若竹七海『不穏な眠り』
本日の本
book-5 『不穏な眠り』 若竹七海著 文春文庫
STORY:相続した家で、いつの間にか居座った女の知人を探して欲しいと頼まれた女性探偵葉村晶。その家に訪ねていくと・・・表題作他3編。
☆☆☆初葉村シリーズ。
若竹さんの作品では葉﨑シリーズが大好き。
葉村シリーズははじめてだったのだった。
これは7作目の短編集。入口をしてはよかったと思う。
なじみの吉祥寺が舞台だし、古本屋の店員にして探偵というシチュエーションだし。
本屋とか古本屋設定は大好きなので。
葉村探偵はタフで不運な探偵だそうだけれど、確かに!!
まじめで仕事はきっちりこなすのに、なぜか不運。けがはするし、殺されそうになるし・・・
そして、このシリーズ全部がそうかわからないけれど、読後感は決してよくはなくて、最後にぞぞっとする展開。
ハッピーエンドでは決してないんですね。
ホントはハッピーエンドがよいのだけど、こういう苦い終わり方もありかな。
他のも是非読んでみたいですね。
« キリン スプリングバレー サマークラフトエール <香> | トップページ | シャトー・バロン・ド・レピネ »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ロバート・B・パーカー『ゴッドウルフの行方』 (2024.10.01)
- 有栖川有栖『月光ゲーム Yの悲劇’88』(2024.09.05)
- ブルース・アレグザンダー『グッドホープ邸の殺人』(2024.08.26)
- E・S・ガードナー『偽証するオウム』 (2024.07.13)
- ダシール・ハメット『ガラスの鍵』 (2024.06.22)
コメント