【世界遺産 大シルクロード展】
art-31 【世界遺産 大シルクロード展】 東京富士美術館
大シルクロード展に行って参りました。
シルクロードというと、子どもの頃にNHKの番組を見ていて、行ってみたいなあと思ったのだけれど、実現はしていないのである(今後も無理でしょう)。なんかロマンを感じるんですね。
今回の展覧会には、中国国内の27の文化・博物館のコレクション240点が出展され、そのうち45点は一級文物(日本における国宝にあたる)とのことだ。
第1章 民族往来の舞台~胡人の活動とオアシスの遺宝~
胡人とは北方や西方の騎馬遊牧民のこと。
「瑪瑙象嵌杯」「瑪瑙象嵌壼」きらきらと輝いてゴージャス。
「切子杯」は日本における切子にちょっと似ている。
「半人半馬および武人像壁掛」ギリシャ文化が伝わったものだろうか。
「草花文綴織靴」きれいな靴ですね。こんなきれいな状態で残っているが驚きだ。「唐花文錦鞋」は正倉院に似たようなものがあるということだから、影響を与えてるわけですね。
「鈴」4世紀の頃からあったとは。装飾品なんだろうか。
「碁盤」や「双六盤」古くからの遊びだったんですね。
「胡桃」作られたものかと思いきや、本物の胡桃。このあたりでは胡桃が自生していなくて珍しかったので埋葬されたものらしい。
第2章 東西文明の融合~響き合う漢と胡の輝き~
漢の武帝の時に東西の交通路が開かれ、大都市の長安や洛陽を中心に西方の文化が入ってくる。唐時代には中国に居住する胡人も増え、異国風の装いや美術、音楽が流行した。
「車馬儀仗隊」漢時代の墓から出土したもの。動きもあって迫力満点だ。
「鳳首杯」実際に使ってたかどうかわからないけれど、ワインを入れそうな杯。三彩釉がきれい。取っ手が鳳凰に。
「女子俑」これも三彩をかけている。曲線が美しい。
やはり三彩といえば「駱駝」昔、ちっちゃな置物を中国で買ったっけ・・・
「六花形脚付杯」これまた美しい!線刻のこまかいこと!狩りの様子や、花鳥などがびっしりと描かれている。
第3章 仏教東漸の遥かな旅~眠りから覚めた経典と祈りの造形~
経典は読んでもわからないので、字がきれいだなあという感想しかないのが残念だが・・・笑
仏教美術は結構好きだったりする。
貴重な壁画実物の他、模写もあって、これ本物見たら迫力あるだろうなあと。
仏像はやはり日本のものとは違いますね。
「菩薩座像」など、腰のくびれがすごすぎる!!
一番気に入ったのは、「四面造像碑」釈迦が愛馬と別れる図他、4面すべてに彫刻がされているのだが、ドラマ性があってなかなかよい。
出口に大きな駱駝の剥製がありました。
敦煌莫高窟の再現。
※この展覧会はすでに終了しています。
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