エリー・グリフィス『見知らぬ人』
本日の本
book-9 『見知らぬ人』 エリー・グリフィス著 創元推理文庫
STORY:クレアが勤める学校は、ヴィクトリア朝時代の作家ホランドの邸宅。ある日同僚で親友である教師が殺されてしまう。遺体のそばには「地獄はからだ」というメモが。これはホランドの小説に出てくるフレーズだった。
☆☆☆イギリスミステリー。
イギリスのミステリーらしく、古風な感じではじまる。
が、舞台は現代。
お話は現代的で、でも、昔の怪奇小説が挟み込まれたりしていて、ゴシックホラーの趣もある。
このあたり、進め方がうまい。
語り手は主人公クレア、事件の捜査にあたるインド系の女性刑事、そしてクレアの娘。
視点が変わるのもあって、いろいろな伏線を見逃してしまい・・・
あとから思うとああそうだなというところもあったのだけれど、意外な犯人でびっくり!
中盤まではなかなか読み進められなかったけれど、その後は一気。いや怖かった。
おもしろかったです。
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