・・
モノクロというのもあるけれど、ぼんやりした感じでちょっと気分が沈む感じ。

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ストリンドベリ「インフェルノ/地獄」
劇作家・小説家のストリンドベリが絵を書いていたとは!!
遠くからみたら滝かと思ったけれど、地獄の入口なんでしょうかね。シュールな絵だ。

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ピカソ「小さな丸帽子を被って座る女性」
わりと整った絵。モデルは誰だろう?美しく描かれている(いつもちょっと悪意を感じたりするけれど)。

2023/05/05

【憧憬の地 ブルターニュ展】

art-11 【憧憬の地 ブルターニュ展】 国立西洋美術館

連休2日目は上野へ。
上野も人がいっぱいです・・・

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見たのは「憧憬の地 ブルターニュ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷展」。
ブルターニュを描いた作品で構成される展覧会というのははじめてかも?

ブルターニュというと、ワタクシ的にはガレットとシードルのイメージなのだけど、独特の風景、自然に惹かれた芸術家がたくさんいたということなのでしょう。

I. 見出されたブルターニュ:異郷への旅
I-1. ブルターニュ・イメージの生成と流布
ターナーの「ナント」からスタート。まだ形のあるターナーで明るい作品だ。
ミュシャ「岸壁のエリカの花」「砂丘のあざみ」。先日ミュシャ展に行ったばかりだが、ブルターニュも訪れていたんですね。描かれた女性がブルターニュの衣装だ。先日も見たビスケットの包み紙、これいいなあと思うのだけど、このビスケットの会社はブルターニュの会社だった!

I-2. 旅行者のまなざし:印象派世代がとらえた風景
印象派の画家もブルターニュを訪れ作品を残している。
ブーダンが3点。どれも、ブーダンと聞いて思い出す風景ではなくて、人が描かれていないし、険しい岩の風景。空はちゃんと?ブーダンだけど。

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モネも3点。「嵐のベリール」は荒々しい風景、「ポール=ドモワの洞窟」は夕日(多分)があたる岩壁で、美しい。
ポール・シニャック「ポルトリュー、グールヴロ」。マグネット購入。シニャックの絵はとても明るいので、勝手に南仏を描いたものと考えていたけれど、これもブルターニュだった・・・
驚いたのは、ルドンの作品が2点あったこと。旅はあまりしなかったルドンも訪れていたブルターニュ。「薔薇色の岩」は岩だけを描いていて、さすがルドン!

II. 風土にはぐくまれる感性:ゴーガン、ポン=タヴェン派と土地の精神
ゴーガンが大充実!
時系列で見ていくと作風の変化がわかっておもしろい。
初期の作品は、どちらかというと印象派に近く、あまり平面的な感じがない。それでも少しずつ平面化していって、アルルでの生活を経て再び

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ポン=タヴェン等に滞在した際の「海辺に立つブルターニュの少女たち」、「家畜番の少女」では個性が開花。構図も不思議に・・・

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さらに、タヒチに滞在後、いったん戻った際の作品「ブルターニュの農婦たち」は、さらに色が鮮やかに、そして、女性がまるでタヒチの女性のように描かれている。
そのあとは、ポン=タヴェン派の画家の作品。
ベルナールの「ポン=タヴェンの市場」。クロワニズム作品だが、紐?布?垂れ下がっているものがおもしろい効果をもたらしている。
セリュジェ「急流のそばの幻影、または妖精たちのランデブー」、「森の中の焚火」は、幻想的だ。

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「ブルターニュのアンヌ女公への礼賛」は、解説にあったように、確かにタペストリーのよう。

III. 土地に根を下ろす:ブルターニュを見つめ続けた画家たち
III-1. アンリ・リヴィエールと和訳されたブルターニュ
リヴィエールといえば、「エッフェル塔三十六景」!富嶽三十六景にちなんで作られた作品集で、まるで浮世絵。これ、大好きなのだけど、ブルターニュを描いた版画作品もとてもよい。これもまた浮世絵だ。

III-2. モーリス・ドニと海辺のアルカディア
ドニは、ブルターニュに別荘を持っていて、家族で過ごしていたそう。

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サーモンピンクが特徴的で、明るい絵が多いが、やはり家族(ドニは大家族!)を描いた作品は、あたたかみがあっていいですね。

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「花飾りの船」は日の丸があったりちょっと日本趣味かな。

III-3. 「バンド・ノワール」と近代ブルターニュの諸相
バンド・ノワールははじめて知りましたね。
ブルターニュで活躍した、色調の暗い画家たち。

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はじめに目に入ってきたのが、シャルル・コッテ「悲嘆、海の犠牲者」。海難事故で亡くなった人を悼む絵と言うことだけど、これはキリストですね。ピエタ。
「行列」沈んだ感じ。
ジュリアン・シモンは少し明るめ。コッテより好きかも。

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「庭の集い」「ブルターニュの祭り」。太陽の光が感じられる。「婚礼」もいいな。
それよりもっと気に入ったのが、ドーシェ。松を多く描いているらしい。

IV. 日本発、パリ経由、ブルターニュ行:日本出身画家たちのまなざし
日本人の画家もブルターニュを訪れている。

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黒田清輝の「ブレハの少女」はアーティゾンでいつも見る絵だけれど、これブルターニュだったんですね。

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久米桂一郎 「林檎拾い」。これは印象派かな。黒田清輝と一緒にコランに学んだそう。
リンゴつながりでは金山平三「林檎の木の下」。これはシードルになるのかしら?
ちょっとツボったのは小杉放庵「牛」。なんかおかしい。
これに限らず牛の絵が多かったけれど、牛の産地なんだろうか・・・

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「楽人と踊子」は屏風なんだけれど、ブルターニュなのにオランダ感が漂う。
山本鼎「ブルトンヌ」。この木版画はいい。
藤田嗣治「十字架の見える風景」。静かな絵。
岡鹿之助「信号台」2点。点描ですね。結構好き。

今までになかった切り口の展覧会でした。
是非どうぞ。

 

2023/05/04

新宿: Plataran Resort & Restaurant 新宿 ルミネ1

国立新美術館に行ったあとの昼食。
六本木で食事しようと思っても、お店も減っているし高いし・・・
ということで最近は新宿まで戻ることにしている。

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ルミネの上に行ってみたところ、待ちがなかったので入ることに。
インドネシア料理のお店。

ナシゴレンとミーゴレン、どっちにしようか迷ったのだけど、ナシゴレンに決定!

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五目ナシゴレン定食(レモンスープとサラダつき)。
ナシゴレンというと目玉焼きがのってるイメージなのだけどこれはなし。黒ナシゴレンの方はのっていたけれど・・・
まあでもおいしい。サンバルソースをちょっとだけかけるとまたよし。
サラダはピーナッツソースをかけて。あとからくる辛さだった。

次はミーゴレンかな。

東京都新宿区西新宿1-1-5 新宿 ルミネ1 7F

2023/05/03

【ルーヴル美術館展】

art-10 【ルーヴル美術館展】 国立新美術館

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連休初日。
国立新美術館で開催中のルーヴル美術館展に行ってまいりました。
ルーヴル美術館展はしょっちゅうやってるイメージだけど、今回のテーマは「愛」。
いろいろな愛の絵がきている。

プロローグ 愛の発明
愛と言えば、エロス=キューピッド=アモル。
ということで、ブーシェの「アモルの標的」からスタート。アモルたちが険しい顔つきをしているように見えるのは気のせいだろうか・・・
アダムとエバはよく描かれるテーマだが、愛というテーマに入るのかな?夫婦、家族の愛?

Ⅰ 愛の神のもとに - 古代神話における欲望を描く
Ⅰ-1欲情 - 愛の眼差し
ヴァトー「ニンフとサテュロス」。雅びな宴の画家のヴァトーにもこうした歴史画(神話画)があったんですね。サテュロスがいたずらっぽい笑いを浮かべている。
ルイ=ジャン=フランソワ・ラグルネ「眠るアモルを見つめるプシュケ」。見てはいけないと言われたのに、ランプの火でアモルの姿を見てしまったプシュケ。この後プシュケに降りかかる難題とは・・・やはり神話の知識は必要ですね。
この絵とともにポンパドール夫人の寝室に飾られていたという「ウルカヌスに驚かされるマルスとヴィーナス」。妻ヴィーナスと軍神マルスが抱擁している場面に踏み込んでしまったウルカヌス・・・というのが飾られていた場所を思うと意味深。

Ⅰ-2暴力と魔力
意中の女性を連れ去ろうとする男性・・・パン、ケンタウロスなど。こうした劇的な場面を描くというのは、筋肉の動きとか体の躍動を描くための手段だったのかも。
ミニャールの「パンとシュリンクス」はやや劇画調で、おもしろい。葦に変身しようとしているシュリンクスだけど、葦には見えないような?隅でアモルが(愛の)炎を消そうとしていたりと寓意に満ちた作品。
ドメニキーノ「リナルドとアルミーダ」。魔女アルミーダの魔法にかけられ、濃いに落ちてしまった十字軍の王子リナルド。リナルドのとろんとした表情。いつ魔法はとけるやら・・・

Ⅰ-3死が二人を分かつまで - 恋人たちの結末
ブーシェ「プシュケとアモルの結婚」。めでたしめでたしだけど、ヴィーナスだけは気に入らなくてそっぽを向くという・・・
16世紀後半にヴェネツィアで活躍した画家「アドニスの死」。イノシシに殺された美少年アドニスの死を知って気絶するヴィーナス。ドラマティックな絵だ。
ブラメール「ピュラモスとティスベの遺骸を発見した両親たち」。ロミオとジュリエットの原型となる物語がローマ神話にあったんですね。

Ⅰ-4愛の勝利
アモルの絵のコーナー。
シュウールのアモルの誕生から成長するまでの連作がおもしろい。

Ⅱ キリスト教の神のもとに
Ⅱ-1「ローマの慈愛」からキリスト教の慈愛へ
シャルル・メラン「《ローマの慈愛》、または《キモンとペロ》」。死刑を宣告された獄中の父にひそかに母乳を与える娘・・・というのは有名な古代ローマのお話だけれど、微妙な気持ちになるなあ。
隣にあったのがスパーダ「放蕩息子の帰還」。これも苦手な主題だ・・・

Ⅱ-2孝心・親子愛 - 聖家族にみる模範
これも愛というテーマなんですかねぇ。
サッソフェラート「眠る幼子イエス」。単に美しいなあと思う。母の愛だろうか。
聖家族の絵など、宗教画という範疇でいいのでは・・・

Ⅱ-3犠牲に至る愛 - キリストの犠牲と聖人の殉教
ロッシの「聖アガタの殉教」はまさに切られようとしているところを描かれていてつらい・・・
ヌヴォローネ「聖女の殉教」。この聖女は誰なんだろう?

Ⅱ-4法悦に至る神への愛 - マグダラのマリアの官能的・精神的な愛
マグダラのマリアもよく描かれる主題。改悛の場面を描いた絵なので、それほど官能的な場面じゃないと思うけど・・・

Ⅲ 人間のもとに - 誘惑の時代

Ⅲ-1室内と酒場 - オランダ絵画における愛の悦びと駆け引き
現実世界の人間の愛へと移る。
このパートは風俗画ですね。
スウェールツ「若者と取り持ち女」。はじらうような表情の若者と、百戦錬磨の取り持ち女の取り合わせがおもしろい。
テニールス(子)「内緒話の盗み聞き」。上からカップルの会話を盗み聞きする老婆。気づかないカップル・・・というおかしみ。
ホストラーテン「部屋履き」。一瞬、ハンマースホイのような絵かと思ったのだけど、脱ぎ捨てられた部屋履き、ささったままの鍵など、意味深だ。

Ⅲ-2優雅な牧歌的恋愛 - フランス流の誘惑のゲーム
ランクレ、パテル、フラゴナール・・・ロココですね~
優雅なんだけど、どこか退廃的な雰囲気も漂う。

Ⅲ-3エロティシズム - 《かんぬき》をめぐって
この展覧会の目玉、フラゴナール「かんぬき」。解釈はいろいろとありそうだけど・・・ただならぬ雰囲気。愛ではない気がするんだけど・・・
ブーシェ「褐色の髪のオダリスク」。エロティックですねぇ。顔に比してお尻が大きいような・・・

Ⅲ-4夫婦の幸福の演出
ゲインズバラ「庭園での語らい」。
このカテゴリーの絵なのかな?男性は熱心に話しかけているけれど、女性は違う方を見て、早く行ってくれないかしらと思っているように見えるのだけど。

Ⅲ-5結婚の絆か、愛の絆か?
ボティニエ「イタリアの婚姻契約」。いろいろな人物が交錯して面白い。男性はじっと婚約者を見つめ、女性は目を伏せている。娘の手を握る母親の後ろには、召使いに目がいく父親、そしてその召使いは何かをにらんでいる・・・

Ⅳ 19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇
この部屋は撮影OKでした。
Ⅳ-1アモルとプシュケ

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フランソワ・ジェラール「アモルとプシュケ」または「アモルの最初のキスを受けるプシュケ」。そっとキスするプシュケと、アモルの存在に気づいていないかのようなプシュケ。初々しい。ハッピーな絵だけれど、この後いろいろな試練が・・・この絵は今回イチオシ。

Ⅳ-2ロマン主義における男性の情熱

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トリオゾン「エンデュミオンの眠り」。セレーネーの願い通りゼウスに永遠の眠りにつかされたエンデュミオン。美しいけれど悲しい。

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ロード=マリー・デュビュッフ「アポロンとキュパリッソス」。まぶしい!

Ⅳ-3死に至る愛

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アリ・シェフェール 「ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊」。夫の弟と恋に落ち、夫に殺されて地獄をさまよう二人。なんとも悲しい絵なのだけど、ダンテたちの目が冷たい・・・
シャセリオーは2作あったけれど、あまり印象に残らず・・・

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ラストはドラクロワ「アビドスの花嫁」。やっぱりドラクロワはドラマチックに描くなあ。

是非どうぞ。

2023/05/02

サッポロ ヱビス サマーエール

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ヱビスの派生品が発売されたので早速購入。
缶が水色で、夏っぽいというか爽やかな感じですね。

注いでみると、やや薄めの色。
飲んでみると、飲み口がとっても爽やか。
なんでも、白ワインのような香りのホップ、ネルソンソーヴィンと、オレンジのような香りのホップ、マンダリーナバーバリアを使用とのことだけど、白ワインっぽいというのはなんかわかる気がする(オレンジはそれほど感じず)。
爽やかなのだけど、薄いというわけではなくて、しっかりコクのあるビール。

通常のヱビスとは全然違うけれどこれもまたよし!

 

2023/05/01

【アルフォンス・ミュシャ展】

art-9 【アルフォンス・ミュシャ展】 八王子市夢美術館

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八王子市夢美術館で開催中のミュシャ展に行って参りました。
ミュシャ展は時々やっているけれど、国立新美術館のミュシャ展以来かな・・・と思ったらその後、Bunkamuraザ・ミュージアムでも、みんなのミュシャ展(ミュシャとその影響を受けたアーティストの作品を紹介)というのも見ていました・・・

今回の展覧会は、全作品、撮影可。

第1章 パリ時代の魅力的なポスター
ミュシャというとまず思い出されるのは、ジスモンダ。
今回、アメリカンツアー版とシアター・ルネサンス版があったのだけど、微妙に違うんですね。
ミュシャはこのポスターをきっかけに売れっ子になり、様々なデザインの依頼が殺到する。
商品を紹介するポスターやパッケージなどがいいんですね。

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たばこ、ビスケット、チョコレート、ビール、ワイン・・・
これはデザインに惹かれて買っちゃうよね。


第2章 くらしを彩る装飾パネル
室内に飾るための作品をリトグラフで制作、誰でも気軽に買える装飾パネルによりミュシャの人気はさらに高まっていく。

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いろいろなテーマで・・・四季とか、花、時間、星など2~4枚セットで作られている。
曲線を多用、細かい装飾で優美な感じ。なんとなくウィリアム・モリスにも通じるような・・・
お花のシリーズも華やかでいいんだけど、星のシリーズの神秘的な感じもよい。四季のシリーズは季節のうつろいがよく表現されている。
今回ちょっと注目したのが女性がつけている髪飾り。キラキラしている。

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絵はがきのシリーズは、売れたでしょうねぇ。欲しい!

第3章 装飾資料集、装飾人物集

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デザインを学ぶ学生などのバイブル的存在だったという装飾資料集。
言ってみれば、北斎漫画などの手本本みたいなものだろうか。こういうの見るの好きなので、楽しい。
ミュシャが自身が通っていたパリの美術学校に講師として迎えられた際に、教本として作ったのだそうだ。

第4章 挿絵の魅力

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ミュシャはパリ留学中、援助が打ち切られ、生活費を稼ぐために挿絵を描いた。
挿絵もいいのだけど、雑誌の表紙がいいですね。その後のポスターや装飾パネルにつながる感じ。

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舞台衣装なども手がけたようだが、「イザナミとサクマ」ってどんな舞台???サクマがわからない笑

第5章 くらしの中で愛されるミュシャ

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このカレンダー欲しい!これなら毎年使えるし。

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そして、メニューもおしゃれ!こんなメニューだったら絶対持ち帰る!

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お菓子のラベル、紅茶缶、モエ・エ・シャンドンのパッケージ缶、これもジャケ買いしちゃいそう。
そうそう、ミュシャは文字もおしゃれなんですよね。

第6章 ミュシャとアメリカ
ミュシャは祖国チェコで制作しようとしてたスラヴ叙事詩の資金の調達にアメリカに何度も渡っている。

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雑誌の表紙もてがけているのだが(ハースト・インターナショナル)、それまでの装飾性が薄まり、スラヴ叙事詩につながるような画風になっている。

第7章 わが祖国チェコ
チェコに戻ったミュシャは、切手、紙幣、国章などのデザインをほとんど無償で引き受けている。

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ポスターも、それまでの画風と少々異なり、色はくっきり、人物の表情も強い意志が感じられる。
スラヴ叙情詩はパネル展示だったが、やはりミュシャはこうした作品を描きたかったのだろうなあと。

はじめて見た作品も多く、楽しめた展覧会でした。
是非どうぞ。

 

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