レイフ・GW・ペーション『許されざる者』
本日の本
book-23 『許されざる者』 レイフ・GW・ペーション著 創元推理文庫
STORY:国家犯罪捜査局の元長官ヨハンソンは脳梗塞で倒れる。主治医から、牧師だった父親が25年前の未解決殺人事件の犯人について聞いていたと聞くが、すでに時効となっていた・・・
☆☆☆☆スウェーデンミステリ。
北欧ミステリは大好きなのだけど、久々かも?
はじめからぐっと引き込まれる。
主人公のヨハンソンは不摂生?がたたって脳梗塞で倒れ、命はとりとめたものの、麻痺が残ってしまう。
主治医が持ち込んだ過去の未解決事件にのめり込んでいくヨハンソン。
何しろ、主人公は最初は体も自由に動かせないわけで、一種の安楽椅子探偵なんですね。このジャンルも好き。
昔の部下たち、同僚を使って事件を洗い直すのだが、個性的なキャラがそろっている。
それ以上に、ちょっとパンクな介護士やら、兄から送り込まれた屈強の青年がいいんですね。
というか、ヨハンソン、恵まれてるなあ。
優秀な警官だったヨハンソンは、地道に、でも確実に真相に近づき、犯人を突き止めれるものの、もはや法で裁くことはできない時効にかかってしまった事件をどうするのか・・・
きっとそうなるだろうなという結末ではあったのだけど、もう一つの結末が悲しすぎる・・・
これ、シリーズ最終作なんですね。
順番に読みたかったよ、ホント・・・
結構長尺だったけれど、一気に読みました。
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